第57回JBCF西日本ロードクラシックDAY-2 JPT インサイドレポート
第57回JBCF西日本ロードクラシックDAY-2 JPT インサイドレポート
播磨中央公園特設コース 7㎞×21周回=147km
[機材/サポート]
フレーム:SPECIALIZED S-WORKS TARMAC SL7 DI2
52サイズ/カーボン/カラーランシルバーグリーン
ホイール:ROVAL RAPIDE CLX I
タイヤ :MICHELIN POWER CUP CL, 700x25mm/ 使用気圧5.6bar
ウェア :オーダーサイクルジャージ サンボルト
ソックス:R×L(アールエル)公式サイト | 靴下の製造と販売はR×L(アールエル)
シューズ:LAKE Road Shoes - キルシュベルク・オンラインストア
インソール:レーブ(Rêve Inc.)〜株式会社レーブ〜
アップオイル:イナーメ・スポーツアロマ ~ アスリートをサポート
回復食 :WAY TO GO 〜ORANGE ROAD〜 ハイ・プロテインクッキー | 前田製菓
ドリンク・プロテイン:ACTIVIKEリカバリープロテイン | ACTIVIKE(アクティバイク)
ボディケア:習志野駅 徒歩2分 - 習志野駅 IGAスポーツ整骨院
[気候]
晴れのちスコール晴れ
平均気温17.3 ℃/最低11.0 ℃/最高26.0 ℃
[ウェア]
S-RIDE TEAM 半袖ワンピース
ダイナミックメッシュインナー
アールエルソックス(R×L SOCKS)) バイクソックスTBK-300Rイナーメ信濃山形モデル
今年のサンボルトウェアをおろす、端の処理がエアロになった、フィット感も上がり間違いなく最大の抵抗である上半身の抵抗を減らしてくれている。
[食事]
朝食パスタ
間食おにぎり4個、あんぱん2個、サンドイッチ1切れ
アクティバイクリカバリープロテインをスタート1時間前に一杯(エネルギー追加)
間食おにぎりいれるボリューム・時間に反省あり
3時間前までが食事ボリュームゾーン、あとは調整的な食べ方に徹するべし
[イナーメメンバー]
塩澤 魁
北野 普識
比護 任
牧野 郁斗
吉田 壮良
島野 翔太
加藤 辰之介
小出 樹
[作戦]
掛川に続きこのコースは逃げ有利、後ろは地獄で人権なし
つまり、逃げに一人でも送り込むことが肝要
1人1人にその話をして、必ず逃げに乗る。
逃げに誰も入れなければ、全員で追走をかけ振り出しに戻すことを伝えた。
[レースレポ]
[Photo by 三井 至]
まだ総合10位で前に呼ばれる。
この位置はやる気のある血走ったメンバーがすぐ寄せてくるのでプレッシャーを感じる。
[Photo by 三井 至]
今回は初めてクリートがハマり、ローリングでも位置を落とさずリアルスタートともに前の方で打ち合いに参加できた。
動きは複数あるが決まらず、2周目に入るところでマンセボ選手が単独抜け出す。
先頭はお見合いで誰も追わず泳がされてる感じ、小出樹が上がってきてくれて、私は一旦下がる。だんだんペースが上がり3周目前にマンセボ選手を吸収する。
3周目のコーナー連続あたりで6人逃げが発生、小出が入ってるのを見て見送る。
逃げはマンセボ(マト)、トマルパ(キナン)、キアニ(FIETS)と小出らが回し他は抑えだったらしい。小出は空力良く逃げて周りを休ませぬ鬼。だいぶいい流れ。
[Photo by 三井 至]
この逃げはあっさり決まり、マトなどが主体で道塞ぎが始まりサイクリングへ移行、2分ぐらいすぐに開いた。
サイクリング中に小出樹が逃げてくれているので、チームメイトに上がってこいと指示
塩澤、牧野、島野、加藤、比護が上がってくる。
トレインを組みシマノ、愛三、マト、キナン、BSの後ろを取る。
「樹の逃げを無駄にしちゃいけないぞ」
そう伝え、逃げてもない追走するわけでもない選手は断固として入れない。
塩澤が理解し弾いてくれるし、比護が蓋をすれば無駄な小競り合いはすぐに落ち着いた。このお陰でだいぶ楽に周回を重ねることが出来た。
[Photo by 三井 至]
すると群馬グリフィンや弱虫ペダル、Bellmareから1人づつ追走の選手が選出され前に上がっていった。逃げに送り込めなかったチームだ。
しかし流石に多勢に無勢で段々コントロールは愛三、シマノが主体だ。
8周目60kmぐらいからシマノ、愛三が前に固まりだしペースも上がり不穏な雰囲気
これは坂突撃からの高速発射があるやつ!
