ユキのアタッカーズハイ!!

イナーメ信濃山形に所属する北野普識のブログです。

勝手に3days stages DAY1 第15回もてぎ7時間エンデューロ 秋 7時間ソロ インサイドレポート

去る11/23-25の三連休、人に誘われるままエントリーしていたら3日のステージレースになってしまった。

 

 

あるぇー?

まあ何はともあれ、初日の茂木が一番長い!

日本でも最長レースのひとつだ。

長距離レースは何より準備が大事!
内臓が剛健ではないので繊細に。

 

・長距離エンデューロの走り方 準備編

①3日前からの水分・塩分・炭水化物を気持ち多めにとる

②前日も水はたらふく2Lペットボトルを飲み切る、梅干しや味噌汁なども多くとり塩も摂取する

③当日補給食は以下通り

当日は5時起きで4時間EDに出るフリーダムレーシングの谷脇さんともてぎへGO!

 

・もてぎ七時間エンデューロソロ レースレポート

準備を済ませて、スタート5分前にサーキットへピットイン

もう7時間止まることはないのですべての荷物を背中につめる。

スタート待つと後ろからゲンゲンがくる。

SBCの紺野ゲンタ、数年前のチームメイトにして今年の沖縄覇者が横に来る。

皆から祝福されるが適度にプレッシャーである模様、いいぞもってやれ

ライバルはSBCのゲンゲン、鳥倉君、Innocent荒瀧選手、フリーダムの佐藤さん、イナーメのチームメイトにして3日間旅の仲間の生田目さんあたりか。

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(Photo by 第15回 もてぎ7時間エンデューロ 秋 2018|ツインリンクもてぎギャラりー)

 

スタートから招待選手の引きは優しい、2年前に出たGW7時間EDとは比べ物にならないくらい。

 

これがシーズンオフか。

 

序盤はひたすら足を使わず前にいる程度に留める。

足の回転数や踏み方を変え、疲れないように疲れないように省エネ走。

時々予期せぬ中切れが起こるが適当に埋めているうちに3時間が終わる。

補給食を貪り、脚を回すだけのマシーンと化して段々悟りを得られそうになる。

4時間が終わるころ、声をかけ4時間組を前に出す。

でも結構人数は減っていて、ゴールへ向け小数が先行して行く感じになった。

その逃げに7時間組が逃げているらしいとかどうとか情報が錯綜している。

でも、7時間ソロで強そうな人はいなくなっていない・・・。

 

4時間ゴール間際に先頭の情報を待っているとユキヤさんが降誕

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(Photo by 第15回 もてぎ7時間エンデューロ 秋 2018|ツインリンクもてぎギャラリー)

「2人ほど7時間にげているぞ」

「いえぇーい!ユキヤさんが来てくれたぞ~皆!」

「前が逃げているから俺は引けないよ笑」

流石ユキヤさんわかってらっしゃる!!

「前を追わないとラップされちゃうぞ!」

しかもニコニコ煽る煽る

ぐぬぬぬ、まだこちとら3時間以上あるんですけどー

「ほれ追っかけないと!おわっちゃうZO☆」

そんなこと言ってハンドルを並べて並走してくる。

うっ!!タイ合宿のトラウマ(PTSD)が発症して今日一番嫌な汗が出る(下記参照)

タイ合宿2017 一日目 - とっぷり自転車とりっぷ

タイ合宿2017 五日目 涙のウロプチ - とっぷり自転車とりっぷ

「ユキヤさんに並ばれるとタイ合宿のトラウマが発症するので並ばないでください(マジ)」

「なんだそれ笑、まだ踏んでないし笑」

トラウマ汁がとまらないので集団に声を掛け前を追うことになった。

 

30分ほど追走劇が開始!

