第2回 JBCF まえばしクリテリウム2017 P1クラス インサイドレポート
前橋クリテリウム2017 P1クラス インサイドレポート
群馬県の県庁所在地で行わる第2回前橋クリテリウム
県庁前でレースとあって都市型クリテリウムである。
・準備
先週(月曜だから今週)はしもふさ優勝
水曜夜に行われる練習会でも逃げ切り
調子は良い。
調子が落ちないのは、日々常飲するニッスイ スポーツEPAのお陰だろうか。
少なくとも朝に弱い自分でも目覚めはすごくよくなった。
金曜夜、大会前日は大学の自転車部先輩、水野元主将宅にお世話になるため群馬へ向かう。
帰宅ラッシュの高崎線各駅停車で2時間揺られる。
熊谷を抜けてもけっこう人が乗っていてびっくり。
駅弁を買ったものの、各駅停車じゃ食べれなくがっかり。
大先輩水野さんに駅で拾ってもらい、遅い夕食を済ませ、世界戦を見終えて就寝
何かを続けていると繋がった人たちとまた会えるの無上の喜びである。
朝食も美味しく頂き、10時頃に会場in
合う人々に「どうしたの!?こんなに早く!」みたいに驚かれる。
試走時間にEIQASのタイガらと回る、特に去年とコース変更もなく印象も変わらず。
・アップ
戻ってきた後は軽くミノウラ FG-220でアップ
駐車場が立て込んでいるときは小回りが利いてい良い。
監督にイナーメアップオイルを塗ってもらう。
今回は走ると汗ばむので「Summer」をチョイス。
脚から腰まで揉みあげてもらう。
ローラーで刺激出来ないところに、動きを与えられるのでアップオイルは効果的だ。
・コース:3.1km x 14周(3,6,9.12周周回賞)
3kmのド平坦周回コース
スタート/ゴール後、2km先の橋末端で180°ターンが2回ある。
渋滞必須、立ち上がりに脚を削られるコース
またコース幅が狭い区間が多く、広い区間で位置シャッフル、狭い区間1列棒状が繰り返される。
・チームメイト
岩月さん
龍太郎
小山
(Photo by Mitui Itaru)
フランス返りの小山Jrは広島E2優勝、みやたクリテE1準優勝。
渡良瀬TTも出たがP1実質デビュー戦、怪我明けなので調子は分からないがどれくらい走れるのか楽しみ。
・目的
周回賞の奪取
・作戦
当日は朝からポイント賞を取りに行くと宣言。
作戦は展開次第だが、前に位置取るのが楽なコース
1周目には前に上がり動くのがよい、先手必勝だ。
・レース
パレードなく、スタート地点に集合。
左端集団下段ほど。少し出遅れた。
(Photo by Mitui Itaru)
一周目、スタートダッシュ。180°コーナーまでに上がれるだけ上がっておく。
1~2周目は皆元気、凄まじい被せあいで危険が危ない。実際コワイ!
先頭付近は奪い合い・ペースアップが永遠のように感じるがまだ2周しかたっていない。
(Photo by Mitui Itaru)
しかし、マトリックスがペースを作り出すと、先頭の被せあいも落ち着いてくる。
(Photo by Kanako Sotome-san)
3周に入り、橋区間の折り返しで先頭に飛び出した。
ブラーゼン岸、シマノ入部さんも周回賞に色気をみせていて3人飛び出す形に。
21 入部 正太朗 シマノレーシング
— J_PROTOUR (@J_PROTOUR) 2017年9月23日
52 岸 崇仁 那須ブラーゼン
91 北野 普識 イナーメ信濃山形
橋の折り返しで3名がアタックした。
3/14
しかし、メイン集団に3人呑み込まれる。私はそのまま下がってしまい敢え無く撃沈
岸は抵抗し続けた模様で周回賞まであと一歩に迫ったようだがシマノ小山貴大選手に取られた模様。
5周目、動いた疲労で休んでいると、逃げが出きてしまった。
VC桐ピーさん、シマノ入部選手、ブラーゼン吉岡選手、ブリッツェン飯野選手、マトリックス安原選手、インタープロ水野おっぺい。
しまった、後でに回ってしまった。
気づいたときには既に遅し。
(Photo by Kanako Sotome-san)
集団内で次の動きを待つ…動きがない!
マトリックストレインのコントロールが開始し、完全に集団はマトリックスの掌の上。
このままではいけない…、次の周回賞で前が奪い合えば少し距離が縮まる。そこを狙おうと脚を溜める。
7周目に入るところで、少し前が近づいた。
ゴール後の180°ターンを終え、県庁へ向かうストレート。ここが終われば道が狭くなり追いづらくなる。
その区間でブリッジアタックを敢行!
