ユキのアタッカーズハイ!!

イナーメ信濃山形に所属する北野普識のブログです。

Jプロツアー第14戦 第54回JBCF経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ インサイドレポート

今年はコロナで軒並みレースが中止、今回行われる経産旗が国内で一番大きなレースではないだろうか。

こんな御時世でレース開催や参加も限られる中、JBCFの開催する気概は大変素晴らしくありがたいことでした。この場でも感謝いたします。

さて、そのレースレポートです。長いよ!

 

[経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップに向けた1週間の過ごし方]

大分ではクリテは不運と踊ったり、ロードは位置取りの消極性からドロップした。

それでも月曜からすぐ仕事である。社会人は非情である。

仕事から帰ってもZWIFT一日一時間だけに練習量を減らす。
でもしっかり短い中でアタックして追い込む。

 

木曜日に『IGAスポーツ整骨院』に行き伊賀先生にしっかり按摩とオイルマッサージ、電気マッサージ器のフルコースで脚を解して貰った。これで大分の疲れは完全に取れ、試合に臨める脚に仕上がった。
今年初戦の群馬での落車怪我なども伊賀先生に治して貰ったし、毎週のように練習後の異常や痛みハリを診て取ってもらっている。そのお陰で故障はしないし回復も間に合う。
競技で結果を出したい、いやスポーツをもっと楽しみたいなら頼れる先生を一人持つこと、これは本当に重要だ。

習志野駅へ行けば予約なしでもすぐ診てくれるよ!IGAスポーツ整骨院

igaspo.jimdofree.com

 

金曜日は午前に健康診断だったので午後休いただいたった。バリウム飲んで、お腹が重い。。。
経産旗まで腹に入れたバリウム排出できるか一抹の不安がある。
しかし身長が172cm/63kgに。重い、そして10年で2cm伸びてる。30年後には178㎝になるぜ

 

午後は半休を頂き群馬1戦目、2戦目で壊して修理を頼んでいたROVAL rapide CXをSBC厚木店へ取りに行く(こいつ毎回壊してんな
完璧に直っており言う事なし!

初期不良DURA-ACE RDもその場で組み直して貰い準備は整った。

www.sbcbicycle.com

 

あと気を付けたのは遠征・練習疲れを残さぬよう睡眠はしっかりとること。
いつも仕事後に練習しているから、睡眠時間を削って時間を作っている。
だが、大きな大会前は練習量を抑え回復にあてる。
「水分はどんなに摂っても摂りすぎるということはない」という谷口ジロー著の名作登山漫画『神々の山嶺』の名せりふをまねて、「睡眠はどんなに摂っても摂りすぎるということはない」と言い聞かせて眠りについた。

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 ©谷口ジロー/夢枕獏神々の山嶺

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3時に起床し佐野千尋兄さん拾って当日入りで会場イン、台風一過で高速は空いていたので予定より早く着いた。

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軽く仮眠して準備開始

 

[補給食]
7/11羊羹 x 1pc
7/11芋羊羹 x 1pc
ジェル x 4pcs
CCD+粉飴ボトル x 2pcs
結論を言うとこの量で180㎞走りきれた。
芋羊羹が食べやすい柔らかさで美味しい…これは長いレースにおいて心のオアシスとなった。

 

[アップ]
レース長いので走るアップはなし
アップオイルは20℃に達しない寒さなのでイナーメアロマはfor CXをチョイス
脚、腕、お腹を監督に塗り込んでもらう
これで寒さ対策と刺激OK、秋冬春には「For CX」か「Very Hot!!」オイルは欠かせないアイテム

www.igname.net

 

[メンバー](敬称略)
内野直也 通称うっちー 今年出るレース全完走で安定感抜群のエース
佐野千尋 通称チヒロさん、我慢強さは随一、集団の雰囲気に呑まれない実は反逆者
比護任  通称アタルちゃん、逃げも機材もいけるチーフメカニック
高杉智彰 通称高杉ニキ 元ZWIFT JAPAN Nationalチャンプ、Zwiftすると性格変わる
渡邊聡  通称ナベさん、ムードメーカーにして自撮りおじさん
荒瀧隆公、通称そろりさん チームの秘蔵っ子にして今年初レースのダークホース
岡泰誠  通称カワウソ ハマると強いハマらなくてもグルペットで強い求道者
このメンバーで今年初めて参加枠8人がちゃんと埋まった。

 

[作戦]
生き残ったメンバーで相談、クラブチームの作戦はこんなもの

 

