勝手に3days stages DAY2 ツール・ド・はなわ 74kmの部 インサイドレポート
勝手に3days stages DAY2
今日はLINK東北主催、ツール・ド・はなわへ
ツール・ド・ふくしまにも組み込まれる東北のシリーズ戦プレ大会
来年度規模拡大 ツール・ド・ふくしま | 県内ニュース | 福島民報
獲得ポイントが最多だった優勝チームに賞金100万円ですってよ奥様!
来年は本気で捕りに行くためにエントリ~
さて、もてぎ280KM走った翌朝は9時間ほど目を覚まさなかった。
はなわのレーススタートが12時なので、大変助かる。
のんびり温泉宿の朝食を頂いて谷脇さん・生田目さんと車でコース試走
・コース
はなわのイメージとしてはショート石川ロード
コース幅、距離ともに石川ロードを小さく・狭くしたような印象
上り初めと頂上が8%前後と勾配がきつく、中盤は1~3%の緩い坂
トータル5~6分登る。
下りはタイトで脚を止めなくてもよいコーナーが連続する一車線道路
あらゆる勾配でのクライミング能力・カーブテクニック・パンチ力と総合力を問われる一周12~3分前後の良いコースだ。
しかも行動完全閉鎖の本物ロードレース
・作戦
逃げ有利だというの第一印象
①下りが1車線で先頭交代し難いため、追走が組織できない
②登りの勾配がキツイところが短くパンチがあればよく、緩い区間長いためパワープレイできる
ということで、今日も逃げることに・・・。
ん?昨日も逃げていたけど気にしなーい
・観光
試走してもスタートまで3時間近くあったので車で福島県矢祭周辺をドライブ
美しい山村、最高の紅葉に彩られ山が色とりどりのマフラーを巻かれているかのよう
いい場所にいい時期これてこれだけで大満足
福島の秋は美しい
今日はツール・ド・はなわ74km
— Yukinori Kitano (@YukinoriKitano) 2018年11月24日
280km走って、温泉入って泥のように寝たのでめっちゃ回復した!
今日も仕掛けるぞ~(○´ω`○) pic.twitter.com/zcbGLnhglx
1時間ほどドライブして会場へ戻り準備取り掛かる。
・アップ
会場の反対方向へ生田目さんと下る。生田目さんが途中で引き返すも自分はもう少し登りたかったので奥へ進む。10分ほど降りて上り返すと帰りに見たことない二股道が出てくる!?あれ?どっちだ?行きと帰りで印象が違う!
こういうとき駄目な方を選ぶのが迷子の原因、はい道に迷いました!
一度来た道を再度戻り、正しいほうへ、スタート5分前に域も絶え絶え何とか間に合った。
めっちゃいいアップになったので結果オーライ!
・レース動画(50kmゴールまで)
(MOVIE BY Accent accent - YouTube様)
※この動画に自分のアタックと逃げ成功まで全て収められているので是非ご覧ください。
動画を見た方はこのレポート5周目までスキップ
・レースレポート
パレード
緩い感じで並ばされらている。アップで迷子ったので最後尾で息を整える。
50KMクラスと74KMクラス混走でレーススタート、総勢70人くらい?
パレード中に道幅が広くなる区間ですいすいっと先頭にでる。
ここから写真は @Tomomi Uchidaさんの提供でお送りいたします。
この写真を見れば緊張感、統制されたスタート前の物語を語る必要はない。
1周目
先導され周回コースに入り、登り口で先導バイクが捌ける。
さあレースの始まりだ!
坂の登りへ締めが勾配8%前後ときつくはアタックはないがそこそこのペースで登る。
全行程5分ほどの坂、登り口と頂上が8%前後、それ以外は2~3%の坂だ。
急勾配が終わると2~3%まで勾配が緩くなる。
皆探りあい。
ファーストアタックしついく生きの良いのはいない。
ユル勾配を坦々と先頭交代していく。
しかし、湾岸ヅカさんらペースアップに乗じ、頂上めがけて私も…
アタック!X1回目
しかし、流石に皆元気で追いつかれる。
頂上手前が急こう配で結構きつい、数人に抜かれながら頂上クリア
でも、下りは脚を休めるには十分な長さがあるので回復専念!
その狭い下りを利用して集団も元通り
するとスルスルとLINK東北まさみつプロが逃げる。
単独だったのでさっきのアタック疲れも昨日の疲れもあり様子見
2周目
まさみつプロが捕まらない、登りに入ってもまだ見えない。
登りの中腹でやっと見えてくる。
これはチャンス、捕まえる瞬間に・・・
カウンターアタックー!!X2LINK菅野さんやリーダージャージを着るMILVO水谷選手ら4人ほどで抜け出す
しかし下り中盤で吸収~
仕方ないので追いつかれたら集団の中ほどでしっかり休む
3周目
Flecha堀江選手が登り口からスルスル単独逃げを敢行、これも誰も追わない。
「皆積極的に動こうぜ」LINK東北勢からヤジが飛ぶ
するとLINK東北の菅野さんが一人追走を始める!
