ユキのアタッカーズハイ!!

イナーメ信濃山形に所属する北野普識のブログです。

第19回JBCF石川サイクルロードレース JPTインサイドレポート

朝から雨、石川の雨は生ぬるい。
過去2回逃げたことがある石川、しかし完走はない。

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雨澤毅明が単独逃げ切りでJプロツアー初優勝、男子ジュニアは角田光が優勝 - 第16回JBCF石川サイクルロードレース | cyclowired

 

今年は10年来苦しんでいる慢性的な皮膚炎が回復傾向なのでパフォーマンスが安定してきている。
この期にしっかり動いて完走したい。

 

[当日朝]

朝食はすきやでまぜのっけごはん大盛り
水分もスタート前に1Lは摂っておく
ドリンクはACTIVIKEの新作

グランフォンドウォーター」

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パラチノース入りのスポーツドリンクだ、甘すぎず理想的な配分。
夏のレースで甘ったるいと初めはよいが喉が渇き口が遠のく、結果脚吊りや水分不足に陥り酷いと熱中症になる。

今回早速試してみよう。


会場りしてまずは作戦会議

【作戦】
松井、高杉、北野、内野は完走は固いのでメイン逃げにのること
比護は下りで上記4名を前に連れて行く
荒瀧は遊軍
佐川、神村は集団待機して脚温存し最後勝負にかける。

 

我々イナーメはクラブチームで住み場所も職業も様々、チーム練習などは限られる。
しかし、その中で各々が脚を磨き、JPTを走りに来ているいかれたメンバーだ。
2021年シーズン前半戦も、段々とチームの完走率もあがってきた。
それどころかレース中盤で追走したり動けるようにもなってきている。
ただ惜しむらくは序盤逃げに乗れず、常々後手を踏んでいること。
逃げが決まるチームで追うといったレベルまでは達していない。(だからやらないのかと思うが)

そのせいで後追いで動かざる終えず、時すでに遅しの展開を繰り返していた。
強いクラブチームなら逃げに乗せるし、よしんばダメでもトレインを組んで追う、追えなくても集団内のいい位置を守っている。イナーメはこれが出来ていない。
後手ゴテの展開を解消すべく、今回の石川ロードは逃げに乗ることを強く前面に推していくことにした。

 

【レースレポート】
スタートはJPTでは初めてのスタート/ゴールライン
いつもは坂の麓までパレード走行なのよ
スタートのペースはそこまで早くない、下りに入る前の坂でペースがあが。

私も先頭に上がる。
下り中に先頭にでてアタックに便乗!

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[Photo by 第19回JBCF石川サイクルロードレース | JBCF 全日本実業団自転車競技連盟 公式サイト]

前2回の逃げのように、ササッと決めたいと思うが今回はそういかない模様。

コーナー後のアップダウンも先頭で突入するが追いつかれて、後ろからカウンター
ついていくと、行かせて蓋をしたい選手と行きたい選手で先頭ワチャワチャ
下りに入ると一列棒状の後続に全員吸収される、ここで一度集団中ほどに下がる。


私の動きでは決まらなかった。

すると比護ちゃんが作戦通り下りで飛ばして逃げてくれた。

イナーメ逃げメンバーついていきなさいよ~

比護ちゃんは作戦通り動ける、出来る男だ。

 

登り途中で吸収、石川の勝負所の坂は丁度10分で登る。

動いた後で蒸した気温と相まって体が熱い、雨が降って欲しいくらいだ。
坂ではアタックはかかるが、集団が追うから逃げれない。そのまま集団でゴールラインまでいってしまう。
ポイント周回が次周あるらしく鐘が鳴る。
そうか、これは2周目まで逃げは出来ないぞと、1周目19分台で回る。

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アタックが散発しつつもそこまで暴力的なペースでない。

しかし、先ほどのスタートアタックから、すぐ登りの引きずられて回復に努めたい。
「逃げ対応お願いします。」と松井さんやうっちーに伝える。
2周目完了に向かう坂でホセが麓からアタック!これには全員反応する。
踏まされた時間は短いが4分NP5.6倍くらいで踏まされた。

 

その登りの中腹で中切れが起きる。
神村が横に来て「いっていいですか?」と聞くので、首肯きで答える。
分裂しかけた前集団が逃げになりそうだ。様子を見つつブリッジするか迷う。

うっちーと神村が入る、しかしこのちょい分断はゴール前の平坦区間で追い付き大集団にもどる。

おいついて集団一つになるとペースダウン、登り入りのペースが速かったためだろう。
大集団とはいえ人数はリストラされ2/3くらいになっている。

ホセ先頭で周回ポイントを跨ぎ、落ち着いたペースで頂上へ向かう。
皆疲弊していた、そしてペースは落ちて周回賞もおわった。

 

そう逃げが出来そうなタイミングだった。


登りきったら下りに入る坂で、青いジャージがチラチラ逃げている。それに向かって道路右端の狭いスペースを勢いよく入部選手がアタックしていった。
針の穴を通すとはこのことか。
この逃げは決まる!直観で感じたが集団中ほどで回復に徹しており前は蓋されている中、抜け出しようようがなかった。
これが分水嶺

www.cyclowired.jp

5人逃げ成立、また出遅れてしまった…。
1~2周は19分30秒で回っていたのに、逃げ容認で3周目は23分のサイクリングに変わった。うっちーも感じ取っていたようで私同様行ける場所におらず悔しがっていた。

