とっぷり自転車とりっぷ

イナーメ信濃山形に所属する北野普識のブログです。

シクロしずおか 2017年ふじのくにカップ第2戦 インサイドレポート

シクロしずおか 2017年ふじのくにカップ第2戦

 

スズキ二輪技術センター内コースにて春・冬にやっている「ふじのくにカップ」、その第2戦に出場しました。
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スズキの試作品のテストなどを行っている関係か、敷地内撮影禁止なので写真等は一切ございません。
ご了承ください。


前日はサイクルフリーダムの忘年会に御呼ばれして参加
色んな人と御挨拶できてよかった。
翌日が速いので2次会は辞退して24時くらいに帰宅。
アルコールが抜けるよう水をコップ2杯飲んで就寝。

 

・試合当日 12/10(日)

3:45起床
4:00出発、目指すは静岡県磐田市駒場。ほぼ浜松で思っていたより遠い…千葉から300km。
7:30到着、警備員に写真などは取らぬようにといった注意書きを貰う、すごい厳重体制だ。

Team Oltreのチームメイト、玉仙さんや武井君と合流してコースへ
受付でもらったゼッケン・タグが間違っているトラブルがあったが、正しいのと交換してもらい取り付けを済ませると試走終了まで30分
急ぎコースにでる。
自分と玉仙さんはノーマルオルトレ、雨宮君と武井君はDHバーをつけてきた。
ライバルはフルタイムトライアルバイクで揃えてきたMKW らーめん部、チームHRN( SA&SDLの仲間達だろう。

 

ノーマルバイク組でどれだけ対抗できるだろうか。

 

3周ほどプログレッシオーネしながら毎周改善していく。
試走後更にブレインストーミング、忌憚ない意見を言い合う。
先頭交代の頻度、先頭交代の向き、カーブの処置、4人目のサクリファイスロケットを決めてより速く走れるよう洗練していく。

私以外の3人は初のチームTT、尚且つ合わせたこともないため、どうなるか?

 

チームTT:1周6.5km x 1周のみ

作戦:北野、雨宮、玉仙、武井の並び
北野、武井がエンジンとなり、玉仙さんがロケット役、雨宮君が一番苦しい耐え抜く役。

 

スタートは緩やかに、4人が一列になるのを待ってペースを暫時上げていく。
アウタートップにギアも入り、50km/h近くの巡航にして雨宮君へ交代。
良いペースで玉仙さん、武井君へ交代して第一コーナーに入る。
武井君が最短ラインを走っていくが少し後ろのラインが乱れた。

「待って!離れてる!」

声をかけ後ろを振り向く武井君、その動作中には後ろも追いついてく。良かった簡単に修正できた。
一巡してまた、自分が先頭に出てペースを上げていく。
3km過ぎて、コース半分くらいを消化したところで30秒差で先に出たチームを抜く。あそこから玉仙さんのニトロに点火をしてもらい、限界引きをしてもらう。
コース残り3/5くらいで玉仙さん玉砕、ロケットから発射されたところで武井君が踏む、そして自分のころで坂に入る。

「入って!入って!」

雨宮君の悲鳴が聞こえる、ペースを少し押さえ、さっきまで引いていた武井君が自分の後ろに入るのを待つ。
すぐに隊列がそろったので残りの2人が休めるよう長めに一定ペースで引く。
武井君と後退してカーブへ入っていく、そのまま1分差で出たチームを抜き、ゴールへ向かう。
最後の坂を自分が引き切り、武井君へ交代。

ここから限界でゴールまで引き切れ!とは武井君へ伝えていたので、武井君のニトロにも点火!
ゴール200m前で「捲れ!捲れ!」と叫び雨宮を鼓舞する。

「雨宮!!」

最後の力を出し切れるよう叫びながら3人でゴール。

 

・結果=2位
ポイント:18点
タイム:08:41.132
TOP差 :00:16.01
平均時速:44.90km/h

 
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優勝はMKW らーめん部(30ポイント)

我々は2位(18ポイント)

3位(9ポイント)チームHRN( SA&SDLの仲間達、とは1秒44コンマ差。

最後に声を出しておいてよかった。
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Bianchi | ROAD | AQIULA CV

もし、アキュラCVがあればどれだけのタイムが出せたのか、是非試してみたい。

 

上位に入れたので、2時間後のAクラスに割り振られた。

下位だとBクラスとなり、すぐにレースとなる。
しかし、待っている間に冷えてきて皆ぶるぶる。
雨宮くんが正しいBONTシューズの使い方で笑わせてくれて、暖をとった。

@KA_TeamOltre
正しいBONTの使い方 pic.twitter.com/5tlsmVWwPp

— Yukinori Kitano (@YukinoriKitano) 2017年12月10日 />さてBクラスの集団スプリントを見守りAクラスの招集がかかる。
完全に体は冷えてしまったので、序盤はアタックして体を暖めようと思う。

 

・ライバル
TTチャンピオンシップ、経産旗、沖縄国際など後半戦で大きな大会全てを制した佐野淳哉選手
今年の全日本 MU17+MU15 2位、タイ合宿で出会ったVivace 掛川 Aの寺田吉
第12回全国ジュニア自転車競技大会 2016優勝者のチーム光、河野史瑛呂選手
JBCF みやたクリテE1優勝のSPADE・ACE中川直樹選手
そして何より、イナーメではチームメイトにして三河の狂犬達の頭目やっしーこと大東さん。やっしーやっしー!!
MKWらーめん部はイナーメだらけだけど、それ以上に皆みかわの狂犬たちである。
個人TTの強い岸本さん、ヴェロフェスタでも強かった逃げ・独走力共に高次元な湯浦さん、そして狂犬集団に名を連ねてる時点で侮れない篠田さん