無言実行でかっこいい、いいぞ。
こちらとしても利用させてもらう。
差が10秒差くらい開いてから思いっきり・・・
アタック!!!X3
菅野さんいおいつき二人で堀江選手を追った。
急勾配前で追いつくも、後続数人にも追いつかれる。
しかし後ろ組も追ってきて辛い筈
これは畳み掛けるところ、急勾配で更に・・・
アタック!!!!X4
ここで本多選手ら3人と逃げになる。
これまた下り終盤で追いつかれてしまう。
4周目
後続が追いついてきたの登り前だった。
段々とアタックしたときに後続の合流が遅くなってきているのを感じる。
坂の始まり、勾配きついところから上げ目に踏む。これでは流石にバラけない。
集団になり緩い勾配登っていく。
やはりチャンスは勾配の上がる頂上だ。
勾配が上がる頂上へ向け・・・
アタッーーク!×5
遂に決まった・・・!
5回目の正直
頂上まで集団から5~8秒差つける。
後ろを見ると、赤いジャージのエキップブレローの遠藤さんのみがぴったり着いてきてくれた!!
「集団離れました!下りも踏みましょう!」と鼓舞して長く引く
やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、
ほめてやらねば、人は動かじ。
あるいは、
やって見せて、言って聞かせて、やらせて見て、
ほめてやらねば、人は動かず。
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。
苦しいこともあるだろう。
云い度いこともあるだろう。
不満なこともあるだろう。
腹の立つこともあるだろう。
泣き度いこともあるだろう。
これらをじつとこらえてゆくのが逃げの修行である。
by山本五十六
5周目
二人なのでガンガン交代せず、一人数分引いて交代するペースで回す。
登りの勾配が緩いところはほぼ全力で全引き!ここで差を縮められるわけにはいかない。
メイン集団は既に見えない、するとバイクモトが来てくれる
「集団から20秒差!!」
逃げとしてはいいタイム差。
限界走しているわけではなくタイム差が開いていていい感じ。
そしてまだ余力がある。
ひたすら下りは最適ラインを目指し空気抵抗を減らしてひた走る。
ここで如何に効率よく速く走るかが逃げでは必要なんだ。
国道に入る前の応援を2人占めしてやる気が上がる。これも逃げの醍醐味。
6周目
遠藤さんとの阿吽の呼吸で交代している
「タイム差45秒!」
安全マージンのタイム差まで広がる。
遠藤さんはヒルクライマー体系で急勾配の登りが私より余裕を感じるし下りのラインどりも綺麗で安心感がある。。
転じてパワーなら体重がある自分があり、緩斜面の登り下りは私が得意
両者の脚質をバランスして引く量を場所を何も語らずとも調整出来るのは自転車競技の面白いところだ。
正にしかし、この遠藤さんがおしゃべり好きで
下りや登り平坦を頑張って引いた後、急勾配で交代して貰うと並走して話しかけてくる。
「後ろといいタイム差ひらきましたね!」
「ゼェゼェはひゅゼェゼェそうっすゼエゼエね!」
「昨日もてぎ走られたんですね!」
「ゼェゼェは・・・い!ゼェゼェ」
余裕がなさ過ぎて大変辛い、受けごたえもままならぬ以心伝脚。
7周目
作戦ではここで50㎞の部がいなくなり、人が減ることで追走が出来なくなるだろうと踏んでいた。
さもありなん
「タイム差30秒!」
モトの井上さんから悲しい報告が届く。
一気に15秒縮まるこれは我々が踏めなくなっているのか、後ろが動き出したからか。
まあ後者であろう。
ここで次の最終周ぬむけ足をためる。
このはなわの勝負は6分の登りなのだ。
「後続とは何秒差!?」
「確認する!」
「集団と25秒差、追走1名あり!」
先導モトの頼もしいこと野茂しいこと
「まじか・・あざーす!!」
最終周
最後の登り口で宣言タイム差20秒との連絡で絶望する
脚が昨日から280KM+60KM以上走って逃げて悲鳴を上げている。
しかし、いかねばならぬ時がある。
『遠藤さんありがとう』、そう心で呟いて
坂の登り口からファイナルアタック!!!X6回目
ダンシングで急こう配をガシガシ踏みキル!!
最終周単独独走だッ!
後ろを見ず、ただただ自分の残っている脚で空気抵抗を減らすべく下ハンドルで頂上を目指す。
脚も心臓を引きちぎれそうだ!
しかし、頂上まで逃げ切れば下りは詰められず走れる。ただそれだけを希望に一心で踏む。
そこにバイクが横に来て宣言する。
「単独!後続1名!」
真逆、遠藤さんと入れ替わり坂の終盤で天狗党斉藤選手に追いつかれる。
マジか終わった・・。
ん?しかし、追いつかれたけど斉藤選手前に出てこない、カウンターしてこない。
これは追いつくので足を使いすぎたやつ?
