JBCF第一戦　第三回宇都宮クリテリウム P1クラスインサイドレポート

JBCF第一戦　第三回宇都宮クリテリウム

昨年度は出だしからアタックを繰り返しスプリント賞を獲得した宇都宮クリテリウム。

冬の平地系のオ太レの結果が如実に出る。
昨年のこの時期のレースを見返してみれば、優勝か表彰台だった。
そして今年のオ太レの結果は…。
行田1戦優勝
行田2~4戦は逃げ切るためアタックしまくるが逃げスペシャリストとしてブレイクスルー出来ず先頭集団ゴール
高石杯・aaca1-1最下位完走
逃げ切れる男になるようスプリントを捨てた動きをしていたとはいえ、まともな結果が伴っていなかった。
だからこそ、今年の宇都宮は皿屋さんが勝てるよう一点集中して挑もうと考えていた。

【土曜日】
前日は雨で2度寝
飲み会週間で総計10時間ぐらい呑み込んだ。
そのアルコールをデトックスするべ午後から軽くローラーして流す。
夕方になると翌日暴れるイナーメ戦士、皿屋さん、福留さんを迎えに駅へ。
食べて、飲んで、話して、見て宴はなんやかんや夜遅くまで続くのであった。

【日曜日】
朝5時発、8時着。会場は早くも観客がたくさん。
今年のイナーメウェアはサンボルトから供給を受け走ります！
というかわけで皆でパシャり
(Photo by 井津ちゃん)

福留さん、大東さん、龍太郎、北野、皿屋さん、高岡さん、山下、岩月さん
これがみんなで写る最後の写真となった…（フラグ）

・予選5周　2組
メンバー：皿屋さん、岩月さん、福留さん、北野
作戦：各自ばらけて走り落車全滅リスク回避
予選だし特に動かず、集団の走り方を確認。危ない人の後ろは避ける。
180°コーナーはイン側は踏み直しまで時間がかかりダメ、アウト側が楽だと実感。
のんびり集団を泳いであがるも最終カーブで前走者がふらつき、前輪と後輪をぶつけながら曲がり切りそのままなだれ込みゴール。
結果：40位
皿屋さんも49位で通過、せ～ふ。
疲れもなく良いアップになった。

決勝までの間に売店巡りしたりしたものの、思ったほど時間がなく買ったものは全てチームメイトらの胃袋へ消えてしまった。

宇都宮は13000人の観客が詰めかけた会場、ポディウムも常に人だかりだ。
なんだかんだ毎年宇都宮のポディウムには登っている。
2014年E2 2位
2015年P1 スプリント賞
2016年の今年はポディウムサインがあるため壇上へ。

(Photo by JBCF)
今年はまたの機会に上りたい。

・決勝20周
メンバー：皿屋さん、龍太郎、高岡さん、北野
作戦：皿屋さんを勝たせよう！　
ロードレースは逆算のスポーツ。
20周でスプリントを勝つためには15周回で集まり、ラスト2周まで一人が犠牲になり前をキープ。
最後のホームで先頭をキープし、最終カーブ前で先頭で皿屋さんを発射する。
去年のように動き回らず、そのチャンスを生むために私は脚を残さなくてはならない。

f:id:Assalitore:20160325121540j:image

というわけでコース幅が広く、カーブ難易度が低いこのコースだと、最前列か最後尾が楽だしリスクが少ない。
チームで前を引くこともできないので後方待機を選択。
昨年みたくアタックしまくっていた時と比べ楽なことこの上ない。
観戦していた雄二さんからも「余裕そうだったね」とレース後いわれるくらい。
より脚を使わないためには演技もできないとなと駄目だな。
最後に動けるよう補給も怠らない。

逃げは早い段階から気付いていたが最終的に詰めれれば佳い。

UKYOが中盤引き出したが早さはない。
15周目に入り、脚をため続け辛い局面は一度もなく迎えた終盤残り5周。
さあそろそろ上がろうとポジションを上げだすとサドルから変な音が…
今まで一度も緩まなかったサドルが突然緩み出す・・・・！まじかぁ。
残り5周なのでニュートラルも使えず、近くにいた龍太郎・皿屋さんに伝える。
「サドルが緩んで外れそう、引き上げる役はやる！」
皿屋さんの横に上がり「着いてきてください！」と伝えるが皿屋さん辛そう。
毎周前にあげようとするが離れてしまう。
17周目に龍太郎・北野・皿屋さんラインが出来たが龍太郎上げに皿屋さんが離れてしまう。
皿屋さんの競輪仕様で体重が増えて繰り返しインターバルはつらいか。
ここで龍太郎にシフト。
自分のサドルはもう腰を固定できないぐらい緩んでる。サドルが落ちたら落車がおきてしまう。
脚は余っている、役目を果たしたいが落車を引き起こしちゃあ元も子もない。葛藤するがせめて龍太郎だけでも。
19周目龍太郎をおもいっきり引き上げてUKYO、マトリックストレインの後ろを取る。
しかし、第2コーナーでブリッツエンの選手がイン切りしてきて後輪で前輪を刈り取られそうになる。
前輪のリムを後輪にカンカンとすらせながら体重移動でなんとか曲がりきる。死ぬかと思った。後ろには龍太郎がいるのだ。
こけられない。
しかし、この動作で完全にサドルが外れかけるのであとは龍太郎に行けと促して集団から離脱した。
あとはサドルを支えながら走り、コミッセールにニュートラル使えない？と聞くけどまあ当然不可。
サドルがほんとに落ちてしまったので拾いに行きリタイア。

（Photo by Sakai）
f:id:Assalitore:20160325121342j:image
イナーメとしては位置取りでチーププレーできず、いい結果を残せなかった。
自分も脚を残したままこのようなふがいない結果に慙愧の念に堪えない。
今後はレース前にシートポストは必ず増す締めしよう。