第1回 JBCF 宇都宮ロードレース P1クラス インサイドレポート』
朝6時頃起床
8時間以上睡眠…。幸せ。
眠りのチーちゃんという渾名を欲しいままにする佐野千尋さんも寝覚めが良い。
そのままホテルの朝食へ。
バラ寿司を中心に炭水化物をもりもり食べる。スタートまで4時間以上あるのでしっかり盛る盛る。
盛りすぎた!
ビンタンにて、出されたものは残さない家訓を破った龍太郎に冷ややかに見られながらご飯を残した。
バラ寿司とご飯でライスがかぶってしまった…。
デルソルホテルさん…すみません。
朝食後、チェックアウトし会場の宇都宮森林公園へ。
8時頃着だった。
スタートは12:30で時間があるので暇を持て余し遊ぶ遊ぶ。
ちーさんがフリー素材と化した。
詳しくは龍太郎ブログをチェック!
(Photo by YUMIKO ARAI-san)
応援しに来てくれたイナーメフェアリーのケイトとアキさん、ケイトの帽子に目が釘付け。
セルフワイアード
貴方の自転車は紹介してください。
(Photo by Nakamura Ryutarou)
うん、そろそろ髪を切ろう。
これが最後のFOILとの写真となろうとは…。
遊んだあと、ふと自転車をみると後輪タイヤ(CONTINENTAL GRAND PRIX SUPERSONIC 19C)のトレッドがやばい。
薄皮が見えてる...。
昨日のクリテリウムはよくこの状態であの順位は入れたなと驚かれる(恍惚)
劣った機材でいい結果出せると喜びもひとしお(自己満)
あ、もっといい機材使っておけばもっとよい順位とれるのではという忠告は不要です(先手)
そんなお金はない(スポンサー・サプライヤーのお話でした何時でもお受けしていますので、是非コメント欄に!承認しないと非表示なのでご安心ください。)
ここまで()を多用しすぎた。
話を戻して、このタイヤの使用履歴はウィンターロード+練習150km、ビンタン3days250km、aaca1-2 50km、西チャレ60km、宇都宮クリテ80km
計700km前後くらいか?
【CONTINENTAL GRAND PRIX SUPERSONIC 19C突然のレビュー】
メリット :薄さからくる軽さ=走りの軽さ、ゴムが薄い故によく変形してグリップ・乗り心地最良。
デメリット:700km前後タイヤ寿命の短さ、パンクリスクがすこぶる高い。
急ぎ岩月パパからタイヤCONTINENTAL GRAND PRIX 4000S 23Cを購入させて頂きレース前に交換。
助かりました。
その後脚にイナーメアップオイルを塗る。
「Winter」で軽く脚をあっためる。
「Breath」で気管を広げ、準備完了。
あとは設置の簡単な「MINOURA FG220 ハイブリッドローラー」
Amazon | MINOURA(ミノウラ) FG220 Hybrid Roller ハイブリッドローラー | トレーニングバイク・マシーン | スポーツ&アウトドア
軽くアップする。これは音も静かで素晴らしい。
いつの間にかパレードスタート1時間前となり、会場からパレードスタートの大谷資料館へ移動開始
置いていかれたら確実に迷子になるのでチームメイトの皆についていく。
我々出発と同時に会場入りしてきたインタープロ。
これはイナーメタイムを超越するインタープロタイムが生まれるのではないかと私は密かに期待している。
萩の道を下ると、そこはエリート選手駐車場に。
そこで湾岸サイクルユナイテッドの皆さんや練習仲間に応援してもらう。
ありがとうございます。
大谷資料館で早朝より先入りして待っていてくれた監督と合流、バナナを頂き補給食を選定。
今日は短いので20km毎に食べたとしても4つほどジェルがあれば足りるかな。
そして選手宣誓や大岩の荘厳さに圧倒される。大谷資料館は地下空間があり、それがすごいらしい。
今度レースだけではなく、観光で来てみよう。
『第1回 JBCF 宇都宮ロードレース P1クラス インサイドレポート』
場所:栃木県宇都宮市福岡町 森林公園通り
コース :82.8km (パレード6km+76.8km(6.4 km x12周))
作戦:Survive(生き残れ!)