[レースレポ―ト]
スタートセレモニー10分前に並びにいくも、既に後方だった…。
スタート前はなんだかんだ暖かくなってきた。アームウォーマーを外して復活の岩月さんへお渡し。

 

横に並んだ荒瀧さんに展開予想や最近の輪界を説明してたらスタート時刻。

初手クリートキャッチミスるが、緩やかスタートだったので事なきを得る。
特にメイン集団ペースが上がることもなく、あっさり逃げが成立。

風間(シマノ
西尾(那須ブラーゼン)
永冨(群馬グリフィン)
佐野淳哉(レバンテフジ静岡)
前田(弱虫ペダル
敬称略!5名が先行、正直この長いレースでは死に逃げだが、それでも行くのがロードレースだし、エスケープがリスペクトされる所以。イナーメは入らず。。。
こういうのにチャレンジと送りこめるのはチームとして素晴らしい、リスペクトだ。

集団はサイクリングペースになり長い弛緩と追いかけっこがはじまる。

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(photo by Takasugi wife-sama)

30/180km(5周)地点
逃げもできたのでサイクリングになるが初めはナーバスな可能性もあり、集団の前に上がり危険回避はしておく。
するとホームストレートで集団が広がるタイミングで勢いよく比護ちゃんが逃げに追走のアタック!

ちょっとざわつく集団、しかし誰もついてはいかなかった…。
だが、ええぞ。昨年E1総合優勝したものの、今年P1に慣れるのに苦労していた比護ちゃんがチャレンジまで出来るようになってきた。大分クリテでもチーム最上位だったし。
イナーメのアピールになるし、この動きはチーム的にはうれしい。
前の方で様子を伺いつつ、追いつければ万々歳だとあとは祈るのみ。

 

言った後もメイン集団は淡々と進行し、集団で走っていると7周目に前から巨体が近づいてくる。

比護ちゃん集団に吸収

「ナイスチャレンジ!(自分の)後ろ入れ!」と抜きざまに声かける。

メイン集団は広島、ブリヂストン、愛三、レオモなどが前に人を送りコントロール

とはいうがペースは緩やかで足を使って追っている感じは皆無。

集団内もサイクリング、逃げ5名との差は一時2分以上まで開いたものの、レース中盤にかけて1分30秒前後で推移。途中、トイレアタックが何回かおこるが集団自体はペースダウンもせず淡々と進み続ける。

その中9周目くらい?でマンセボ、トマ両名がいきなり集団から飛び出して集団が多いにザワつく。でも有力チームも追う雰囲気はない。
マジか逃げにジョインしちゃうなこれは…と思っていると、いつの間に集団に帰ってきていた。アレ!?

トレイアタックだった模様(笑)

 

ここらでイベントは落ち着き、周回確認を止める。

まだ20周以上残っているもの。

いかに自分のガソリン(エネルギー)を使わないで走るかプリウスチャレンジに挑戦したり、群馬のコース道が悪くなってきてるので走りやすいラインを探したり、レオモ小山小畑さんら弱虫村田と駄弁ったり。

最後は考えるもの止めて虚無る。

 

中盤高杉ニキが上がってきて話しかけられ現実に戻る。

追走を画策しているらしい、なんとも心強い

「追走いっていい?」

「良いと思います!いきたいように行くのがよいかと」

「才田と相談してくる」

結局追走の友にフラれたみたいで企画は水入りの模様、また来年の楽しみに取っておきましょう。

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(photo by Takasugi wife-sama)

90/180km(15周目)

段々距離を消化するにつれ辛そうな人たちも出てくる。
辛いからか心臓破り頂上踏み辞めて周りに埋めさせる選手も出てくる。
おじさんがやると、仕方ないおじさんやな(諦観 と思うけど・・・
プロチームがやると印象悪いぞ、これ読んでくれてる人たちは自戒して下しい。
こういうのはスキルだ技とは言わない。

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この頃、ボトル一本を飲み切る。

114/180㎞(19周目)

なんてない周回の駐車場横を抜けた左コーナーで集団中ほどで落車があった模様

少し後方から落車音、地面に擦れるようないつでもいやな音だ。

あのコーナーは落ち葉がアウトラインに溜まっていて危ないとはずっと思っていた。

横で落車を避けられたアイランかホセ選手が無線で「アベタカドロップ」と伝えている。

マジか・・・と好調なアベタカさんが抜けて残念だと個人的ファンとしては思う。そして選手としてはレースの展開に影響するだろうなと思う。

それだけ後半戦でのアベタカさんの存在感はでかかった。早い回復を祈るばかりだ。

 