ファイナルアタックといったな、あれは嘘だ。
逆にこちらが再アタック!X7回目
しかし、流石に離れないけど前にも出ない。息遣いの粗さからきついのは伝わってくる。
きっと本気で頂上へアタックされたら私のガラスの心は折れるのだが・・・
そのまま二人で最後の頂上をクリア
出し尽くして逃げている私と、出し尽くして追いついてきた斉藤選手
疲れ果ててる2人なので下りは当然牽制状態
すると昨日290㎞一緒に走ったイナーメ生田目さんが追いついてきた!
おいおいおい、何が年寄りだから無理ー!っだ!(※前日のもてぎレポート参照)
さらに菅野さんらも合流!
すかさず生田目さんがカウンター!しかし、下りなのでまだつける。
そのまま追いついて先頭交代すると生田目さんか自分しか引かない、だれも前に出たがらない。
牽制しながらゴールへ向かう。
残り1KMほどで菅野さんが引き出す、それにあわせて番手は取る。
残り600Mで菅野さんをカーブ中に抜いて早がけ開始!
カーブ中に抜いたの後ろは少し離れた!このまま行くしかない、くだりを利用して最短ラインでゴールへ駆け抜け後ろに2秒差をつけて勝利!
ツールドはなわ 74km
— LinkTOHOKU (@LinkTOHOKU) 2018年11月24日
イナーメ北野選手が積極的に仕掛け
最終周回集団に追いつかれるも
粘り優勝! おめでとうございます#linktohoku #ツールドはなわ #ツールドふくしま https://t.co/TPby1Nkv4m
ほんと出し尽くして勝てたので喜びもひとしお
後続の皆にも祝われて嬉しい、ありがとうございました!
表彰式のある湯遊はなわへ行く道すら辛いくらい脚が終わってる。
でも、会場に戻ると炊き出しのけんちんうどんが振る舞われていて、冷えた体が温まる。
参加者全員に湯遊はなわの温泉無料券もついて、和太鼓演奏もあり、内田さんの美麗な写真も公開されるホスピタリティも高い素晴らしい大会。
うんうん、こういうのでいいんですよ。
公道ロードレースで温泉・炊き出し写真付きとは恐れ入った…!
ツール・ド・はなわ74km
— Yukinori Kitano (@YukinoriKitano) 2018年11月24日
優勝しました! pic.twitter.com/diiXv3bS2z
地元新聞の一面を飾りました😉#ツール・ド・はなわ#linktohoku #bianchi#ビアンさんと繋がりたい #lakeshows pic.twitter.com/cmZ6FMHfnz
— Yukinori Kitano (@YukinoriKitano) 2018年11月25日
表彰式では福島民報のインタビューもあり、ゲンゲンみたくビックマウスしてしまう。
まあでもロードレースでガンガン行って勝つのはうれしい。
チャンピオンジャージももらったよ!
来年は100万円取りに本気で行くぞ!
このブログを読んだ皆さんも奮って 福島県内公道ロードレースシリーズ戦
『ツール・ド・ふくしま』に参加しましょう!
【使用機材】
フレーム:BIANCHI OLTRE XR4
(52サイズ/CK16×ブラックグロッシー)
OLTRE XR4(FRAME)OUTLET入荷– Bianchi Store(ビアンキ・ストア)
コンポ :SHIMANO DURA-ACE 9100
ハンドル:Thomson Carbon Cyclocross Bar/420mm(D130/R75mm)
ステム :Thomson x4 Elite Stem 110mm/±10°
サドル :SanMarco ASPIDE CABON FX NARROW
ホイール:Xentis or GOKISO
ワッシャ:ナカガワサイクルワークス エンドワッシャー 刻印入り 前後セット|ワールドサイクル
タイヤ :Continental Grandprix TT 23C/ 使用気圧7.5bar
オイル :WAKOWS
クランク:Dura-Ace FC9100(52t-36t)
シューズ:LAKE CX332 チェレステモデル
マウント:REC-MOUNTS(レックマウント) Type19
サプリメント:ニッスイ Sports EPA | B's supply
補給食:アスリチューン POCKET ENERGY (ATHLETUNE)
オイル:イナーメスポーツアロマ Rein /Very Hot!!(イナーメスポーツアロマ)
サイクルコンピューター:Xplova X5 EVO or X3
逃げのともにオルトレは最適!何発行っても足への負担が少ない
エアロさも相まって最高の相棒だ!今年もありがとうな。
温泉で参加者達でレースをあーだこーだと話し合い最高の一日だった!
SHIAWASE!
2位に入った生田目さんや谷脇さんと帰りにラーメショップで大盛り注文して乾杯祝勝会して明日に備える。
明日は静岡に移動してスタジアムエンデューロinエコパ
既にDAY1 280km+ DAY2 80km=360km近く走ってる。
もう脚は残ってないよ・・・
つづく