チームで逃げ等追う力はないので、乗れれば乗る。集団スプリントなら頑張る。といった感じ。
・使用機材
フレーム:SCOTT FOIL TEAM ISSUE
コンポ :SRAM E-tap
ホイール:RUBAR SHADOW CX1 https://www.facebook.com/Achimay.RUBAR/
タイヤ :Front:CONTINENTAL GRAND PRIX SUPERSONIC 19C/Rear:CONTINENTAL GRAND PRIX 4000S 23C
タイヤ気圧:7bar
オイル :イナーメ・チェーンオイルスプレー
パレードは中程でスタート。
P1カテゴリのパレードは基本低速の位置取り争いといって差し障りない。
スタートアタック、アーリーアタックをチームオ―ダーで任されている選手らが前に上がる。
それをみて自分の位置を守りたい選手、別に動く気はないのに焦り前に行こうとする選手。
結局、集団最後尾でいいやという選手以外、熾烈な位置取り争いに巻き込まれる。
シマノやKINANが道の開けたところでスッと前にあがる、それについていくクラブチーム。
上がりたい人は低速故に無理しても入ってくるのでより怖い。
パレードなのに鶴の登りも異様に早い。
終わった後複数人より辛かったよねぇ?!辛かったよねぇ?!と同意を求められたので皆辛かった模様。
自分だけ辛かったのなら今日のレースは終了なので、レース前の身体的きついきつくないには皆神経質なのだ。
パレードが終わり、会場前で一旦停止。
一旦停止がそのまま30分?くらい。これは不法占拠なのでは?
選手たちは皆思い思いの方法で時間を潰す。軽量化、補給、駄弁るなどなど。
(Photo by Miuti Itaru https://www.facebook.com/photobyim/?fref=ts)
自分はシエルボ奈良で今年から走る新社会人、金子君とおしゃべり。
社会人1年目は仕事・社会常識を覚えなきゃならないし、定常業務をこなせるようになるのも時間がかかる。
その激動のなか、JPTで通用するレベルの練習をするのは大変だと思うが頑張って。
(経験者は大いに語る)
読者の皆様、金子君をどうぞよろしくお願いいたします。
同じ世代で大学を卒業したFITS野口(通称のぐちっち)が、P1デビューしたときP1は「JPTは毎戦がインカレだ」といった。
学連出身者はそういわれると何となくP1が想像できるのではないだろうか。
しこたま待たされ、選手全員のアップ効果が平等になくなったところでリアルスタート
1周目はそんなに早くない。
アタックは断続的にかかっているが鶴の登で回収。
2周目に入ると、萩の道へ至るアップダウンで中切れの嵐
おいおい、鶴の登りで辛い選手らが集団中程にちらちらいたみたい。
まだ元気な人も多いので人任せで中切れを埋めてもらう。
そして鶴に至るまでの平坦路でもアタックはあるが、結局鶴で吸収される。
今日もスプリント展開だなと予測して集団中程でいかに足を使わず残るかを模索する。
昨日のクリテリウム中盤動きすぎた反省が心の中ででかい。
登りスプリントはこの3ヶ月、ずっと練習してきた。
昨日の結果を鑑みてもゴールまで集団に残っていればよい結果が出せる自信がある。
だからこそ脚を溜める選択。
(Photo by Mitui Itaru 写真館(仮) - 写真 | Facebook)
3周目も中切れの嵐
前が壮大に中切れしており不安になるがインタープロの選手が萩の道に入る前の左折までに追いついてくれて一安心。