無念。
チームメイトを確認すると松井、高杉、北野、内野、高杉の5名残存。

いや下り中に荒瀧さんが追い付いてきて6名。

以外といるぞ?クラブチームでは圧倒的に多い、これは有利か。

しかし、そうはならないのがロードレースのむずかしいとことろ。

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 [Photo by yuki asato (@yuki_asato) | Twitter様]

雨も降りだし、様々な思惑が流されていく。

レインジェルを塗り込んでいたおかげで寒さは全くない、初めのオーバーヒートは雨対策し過ぎたせいであった。

逃げに乗せていないチームはクラブチームのみ、本来なら数を揃えるイナーメなどが引かないといけないのだが情けないながら集団を引く経験も知識もない。
せめて前に出ようと手をあげチームメイトに集まるよう伝えるが、集まらない集まれない。。。

これは集団で走る練習や知識経験を共有してないから出来ないのだ。

何度か声をかけ集団の前にチームメイトを引き上げようとするが、様々な状況で上手く行かない。

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 [Photo by yuki asato (@yuki_asato) | Twitter様]

そのまま何も出来なまま残り2周まで進んでしまい、レースが活性化
10分の登り坂の下からペースが上がり、集団後方のイナーメはより脚を使い前に喰いつかないといけない。

後ろから仕事を終えた選手や中切れ選手を掻き分けて掛かっている集団にジョイン。

集団で位置取っていないと最後方から脚を使って詰めなくてはならない。これは悪手だ。

神村と松井さんをなんとか前の集団に繋いで、私もずるりと千切れ第3集団にぶらさがる。


初めのアタックの動きから1~2周のハイペース、暑さ寒さは平等に。そして中盤前に連れて行こうとした動きで少ない脚がさらに無くなっていた。

なんとかこのペースアップに耐えて先頭集団には松井さんと神村が残ってくれた。

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 [Photo by yuki asato (@yuki_asato) | Twitter様]

逃げの5人の第一集団、追走の第二集団20人に松井さんと神村

第三集団10人に荒瀧、内野、北野といった状況。

諦め悪く私は先頭交代に加わるが、仕事を終えたり、完走したい人と前に行きたい人で混ざってペースは速くない。
最終周の坂ではグリフィンの古田君がやる気満々でペースを上げる。
練習だと思って私も反応して、坂で3発ぐらいアタックし抜け出しを図るが吸収
6人のスプリントとなった。

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 [Photo by yuki asato (@yuki_asato) | Twitter様]

うっちーが残り400mから俺が引くとサインして漢引き、荒瀧さんもいる。
自分はここまでで足がもう厳しい、カーブ前にまだスプリント開始していない荒瀧さんへ「いけ!踏め!」と叫ぶ!
そしたらこちらを振りかえった荒瀧さん、「ゴールで振り返るなぁ!」と叫びそうだった笑
私はシエルブルーの白川君差して31位、昨日はスプリント差されたからお返しの1勝1敗だ。

 

結果:神村11位、松井22位、荒瀧29位、北野31位、内野33位、高杉42位

神村君は作戦通り、松井さんは逃げれなければ最後勝負でをといのを完遂してくれた。イナーメ的には石川は全滅もある苦手コース、過去最高の結果となった。
ただチームで走る課題は多しといった感じ。

ACTIVIKE「グランフォンドウォーター」の効果はこのタフなイナーメの完走率を見れば一目瞭然。最後まで皆もがけたのはこのドリンクのお陰。

 

【反省】

チームで揃っているのに個人任せで他チーム任せで何もできなかった。

イナーメはプライベーターの集まりだから仕方ないことはある。
だがレースにはセオリーがあり、王道があり、いい結果を出すためのチームでの走り方がある。
各々の目標を果たすのにしても、チームで動くことこそ目標を果たすのに効果的だ。

それが出来るレベルに近づきつつあるし、するべき立場になっている。

つまりチーム動く段階に来ていると思う。
勝負するためいい位置をチームで守り、後手となったら引くのも出来るようになろう。
後半の課題を見つけられたよきレースだった。

後半戦では戦術的に躍動するチームをお見せしたい。出来たら。May be。

 

次回からは夏休みを挟んで後半戦
秩父宮杯から開始かな?
夏休みの自由研究でよい結果を持ち寄ろう!

 

[機材/サポート]
フレーム:SPECIALIZED S-WORKS TARMAC SL7 DI2
52サイズ/カーボン/カラーランシルバーグリーン
ホイール:Roval Rapide CLX
タイヤ :SPECIALIZED Turbo, 700x26mm/ 使用気圧5.2bar

SPECIALIZEDコンセプトストアSBC厚木店 | ロードバイク、クロスバイク、マウンテンバイクなどの自転車専門店

サイコン:LEOMO TYPE-S

ウェア :Sunvolt S-RIDE COMPセパレートワンピース

オーダーサイクルジャージ サンボルト|オーダーウェア
グローヴ:Sunvolt S-RIDE エアログローブ(指切り)

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ソックス:アールエル ソックス R×L SOCKS
シューズ:Lake CX402 イナーメ信濃山形モデル

LAKE Road Shoes - キルシュベルク・オンラインストア

アップオイル:Igname Aroma All Seasen

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回復食 :スポーツ用クッキーWAY TO GO

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