ゲンゲン、鳥倉君、荒瀧選手、佐藤、生田目さんなど目論見どおりのメンバーで追っかける。

めっちゃ追ってるけど中々追いつかない。しかしこの追走で脚の差が見えてくる。

佐藤さん、荒瀧選手が引きが長い。

自分的にはこの追走ペースは悪くない。ちょうどいいくらいだ。

4時間半が過ぎて、4時間組みもいなくなりサーキットがガランドウだ。

少しづつ前2人が見えてきてゲンゲンが喜ぶ

逃げは7時間チームだったらしい、どうりで追いつかないわけだ。

アーティファクトレーシングチームとS .E.A Racing Teamが交代してフレッシュな選手らに変わっていたのだ。

 

追いつきざまに坂で今日始めて攻撃を仕掛けてみる。

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(Photo by 第15回 もてぎ7時間エンデューロ 秋 2018|ツインリンクもてぎギャラリー)

大した坂じゃないのに何回も何回も登っていると苦しくなってくる名物坂

何名か千切れたがその前の追走ハイペースで疲れが皆隠せず平坦でタレる、その間に千切れた人らも追いついてきて元の木阿弥。

 

ここら辺で先頭交代時のもう前に出れなくて譲り合いが起こるようになる。

そんな中、生田目さんが「年寄りだから無理~~~!!!」と悲痛な叫びで先頭交代拒否したのが今日一番笑った。

自分もいつか使いたい名言が生まれた。

しかし、全員の脚の残りを確認する事が出来た。

その後、7時間チームの2人を主に引く

もう5時間走りっぱなしの我々にはチームの引きは強すぎる・・・

 

5時間経過したところでまた再度坂で仕掛ける

ソロの紺野、チームではアーティファクトリーとS.E.A Raceing がついてくる。

そのまま平坦もがん引きする。後ろとは決定的に離れたし、こちらの4人は踏める四人

決定的な逃げを作った!

そこからは後ろを離すペースで逃げ巡航がはじまる。

元気だったゲンゲンも静かになり、すぐ先頭交代するようになる。

主に引っ張るのはアーティの選手、ついで自分、S.E.A の選手とゲンゲンという感じ

お、これは勝てるのではなかろうか?と引きは緩めない。

 

しかし、そうまだ2時間弱まだレースは残っているのだ。

段々、自分が坂で劣りだす。まだ平坦は引けるが短いもてぎの坂がきつい・・・

沖縄後、5KG増えた体重はカーボロディングにしては重すぎたか・・・

そしてついてにアーティの方が元気すぎてゲンゲンと自分の3人になり

残り一時間で私も坂で脱落・・・

 

ぐぇぇ


ついていくことに専念して省エネ走にしたゲンゲンが正解、自分は余力を失ってしまった。

その段階で総合三位、ソロ二位
後ろからS.E.A さんが追いついてきて二人で永遠と回すことに

6時間過ぎると時刻も16時を回り、日差しが西日になり、寒くなってくる。

そのせいか寒風で瞳孔が開き視野が白ばむ持病が発症

事故ったら悪いのて残り30分でリタイア

OH、ブッタよ!慈悲はないのですか・・・

無念だけど出し切った…・

そのままリタイア脚で救護室に運んでもらって事なきを得る。

車に戻って10℃をきった茂木の寒さにガタガタしながら目の回復を待った。

 

レースのほうはというと、ゲンゲンとアーティの方2人先頭で逃げたものの、残り二時間に始まった二時間エンデューロ集団に載ってドロップした人たちが先頭に追い付いてスプリントになった模様
それでも勝つのだからゲンゲンぱねぇな!

 

リタイアして救護のお医者様に自分の目を見てもらった結果を報告
自分は人より瞳孔が大きいらしく、寒風で目の血流が悪くなって瞳孔障害が起こっているのかもしれないとのこと

対策としては大きなサングラスして寒風を防ぐのと目の疲労によいビタミンA 多く採ることのこと。

同じような症状に悩める子羊たちも参考にされたし、いい情報あれば教えてください。

入賞し生田目さんと4時間終了後サポートしたくれた谷脇さんに介抱されながら温泉へ

やまがたすこやかランド三太の湯 - 三太の湯 ホームページ

 山奥にある温泉、変な像があるは気温はマイナスだは魔境感漂う変な温泉

中身は以外にふつー、露天風呂が工事中なので2/5評価!

食事は美味しかったが20時まで!

温泉で目が回復したので、福島県矢祭まで下道でとことこ1時間ほど。

もてぎから近いツール・ド・はなわ会場へ21時過ぎに到着

すぐに大部屋で眠りについた。

 

本日1日目もてぎ270km 、もうなんもでない…

明日はツール・ド・はなわだ!

続く・・・