今日は脚を溜めたいのに中切れで脚を使わせられている。
エリート駐車場から応援の声が毎周毎に聞こえる。ありがとうございます、元気が出ます。
平坦路で近くに似るのは遠藤さん、ちーさん、鶴だとイノーさん、大東さん。龍太郎は前で展開している。
私は逆に後ろでいかに足を使わないか模索中。
段々鶴の登り速度が落ちてくる。
4~5周目鶴を追い切った先の左折後、一列棒状。
(Photo by Kate)
そこで自分の前走者、エルドラ―ドの選手が中切れをして交代してくれとハンドサイン。
限界まで追わずに離されだしてから先頭交代を要求してきた。
ここまで中切れの嵐によるフラストレーションと相まって
「(こんな序盤で集団から)千切れるなら埋めてから切れろよ!!!!」とつい叫んでしまった。
抜き際に「すみません…」と謝られたが、謝る余裕があるなら差を埋めてくれ!と思いながら猛追。
左折前の登りで緩んだ先頭集団に追いついた。後ろの選手からよくやったのサインか肩を叩かれる。それとも同情だろうか。
勝負がかかった展開のなかアタックがかかり千切れるのは分かる。
一列棒状の時には選手各個人に責任が発生する。
中切れは口汚い人なら罵声を浴びるかもしれない、
しかしレース後までしこりを残し個人批判されるほど問題になることはほぼない。
(その動きで分断されレース展開に影響を及ぼせば、語り草になったりはするが)
それは中切れが発生する場所にしか位置取れないのは、自己責任な部分も多分にあるからだ。
それでも中切れは万死に値すると宣言する方がおられるように、その場では当然文句を言われてしまうものだ。
自分への戒めも兼ねて、中切れはおこしてはならない。
話を戻す。今日は脚を溜めたいのにめっちゃ脚を使わさせられてる。
先頭集団に合流し、平坦で後ろを確認すると既に集団は半分程度か?
既にイナーメで残っているのは龍太郎、遠藤さん、佐野さん、自分のみ。
(大東さん、イノーさんは落車巻き込まれ太郎だったらしい…残念)
そうやって見回していたせいで、路面への目配りが疎かになっていた。
途中マンホールか段差があり、そこでハンドルに体重がかかっていたためか「ガンッ!」と衝撃音と共にハンドルが下がってしまう。
軽く下がった程度だったので事なきを得たが、PRO Vibe7ステムとPRO Carbonハンドルバーは相性が悪い。
タイ合宿や高石杯でも下がったため、カーボングリップを塗ったのにこの状況。まあ根本的にはステムが2本締めなのも要因だと思う。(2017年モデルは4本絞めに改良されている)
一旦、それを近くにいた遠藤さん・佐野さんに報告すると遠藤さんにめっちゃ心配される。
ご心配かけてすみません。
すると佐野さんがおずおずと「フロントがインナーにはいらなーい」と報告してきた。
「Oh…」
むしろそんな重たいギアでよく先頭集団に残っていますね。那須で行われた全日本の時の高岡さんの再現かな?
メカトラ集団とかしたイナーメ。何事もない遠藤さんからは苦笑しか出ない。
鶴の登りでぽろぽろ遅れる選手が続出するが自分は余裕があり、後ろがいなくなる前には軽く前に上がる。
今日も行けるかもしれない。
(Photo by Mitui Itaru 写真館(仮) - 写真 | Facebook)
6周目に入り、荻の道を下りきると大きな背中を発見、マトリックス佐野選手の後ろでぬくぬくする。
そして平坦路を終え、鶴カントリーへ向かう橋がある左折で前輪が滑る感覚!