「次の展開があるから、動けるように」と塩澤や牧野に伝えておく。
実際ペースアップが始まり、緩やかさは終わり。
9〜12周目と41km/hで進行、雲行きが突然悪くなり展開と相まって風雲急を告げる。
スコールと共にハイペースが敢行される!
13周回は43km/h、10分11秒NP5.2倍まで上がりきってから「はりちゅう登り」でガツンとかかった。
中切れを捌きながら390m43秒8.1倍で登りきると、集団は細切れ。
[Photo by 三井 至]
ただまだ崩壊はしていないので、無理に追わず下がりながら息を整える。
再合流をしたときには集団30名ほどになっており、イナーメも塩澤、加藤に絞られた。しかし、集団はプロチームばがりで層が厚い。
愛三さんさっきまであんなに引いてましたよね?ビックリスペクトですよ、こいつは。
ペースが落ち着くとスコールのような雨も落ち着いてきて晴れる。雨は痛かったが今度は晴れて水しぶきと逆光。ほんとオールウェザースポーツの辛さを身に沁みて味わう。
[Photo by 豊田 華奈]
ほどなくして小出ら逃げ6人を吸収した。
小出に労いの言葉をかけようと思ったが先頭交代に入り、ペースアップを企てだしそれどころではない!マグロか。
一旦休まった先頭集団からペースアップやアタック合戦が始まる。
ここからは自分も主体的にブリッジしていく。
コーナーの多いコース前半は踏みどころ少なく、あまり動きないので回復ポイント。
と思いきや、逃げの動きが起こったので塩澤に埋めてもらう。
後半の道が開けてスタートラインと交差する区間はアタックが頻発する。2~3度アタックに反応し、少し抜け出すが後ろも追ってきてすぐ吸収される。
18周目まで小出は前でずっとペースを作り、はりちゅう坂も皆嫌がる登りだしを先頭で入っていく一騎当千の活躍。逃げていた選手の走りではない。
ここまで走りを見せられて、自分が応えなくてはと心を鼓舞される。
本当のアシストは一緒に走るチームメイトに覚悟を与える。
残り2周、小出が力尽きイナーメは塩澤と私の二人。
坂で岩田聖矢(弱虫ペダル)選手がペースアップしたり、道が広がったところで小山貴大(群馬グリフィン)がアタックなどしておりチームメイトはほぼいないのに動けている。
強い。
これらの動きは全て封じられ集団は最終的に28人になった。
ここからはマンセボ選手が先頭固定となり最速ではないが遅くもない一定ペースとなる。この逃げていて選手たちの仕事量おかしくない?
[Photo by 三井 至]
そのまま大きな動きはなく、最後の坂へ向かっていく。
既にこの天気とコース、展開で皆疲弊しきり集団スプリントの雰囲気
最後の坂はチームトレインで愛三、シマノ、マト、キナンが飛び込んでいく!!
しかし、皆脚が限界で頂上に向けて抜きんでる者なし
牽制のようにクリアして、その後の下り基調で前に出…られない!
ぐあ、坂をクリアした順でゴールへ流れ込んだ。
スプリントえぐい!!!! pic.twitter.com/4YPj34QTdg
— 雅@早く自転車組みたい人 (@masato__007) April 16, 2023
スプリント出来ていたのでは先頭3人ぐらいだったか…
優勝岡本勝哉(BS)選手
アシストもなく、同じような単騎で同じ位置ぐらいで坂を上りだした筈なのに。
強すぎる。
才能の差を感じる、あの苦しい登坂をして無酸素で踏める力、カンも何もかも。
届かず誰も抜けなかった自分は11位に沈んだ。
樹のMVPの活躍に答えねばならなかったのに…。
前半皆に守ってもらって、終盤は塩澤を使い、そして小出の活躍献身に答えねばならなかった。
この先頭を取れば優勝の戦いの中で、坂の頂上を取りに行かなかったことが今も慚愧に堪えない。
チームとしては終盤アシストしてくれた塩澤20位
逃げて引いての破竹の活躍の小出30位。
現在チームランキング7位、個人総合10位を薄氷の上で守っている。
自分こそがブレイクスルーしないといけない。
すぐには出来ないのは分かっているけど、まだやれることはあるはずだ。
後半戦までにそれをつかみ取ろう。
まあ、レースは終わった後は温泉部いって全てを流した♨
・滝野温泉 ぽかぽ
評価3.8/5 カルシウム・ナトリウム・塩化物泉
いわいる海水系、肌攻撃性が高い。でも泥で汚れた消毒にはもってこい。
レース後流すならここね。
前田製菓のみなさんと