120/180㎞(20周目)

ドタバタのあと、マトリックスが先頭に集まって牽引を開始、ずっと早いわけではなく心臓破りだけ早い感じ。9分台前半だったラップが8分を切ペースに変わる。

文字通り心臓破りの登りとなり止めて欲しい~とか思いつつ、集団前方でついていく。


132/180km(残り8周)
このペースアップでいつの間にか逃げを吸収していたらしい。

「もうとっくに吸収しましたよ!」
ヨネヨネに教えてもらう。。。トイレ合流だとかアタックで少し前に出たけど引き戻された人たちと勘違いしていた。無線欲しいね

今期で推しが終了し燃え尽きているらしい米谷、でもレオモはチームで纏まり動いていて、中盤集団牽引も出したりして走りはぜんぜん燃え尽きていない。

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(photo by Takasugi wife-sama)

序盤の5人逃げ吸収後、新たな逃げは4人。

橋本(ブリヂストン

中井(シマノ

佐藤遼(レバンテフジ静岡)

西尾(ブラーゼン)選手らが逃げてまたサイクリングに。

 シマノ・レバンテフジは2回も代わる代わる逃げに乗せ素晴らしい、敬服するのみ。

 

138/180km(残り7周)

ここには書けない理由で距離周回数がわからなくなり、集団中ほどに下がって佐野さんに確認

「あと何周ですか?」「S/Fまで行って残り7周だよ!」「もう!?」

結構虚無ってた時間が長かった模様、そろそろレースが始まる。

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(photo by Takasugi wife-sama) 

144/180km(残り6周)

終盤に向け、イナーメ集まりだす。

高杉ニキと荒瀧さんすぐ後ろまで来てくれた。

「荒瀧!ユキの前には入れ!」

「大丈夫ですよ、後ろについて」

自分の位置取りの方がチームメイトも走りやすいだろう。

纏まって走るイナーメ、自分の近くに高杉・荒瀧・佐野、集団後方に岡・内野5人も残っている。

折角だからチームで何かしたい。

ホームストレートの登りで荒瀧さんに展開を聞かれる。

「ここまでくれば完走は確実です。荒瀧さんスプリントは出来ます?」

「いやぁ、スプリントはちょっと」

「じゃあ、折角なんで逃げてはどうですか?完走は確実ですしチャレンジ」

ここで今年初レース、初JPTでほぼ完走しそうなうちのダークホースを使わない手はない!反応は悪くなかったので、前に引き上げる。

「ついて来て下さい、アタックできる位置に上げます」

そう言って、先頭に上がる。すると高杉さんがついてきてくれた。荒瀧さんは?あれ?

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(photo by Takasugi wife-sama)

 「ユキ前すぎる!」と言われたけど、折角位置を上げたのでそまま。

トレイン組んでるチーム、仕事するチームに間に入れば当然邪魔だしどかされる。下手すれば怒鳴られる。それは当然、入れる理由なんてないし危ないわけだ。

そんな中で前に位置どるには同じように単騎で前にいる人たちと疑似チームになること。
即席愚連隊結成である。
またトレイン組んでるチームの人が抜きたがったら気持ちよく譲ることだ。
まあつまりは邪魔者にならず、自分の位置を得られる空気読みスキルと観察眼が肝要である。
こんなこと書いておいて、怒られることはあるけど。

危険走行しているとかでなければ、レースしてるんだし気にしないと事も大事。

 

そんなスキルで集団前に居座っていると、何かきな臭さを感じる。

キナンが集まってきた。これは追走入る奴だ。

そうすると新城雄大(ダイユー)と中島選手が牽引開始!

youtu.be

シマノの選手とともに直ぐに食らいつくと集団四番手。前を吸収しないと優勝争い出来ないので、アタックに反応できるよう、自分も邪魔にならないよう先頭交代に入る。

150/180km(残り4周)
キナンの2人が引き続けて集団は一列棒状。シマノの選手はホーム登りで隊列から離れた。自分は離れず、なぜか自分のキナンのラインに入って牽引に加わる。(言っても2人の引きが長くて自分は一瞬だったが)

邪魔にならないよう先頭交代。

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(photo by Takasugi wife-sama)

 別にどかされもしないが、ホーム登り頂上で交代したとき2人のペースを乱してしまい「一気に上げすぎないで!」と中島選手に注意される、すみません…。

次は気をつけようと思ったけど、その後2人の引きは心臓破りまで続き逃げをキャッチ。凄い!