前触れもなくパンクだ!すぐに手を挙げる。集団中程だったので後ろに追突されないよう声を出す。
レオモ才田さんが「大丈夫?」と軽く押してくれるが、クリンチャータイヤのため一瞬で空気が抜けてしまい速度が維持できない。
橋の端と自分に挟まれる位置に才田さんがいたので「いってください!」と離れる。
まだこの段階では脚を使うだろうが、復帰出来るだろうと思っていた。
先頭集団なので機材サポートを呼ぶため手を上げ続ける。先頭集団最後尾についている審判モトが来てくれる。
「パンクです!ホイール交換お願いします!」
「今、機材車いない!」
「え?サポート受けられないのですか?先頭集団なのに?」離れていく集団、怪しい雲行き、一気に焦る。
「3km先の機材ピットまで走れる?」
「走れるわけない!」
バイクはそのまま先頭集団を追っていき、置いていかれる。
へそで茶を沸かしそうだった。
思い出すだけで苦々しいがバイクを押して鶴まで走った。
(Photo by Kurokuma-san https://www.facebook.com/kensaku.sakai.1?fref=nf)
数分すると大東さんやインタープロのおっぺいがいる小集団が後ろから来た。
パンク!と叫ぶと
おっぺいに「ププププププ!」と笑いながら抜かれていった。
あの野郎!許さねぇ!
諦めきれず、さらに走る。
誰か自転車で観戦している人がいればホイールを借りようと一抹の希望を頼りにランする。
このために数か月調子を合わせて仕事と生活の合間に時間を作って用意してきたんだぞ!
好調なんだぞ!
しかし、鶴の登りに人が集まりすぎて途中のアップダウンは自転車で見に来ている人はおろか、観客すらいない。
嘆き走っているとイノーさんや兼松さん、岩月さんの引くイナーメトレインの中集団がきた。
それにも置いていかれる。
絶望しかない。
鶴の登り前まで1~2km走って辿り着く、そこで後ろから最後尾車が来てDNF宣言。
(Photo by Okamoto Kouji-san)
勝負の関係ない3集団などで遅れたら仕方ないが、先頭集団にいてもパンクサポートを受けられないのは何のための機材サポートカーなのか。
実際、機材カーとバイクは何故か先頭集団より前を走っていたらしい。
JPTはサポートカーを走らせられないだから、そこはしっかりしてほしい。吉岡選手、吉田選手や、増田選手が同じタイミングでパンクしたらどうするのだろうか。
(チームメイトがホイールを差し出すだろうが)
監督にも審判にも今回の件は依頼し、改善を依頼した。
鶴の麓で落ち込んでいると観戦者の方に慰められチョコを頂いた。
どうもありがとうございました。
チームピットで残りの周を自分の走れなかった分も応援した。
11位:龍太郎、マトリックス・ブリッツエントレインの後ろに位置取りしてしっかりこの順位、エクセレント。
29位:先頭集団でしっかりゴールしてきた遠藤さん
38位:フロントが動かないチーさんもラスト1周の鶴登りで遅れたが、動いていれば…。
レース後、遠藤さんが「ユキに応援されたから最後まで踏まないといけなくて疲れたよ」
と、言って頂き全く役立たずではなかったようで少し救われた。
今日はレース後、イノーさんの落車治療をして会場をたった。
温泉部活動「宇都宮天然温泉 ベルさくらの湯」
評価:3/5
風呂の種類は多様、鉱質はそんなに特徴はないような。
しかし混んでいてちょいイモ洗い状態。
ラーメン餃子「山いち」
https://www.facebook.com/yamaichi.net/
一言、激ウマ
ラーメンはオリジナルしょうゆか塩を選ぶ、あっさりの到達点、ダシの味が自然でおいしく内臓に負担が少ない。
餃子は「こうらく」の餃子らしいがオーソドックスの到達点、肉が多くウマ味
佐野さんも大満足でまた来たい名店八犬伝。
温泉で悲しみと憤りを洗い流し、美味しいお店で心身癒された。
JBCF総合ランキング30位
今年はこの順位を上げていきたい。
次回は「BikeNavi Grand Prix 2017 第9回 幕張新都心エンデューロ」
キングオブエンデューロクラスに出場します!(3/27現在終了済)