ユキのアタッカーズハイ!!

イナーメ信濃山形に所属する北野普識のブログです。

第54回 JBCF 東日本ロードクラシック群馬大会 Day-1 インサイドレポート

どうも、生きてます北野です。

久々のプロトンに心湧くレース再開でした!

そのインサイドレポートをお届けいたします。
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東日本クラシックin群馬サイクルスポーツセンター
Day1 120km 6km×20周


スタートからゆっくり前に上がるf:id:Assalitore:20200726214437j:image
すぐ10人ほど逃げが出来る、3周目に心臓破りで逃げにブリッジできる距離に近づくが、ZWIFTばかりして、実そうを疎かにしていて走れなかった葛尾の反省を鑑みて自分は集団待機
15人前後の逃げができるがチームからは誰も乗ってない…


5周目さいたまディレーフとヒンカピーチームに混ざり追走の意思を見せ追うけど、私一人では力不足…任せるしかない集団待機という状況

 

 

JPTで完走しなくてもいいから逃げを追える選手、捕まって完走しなくてもよい逃げられる死兵がいる
そこがホビーレースと違う
死兵は強くないといけない、それを放てる層の厚さがチームの強さである

 

 

他チーム任せのレースだが、常にマトリックス、UKYO、ブリッツェンの後ろ位置を確保してレースを消化する
佐野さんが私の後ろに来てたので、走りやすい位置を常に確保する
すると、めっちゃ鼓舞&褒めてくる
「ユキめっちゃ助かる!」
「ユキ後ろいるから!」
「ユキ…ゆき…」


10周目にマトリックスの追走が始まり、地味に辛い速さになるが位置は下げるほどではない。


補給地点で落車があり、後輪にぶつかられたが加速して事なきを得る
「あぶねぇなぁ!」
「何かあったんです?」
「ボトル取りながら横へスライドした」
愛三の選手に教えてもらう密集陣形でボトル取るときは、取る意志を周囲に見せてハンドサインなりするべきだ

 

そのまま、残り3周でマトリックスと時々UKYOの引きは諦めが入ってきて、逃げとは2分差でサイクリングに

10周近くハイペースで引き続けたマトリックスとUKYOにはリスペクトしかない

これが出来るのがプロチームだ。

この引きでレース状況は前もペースをあげ逃げ9人、メインも30人ほどとなった。

その10位争いのメイン集団で動きが活発化したのに便乗して佐野さんとイナーメ波状アタックを開始!
ホームのぼり後の下りで佐野さんがアタックに反応
チームメイトが行ってくれたのでUKYOの選手に付いていくだけ1号橋で吸収
みな脚が止まりながら進む
私は心臓破りでアタック!
集団を一列棒状にしたものの、決定力に欠けた。
集団後尾には付き足を休める

ここは得意のスプリントで締めようと脚を回復する。


私のアタックで再度ペースの上がりきった集団が最終周に向かって下り坂を突き進む

その下り中に集団落車発生!
選手が白樺の木にぶつかり自転車が集団の中からスライドして飛んできた!
ピタゴラスイッチ落車!
私はボーリングのピン、横凪に車輪を取られ50km/h近くで空を舞い地面に叩きつけられた。

VENGEと左半身の皮膚を失うf:id:Assalitore:20200726213945j:image
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意識は問題ないが痛みで立ち上がれない。
チームメイトや審判に抱きかかえられコース外へ運んでもらう
助けて頂いた人たちの白い服が血だらけになり申し訳ない…

あと1周走れば完走、レースも佐野さんと自分しか残っていないのでゴールしなくちゃ...

そう周りに伝えるも、君の今の状態で走らせることは出来ないと審判にいわれる。

残り一周を残してリタイアとなった。

その後、レースの医療班の皆様やチームメイトに助けられた。
左足が動かせず脱げない服を切り、アドレナリン出ているうちに擦過傷傷口を治療してもらう

夜戦病棟さながらで、西尾くんや西谷さん、シンヤさんなど運び込まれてきて皆血を溢れさせながらうーあーと呻いており治療を受ける度に悲鳴が上がった。


救出かり付添に岡夫婦やタメさんらの献身的なサポートをしてもらい感謝感謝です。

レース後なのに、佐野さんと佐川さんに運転してもらい沼田脳神経外科循環器科病院へ

こちらはCTがあったので、ヘルメット割れてるし脳を撮って貰いました。

脳内出血等は見つからず経過確認となった。
脳外科の先生がサッカーで肉離れにも詳しく、アキレス腱伸ばしが出来ないが足首を伸ばすことができて触ると痛がることから専門外だけど肉離れと診断してくれた。
48時間のアイシングと心臓より高い位置に足をすることを進められ実践すると翌日から歩けて、3日4日目には痛みはなくなったので大変助かった。

 

佐野さんと佐川さんに付き添われながら病院を後にした。

夜遅くに宿に付き、食事

料理民宿 三枝へ

今日唯一完走してくれた佐野さんを労い殿様盛り
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ドクターストップとよく休むことを言い渡されたが、痛みで眠れぬ夜を過ごした。

day-2へ続く?