2人の仕事も終わりかと思いきや、半周以上引き続けているのに心臓破りでダンシングして更にペースを上げる中島選手!これがプロかぁ。一番の特等席でファンになった。

ダイユーと中島選手がお膳立てし、上がりきったペースの中、トマルパ選手が私の後ろから飛び出し逃げを追い抜き皆坂もがかされる。自分も最高の位置にいたお陰で先頭のほうで坂を抜けるもその後の平坦で横に広がりペースダウンしてもにょる。

後ろが続々追いついてくる。

折角これだけの仕事を2人がしたのだから攻撃を続けるべきでは?と何故か勝手に別チームの私の心に火がついている。うぉぉん、オレの心はキナンだ。


162/180km(残り3周)にはいる。

アタックはかかるが踏み止めるので集団が伸びては縮むを繰り返す先頭集団。私は集団を減らして前に行きたいのでフラストレーションが溜まるが単騎では流れを見てものにするしかない。

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(photo by Takasugi wife-sama)

 心臓破りでまたあんなに仕事したダイユーがまたアタックして行きそれに有力チームが続くが…、やはりこの周でも坂が終われば踏み止めて平坦で落ちる。後ろも続々合流。

下り中に後ろを確認すると一列棒状、自分は10番手にはいる。

もっと攻撃して人を減らし厳しい展開にしないとチャンスはない。

このきつい所で行くべき。

 ホームストレート前の登り返しで集団が凪いだ。

くだりの勢いを利用してホーム登り右端からアタックを仕掛ける!

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(photo by Shizu Furusaka)

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頂上まで無心で踏む、岩月さんら監督たちの声援が聞こえる。

しかし、下りには入るところでトマルパ選手の猛追で潰された・・・。

動画で観るとめっちゃ追走されてるやんけ、クラブチームのアタックくらい見逃してや!

ただカウンターも起こったような気もするが、そこまで暴力的な勢いはない。

疲労は感じるしスプリントへの備えている。

下りで息を整えつつ、10番手から下がらないように丁寧に下る。

心臓破りでUKYO勢が攻撃するもマトリックスはマンセポ選手がしっかり潰す。

愛三がアシストして埋めてくれるのでその流れに任せて次の周回へ。


168/180km(残り2周)

先ほどの心臓破りのあと、集団が些細ながら分裂しだす。

下りで割れつつある中で、ホームでアタックがかかる。

これは僥倖、分断ありえるならこのチャンスに攻撃すべし。

数年前、ホセ選手が同じこの場所、同じ残り2周でアタックして逃げ切った。その動きを4人ほどで追走したもののS字下りで私だけパンクしてしまい、離したメイン集団全員に抜かれた苦い記憶が蘇った。

ここで決まる可能性はある!

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 苦しい展開のなか再度アタックをかける。先頭でアタックしていた山本元喜選手に追いつき更に踏むがここでもアタックは潰された。もっと強く長く踏めないとなぁ・・・

www.cyclowired.jp

吸収後、マトリックスが下りで隊列を組みだし最終局面に向けたコントロールが始まる。


174/180km(残り1周)

完璧なコントロールの中、これはもうスプリントしかない。

自分の脚の残り具合に期待する。

下り区間で位置を上げる。広島の白川が自分と同じように単騎なのにしっかりといや、必死にマトリックスの後ろに位置どっている。その気概や素晴らしく勝手にチームメイトのように後ろの位置について気持ち支える。

その横からおれはいくおれはいくぜオーラを携えてレバンテフジ西村選手が上がってくる。その若き勢いとオーラをもってアタック、素晴らし!

マトリックスが料理するのは分かっているので一緒には行けないがその勇気蛮勇に嫉妬するぐらい迸るものがあった。もしかしてもしかするかもと思えるようなアタックだった。

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(photo by Shizu Furusaka)

だが現実は非情である。

心臓破り前か心臓破りで吸収、こちらはマトリックスが三段ロケットのように段階的にペースが上がっていく!

最後の心臓破りに入るアウターのまま重いほうにギアを上げ、下から踏み出す!

ここが際のキワ、限界で踏め!

しかし、離れていくマトリックス勢の背中。この自分の限界で踏んでいるのに離れていく感覚。

ギアを上げる、心が折れるか足が折れるか。

これを踏めなきゃ、回せなきゃ追いつけない・・・・!

