2016年 行田クリテリウム第4戦 エリートクラス インサイドレポート
『行田クリテリウム第4戦 エリートクラス』
2013総合二位
2014総合優勝
2015の今年は1戦目貯めて貯めてスプリント優勝。
これで今年の行田の方針が決まった。
「動いて攻めて勝つ」
ただ溜めて最後だけスプリントしても練習にならない。
昨年JPT挑戦して自分に足りないのは長い登坂力・持久力・更に重いギアに頼りすぎる。
そこで冬の期間は回せるよう52×12がトップギアにする制約を課した。
【土曜日】
恒例の手賀沼練習、さささんと小林さんと意識高い系練習をする。さささん強し。
※意識高い系練習とは:先頭を引く長さで意識の高さをアピールすること。
雨が降りだしたので100kmほどで出しきり締め。
体が冷えたので手賀沼リゾートの温泉へ。
日帰り入浴:880円
レビュー:施設はキレイ、温泉は露天風呂からジャグジーまで多彩、温度が高く長湯はできないのがネック。コーヒー牛乳あり。5/10点
その後三人でおしゃんてぃ~に喫茶ランチ
手賀沼のおしゃれカフェ『リバーサイド』へ
おしゃんてぃ~とは裏腹にば1kgの印旛町役場スペシャルを食す。動けなくなり小林さんに送ってもらう。ありがとうございました。
練習して温泉して内臓連もした充実の土曜日
しかし、消化不良で夜は辛し。
【日曜日】
笑ってもないても最終戦。
朝到着と共に挨拶回り。
挨拶もをそぞろに北澤から「半澤さんとは10秒差です、向かい風でもエシュロンを組んで攻めましょう!」
今日は完走できればとか、最後のこっていたらとかそんな組み立てでレースは勝てない。
自分がやりたいことを決めでできない反省から得るものは沢山あるが、やることが曖昧なレースで得るものは少ない。
久々に燃えてきた。獅子身中の蟲なんていってごめんよ、北澤。今日の北澤は漢澤だった
流石まこっちさんに認められし男よ。
そしてイナーメの皆にそれを話してさあレーススタート。
今日は何と67人エントリー。賑わいに誘われて天岩戸のよう集まってきたのか?最終戦に最大エントリ、良いね僥倖だ!
絶好調小室さん、宿敵半さん、インハイ二位大前君、インハイ五位渡辺くん、フリーダム最速店長に佐藤さん、龍太郎や私の同期ベントス米内ちゃん、忘れちゃいけない雑賀さんなどなど。
まいど最後尾スタート。龍太郎が前にしっかり陣取っているので意識が違うなと~と回りに言われる。
でもファーストアタックするのは自分、アタックを駆けた伊豆総合高校の蠣崎君にブリッジして3人で一周半ほど逃げる。
3周目、ホームストレートで吸収されるが向かい風区間でカウンターも北澤・龍太郎がアタックで動いてくれる。
-小室さんは脚を溜めている□□□-
しかし長続きせず、4周目田んぼ区間で私がカウンターアタック、向かい風区間で吸収されるもやっしーさんがGO!二人逃げ。
残念、ホームストレートで吸収。
そのまま5周目に入るところで悠飛が近くにいたのでアタックするラインを作ってやって「もやっしーさん吸収された、カウンターいけっ!」と激。ユウヒ、仕掛けていったところ龍太郎が少し前でアタック開始…。悠飛宙ぶらりん、ごめん。
向かい風で龍太郎が吸収されたところで北澤「集団休ませたくないですね!」と言ってくるので「ガンガン行こう!俺も行く!」と答える、有言実行北澤がアタックして行く。
田んぼ区間で北澤吸収されて6周目、折角総攻撃をかけているのでホームで先頭に出て鬼引きを自らする。後ろを休ませない。龍太郎に「上げるの!?」みたいなことを言われた気がするが風が強くてよく聞こえない。(Photo by 黒森さん)
向かい風区間で更に本日4回目のアタックをかける。
-小室さんは脚を溜めている□□□□□□-
7周目にヴェントス米内君がアタック!4~5人逃げるが龍太郎が潰してくれる。
8周前後の田んぼ区間の終わり、後っからリアディレーラーに突っ込まれる。RDからスプロケに突っ込んだせいで突っ込んだ方はパンク。自分は変速不調。
ふとニュートラルを使うか迷うがこんな楽しいのにレースの流れを止めてしまうなんてとんでもない!アタック続行。
9周目も動いた気がするがよく覚えていない。
10周目北澤力尽きる。この時点で15人ほどに集団を絞ったのは君の御蔭だ。ありがとう。
ここで休ませないぞと向かい風で更にアタック、大前君にチェックされる。インハイ入賞者達にアタックを潰される週末を最近は過ごしている。
11周目更に何回目になるかわからないアタックをかける、単独で抜けだしこのままいきたい。
-小室さんは脚を溜めている□□□□□□□□□Max!-
12周目、ついぞホームで吸収される。
龍太郎・もやっしーさんが最後まで残ってくれていたのでもやっしーさんに「集団を引いて!」と頼む、龍太郎が引いていたがここは温存してもらいもやっしーさんに引っ張ってもらい先頭へ出る!
田んぼ区間前で小室さん・半さん・雑賀さんがペースを上げ前に出る、もやっしーさん千切れるがありがとう!
その流れで龍太郎の後ろに入るがイン側にフリーダムの佐藤さんが入ってきてカーブで譲らない。
チームトレインに割り込むなんて不躾だなと思いつつ、いつも引いてくれるご恩に心が引けて入れてしまった。
-小室さんは脚を溜めている!□□□□□□□□□□□Warning!-
するとそのタイミングで小室さんアタック!佐藤さんが田んぼ区間で中切れ…。
「佐藤さ~ん(涙)」
「ごめ~ん(涙)」
と二人で泣き言を言いながら自分は前を追走、龍太郎ちらちらこちらを確認して待ってくれている。
なんとか雑賀さんにホームストレートで追いつき、さあ出遅れたがスプリントだ!というとこでチェーン飛び、後輪がはねる。変則不調がスプリントで顕在化。
スプリントラインから離れ流してゴール。(photo by 三井君)
結果12位 優勝は逃げ切った小室さん。総合優勝は二勝した半澤さん。
終わった後、龍太郎に「動きすぎっ!」「勝たなきゃ意味ない!」と叱られる。
ホンマに勝たなきゃ評価されない。勝つことにこだわらなければ。
『競技』なんだから。
多く選手が自己満と虚勢で勝つ意思から逃れようと予防線を張り言い訳をし続ける。
そしてそれを認める甘やかしの疑似居心地いい空間が安穏としている。安穏としている限り何物にもなれず消えていく。
曇りなくストレートに言ってくれることに感謝やで。
最近、大場政登志にも行田クリテリウム3戦の時「負けからは何も得られない!」と言われ全日本TTチャンプらに1戦ごと叱られてる。
言い訳や逃げを用意せず、全部勝利を狙っていきたい。
そんなことを考えながら反省ライドをした。
帰っていつも応援してくれる方から頂いたバレンタインデーチョコを頂く。
おいしゅうございました、ありがとうございます。
さあて来週のイナーメは
2:27 AACA ~宇都宮開幕戦選考、名古屋決戦編~
2:28 ウィンターロード ~赤いイナズマが僕を責める 炎カラダ灼き尽くす~
以上の2本でお送りいたします。
人生最大のヘヴィーウェイトを得たこの身体で修善寺を生き残ることができるのか?
登ない豚はただの豚だ。