91 北野 普識 イナーメ信濃山形
— J_PROTOUR (@J_PROTOUR) 2017年9月23日
がプロトンから先頭集団にブリッジをかけようと飛び出した。
7/14 pic.twitter.com/iAFeNYgSxm
(Photo by Mitui Itaru)
勢いよく飛び出し、限界までカーブに突っ込んでいった。
Jプロツアーの前橋クリテリウム、今日2位の中村龍太郎選手のカーブ進入態勢。やはり高速時は体も使って曲がらなければならないことよくわかる。 pic.twitter.com/YSWw9PmvFx
— てんげるまん (@fcbliebe1900) 2017年9月23日
(Photo by INOUE KAZUTAKA-san)
単独で抜け出し、前を追う。少し距離が縮んできたが単独になってわかる向かい風…。
狭い区間を1kmほど追いかけたが、半周ほど佐野さんの引くマトリックス集団に吸収された。
(Photo by Sakai Kensaku/ FABtroni+camera - 写真 | Facebook)
先週のしもふさでもこんな光景だったな、吸収時は土井さんに笑われる(笑)
ブリッジ成功せず、無駄足を使い消耗だけしてしまう。
このコースは失敗すると苦しい!案の定、集団後方へ下がって回復しようとするも、立ち上がりと被せられて全然回復しない。
中切れとカーブブレーキ、立ち上がりに長く踏まされるなどなど、クリテリウム後方は地獄だ。
回復しないまま、レースは後半に入る。
疲れてしまった自分にスプリントする脚はない。せめて何かしなくては。
何度となく前に上がろうとするが、位置取りを維持できない。
(Photo by Mitui Itaru)
12周目、逃げは健在だがマトリックスコントロールは盤石で集団スプリントが濃厚。
メイン集団にはイナーメ4人残っている。何かしなくては、チームである意味がない。
脚がないので橋区間で一気に前に上がり龍太郎の横に行く、
左前に位置取り龍太郎がついてくれるのを待つ。
着いたのを声と視界の隅で確認して、小山にも「つけ!」と伝える。
「前へ前へ!」龍太郎が指示に従い、加速がつき過ぎぬよう前へあがる。
マトリックス、ブラーゼンの横に並び先頭から10番手以内まで引き上げ180°ターンへはいる。
ブラーゼンと交差し、マトリックスの後ろに中切れが起きる。
ブラーゼンの先頭に「入ってくんな!!!」と叫ばれる。
それはレースだし許容できないが、中切れは申し訳なく「すんません!」と叫ぶ。
ブラーゼンの後ろに龍太郎を引き上げることは出来た。
中切れを埋めきれない自分を見て、龍太郎が私より前に入る。
そのまま狭い区間へ入り変動はないが自分は限界を迎えそう。
13周目に入り、すぐの180°コーナーで被せられるが対応しきれない。
上がってきた小山が中途半端な位置に居たので、「今あがれ!」「龍太郎のそばにいてやれ!後ろでもいい」と最後の指示を出す。
チームトレインになっているだけで一車身分距離を埋めるのだし、価値がある。
折り返し、県庁へ向かう狭い区間で中切れしそうになったので、後ろの選手が被せたタイミングで千切れた。
もう位置取りが出来なくなったし、スプリントはおろかアシストも出来ない状態だった。
流している仕事を終えた選手、何もできず引きづりまわされた選手、様々な選手が千切れているが皆ゴールに絡めなかった選手らだ。
皆で流しながらゴールを目指した。
結果:65位
ピットに戻ると嬉しい龍太郎の2位の知らせが待っていた。
逆にもう少し自分に何かできたのではないかと自問自答した。
・反省
周回賞に固執しなければ、龍太郎のアシストか自分もスプリントで何かしら出来たかもしれない。
調子は悪くなかっただけに、下手くそな走りと役立たずをしてしまい後悔が多いレースとなった。
平均時速45km/hから飛び出す脚はあるが、ブリッジするには巡航力がまだまだ足りない。
自分はインターバルが得意なので、集団下から上へいったりきたりするのだがこのコースではうまくできず無駄脚。
やはり集団前方で位置を落とさないようスキをつくない・トレインの後ろを取って維持したほうがよかった。
・逃げるなら周回賞後はやはりねらい目
レースはうまく走れなかったが久々に会えた人たちと旧交を温められたのでよき日だった
レース後、足早に失礼して自走で前橋から千葉まで帰りました。
利根川サイクリングロードから荒川サイクリングロードへジョイントして行くルートを選択。
サイクリングロードはたびたび途切れ、夜の闇のなかあんまりいいコースが走れず、すごく疲れた…。
レース含め200km走り午前様で帰宅。
仮眠して4時起きで出発
最速一組目にエントリーされリンク東北の半澤さん、竹芝齋藤さん、鵜澤さんに登りの度にポコボコにされつつ何とか165km完走
我ながらよくやったよ俺
◆次回予告
・9/29(金)ダイバーシティ東京・ビルクライム/Team Oltre
花金プレミアムフライデーに開催される都市型ビルクライム!
エンターテイメント性の高いイベントですので皆さん見に来てください。
19:30スタートです!
https://www.facebook.com/DCT.BILCLIMB/
非クライマーな私にも頂上までもつかもしれない都市型ヒルクライムイベント!
お酒を片手に観戦どうぞ