しかし、思いだけでは届かず、脚も折れるのだった・・・。

背中を眺めつつ踏めなくなる、折れた心はもろく弱かった。

中腹で踏めなくなり10人近くに抜かれ先行を許す。

頂上付近でUKYO畑中選手、ブラーゼン谷選手、レオモ小山に追い抜かれ平地でついたが自分は燃えカスだった。

もう気持ちで敗戦、負けたダメだったとなっていて、まだ踏める3人にもがかれつけず4人の最後尾でゴール

あの時はただあそこで踏みきれなかった自分が悔しかった。

いや、やっと得た勝負をするチャンスだったのに、自らあきらめてしまった。

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勝負したが17位、 何も残っていないひどい表情でゴールしてテントに逃げ込んだ。

うまくやれなかった悔しさで頭がおかしくなりそうだった。

だが疲労は濃厚で、椅子に座って10分は何も出来なかった。

またこんなチャンスは訪れるのだろうか?そんなことが頭のなかを反芻していた。

 

ただ続々と帰ってくる仲間たちのやりきった表情や、賞賛をくれて少し心は落ち着いていった。確かに自分には望外の結果だったようである。

中盤の比護ちゃん追走、自分の17位、ウッチー24位や高杉さん43位、荒瀧さん、岡君も完走してイナーメとして今期最大の結果だった。

勝ったわけでもないのに気にかけてくれる人たちから走ってる最中や、終わった後に何個もメッセージを頂き大変うれしかったです。ありがとうございます。

 

[感想]

経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップin群馬180km
ラスト3周からアタックして勝負をしたものの実らず、優勝争いのかかったラスト1kmの心臓破りの坂で力負けし17位

ここ数年、アレルギー体質が悪化し日光や汗だけでも肌が痛み、練習出来ず心身共に弱っていた。
しかし、諦めきれず、皮膚科に通い病院を変え治療を行ってきた。
そのなかで皮膚科の先生に「結節性紅斑」の可能性があるので、 ナローバンドUVB治療をしましょうと提案を受けた。
いわゆる「紫外線照射治療」である。これを春先から始め、半月ほどでやっと効果が出てきて肌の状態が小康状態になった。そして練習平常的に出来るようになった。
そして伊賀先生のサポートもあり、必要な練習と回復のサイクルが良く回り今回に繋がった。
まだ自分にもやりようが、成長の余地があるのだと今回は希望を持てた。
病気の中、コロナの中どうなるか分からないが腐らず続けて来た道が間違ってなかった。
だから、もう少し続けたいと思います。

また来年も走ろうと思うので、よろしくお願いいたします。
応援、練習、サポートをしてくれる皆様のお陰で今回やっとこのレベルで走れるようになりました。ありがとうございます。

 

[機材/サポート]
フレーム:SPECIALIZED S-WORKS TARMAC SL7 DI2
52サイズ/カーボン/カラーランシルバーグリーン
ホイール:Roval Rapide CLX
タイヤ :Turbo Cotton, 320 TPI, 700x26mm/ 使用気圧6.8bar

SPECIALIZEDコンセプトストアSBC厚木店 | ロードバイク、クロスバイク、マウンテンバイクなどの自転車専門店
サイコン:LEOMO TYPE-S

ウェア :Sunvolt S-RIDE COMPセパレートワンピース

オーダーサイクルジャージ サンボルト|オーダーウェア
グローヴ:Sunvolt S-RIDE エアログローブ(指切り)

オーダーサイクルジャージ サンボルト|オーダーウェア

ソックス:アールエル ソックス R×L SOCKS
シューズ:Lake CX402 イナーメ信濃山形モデル

LAKE Road Shoes - キルシュベルク・オンラインストア

アップオイル:Igname Aroma For CX

aroma – イナーメ・スポーツアロマ

回復食 :スポーツ用クッキーWAY TO GO

store.shopping.yahoo.co.jp

 

流石に180㎞/3000mアップの疲労は色濃く、終わった後Way to GOとコーラを貪り食った。最高に美味しくしっとりしているのに芯があるクッキーはもう美味しくてとまらない。

プロテインも採れるので、補給食やアフターにも最適よ。

 

[次回]
10/17 第51回 JBCF 全日本トラックチャンピオンシップ in 境川自転車競技場 ポイント・スクラッチ
10/18 ツール・ド・はなわ2020 クラス1
出場予定です。久しぶりに勝手に2days!