 

・作戦
優勝は外せないので、自分のスプリントに絞る。
基本MKWは逃がさない、必ずチームオルトレも入ること。例え入れなかったら組織的に追おうと確認。
百戦錬磨の玉仙さんはスプリントセカンドエース、武井くんは発射台を期待、雨宮君は逃げブリッジ要員として役割を分ける。

 

・チームロード Aクラス:1周3.5km x 12周
スタートから1周はローリングということでゆっくり進んでいく。
MKWは何の罰ゲームか10℃をきる気温の中、生脚で御座る。
某としては見ていて寒くなるぜよ・・・

 

2周目に入るとともにリアルスタート、MKWの湯浦さんや岸本さんが飛んでいく。
オルトレが誰も行かないので自分からブリッジしていく。自分が動くと常にすっぽんマークされてのか、必ず何人か付いてくる。
第一コーナーまで追いつき、カウンターをするも数分で捕まる。
その後もMKWの攻撃が続く、前に上がってきた雨宮君が何度となく反応してくれる。
自分は雨宮君のブリッジが追いつけなさそうな時や、集団が凪いだときのみ攻撃する。
しかし、マークも厳しくなかなか逃げを作り出せない。
動きも多く、集団も落ち着かない。
ただ集団が分かれそうな時は玉仙さんが詰めてくれるので安心して集団内で休むことが出来た。

 

何度目かのアタックで2人ほどで飛び出す。2kmほど2人で逃げていると「行きましょう!」といってブリッジしてきたヨシキ。
3人で逃げるもMKWが入っていないため、集団をMKWが引いて追って来る。
やっしーさんが指示を出している。

 

20km、半分過ぎたところとなってやっとこさ単独で飛び出しに成功した。
集団は雨宮君が抑えてくれる間に数10mは集団を離すが、第一コーナー前の向かい風に抗っている間に、集団の力に敵わず吸収される。
そこでヨシキがカウンターで飛び出していった。これもまた吸収される。

よく動くことは良きこと哉

 

中盤から佐野さんも動き出す。一緒に強い選手が行くと逃げ切る可能性があるので最大限警戒する。
佐野さんの飛び出すときの踏み方は、自転車が壊れるんじゃないかって音を出す。
ぐわんぐわんぐわんって感じだ。

それに乗じて佐野さん、ヨシキ、岸本さんら3人といういいメンバーが逃げたがブリッジに足を使い過ぎたのか協調が上手く行かず、半周ぐらいで吸収した。
ここはチームメイトにも追ってもらった。
後半になってもヨシキや湯本さんら逃げたがっているが、集団もやる気がありバンバンブリッジや追走の動きをするので決まらない。
ラスト5周くらいになると坂や向かい風は集団が広がる。

集団先頭右端にいた武井君へ「行くぞー!!!」と叫び飛び出し、8人ぐらいで先行したりしたが後ろもガンガン追ってきて吸収されてしまう。

これはスプリントだなと、チームメイトにも伝えて集まるよう声をかける。 

 

ラスト2周にヨシキが飛び出す。
チームオルトレに再度、集まるよう号令を出す。
雨宮、武井君らに前の方に居る玉仙さんの近くへ行けと伝える。自分は武井君後ろに行き「前へ前へ!」と命令。しかし、苦しそう…。
舌を出しだしたので「厳しい?」と確認すると、頷く。正直さは大事だ!「OK-!無理するな!」と伝える。
雨宮もここまで誰よりもアタックに反応してブリッジしてくれた。上がれという指示に対して頭を振っているので、お仕事終了だ。
あとは独力で前に上がり、私の役目を完了するまで。
玉仙さんの後ろにつく。

「もう我々2人です、前に位置取りましょう!」

 

そしてラスト1周の鐘が鳴る。
ヨシキはまだ逃げている。流石にこれは玉仙さんにも追ってもらう。
すると第一コーナー前の向かい風で失速した逃げ集団を玉仙さん先頭に吸収。
そこで後ろは完全に止まって前に誰も出てこなくなる。

当然、数瞬おいてアタックがかかる。

そしてMKWもチームHRN( SA&SDLの仲間達、も動いたので先頭から10番手くらいに入る。
アタックした数名が先行しているが、メイン集団も追う気満々で位置取りがそこそこ激しい。ブリッジと追走の濁流が逃げ集団を飲み込み、一列棒状になりゴールへ向かっていく。
ごちゃごちゃの中からMKWの岸本さんが先頭で出て、カーブへ向かっていく。
集団内を泳ぎ私も段々と前に上がっていく。腕などがぶつかり合いつつも、前に前に。
MKWトレインと真っ赤なチームがトレイン対決を始めて、最終カーブに入っていく。
アウト側にいた真っ赤なチームの先頭が段々とMKWトレインに距離を空けられ「クソッ!!!」と叫んでいる。熱い。
でもカーブを外ラインで走るのはきついと思うぞ。
カーブ中に2人抜き前に入る、すると同様に上がってきたチーム光の河野史瑛呂選手が横前に体を入れてスルリと前に入ってきた!
自分に隙があった、良い位置取りだ!
MKWトレインで篠田さん、大東さん、史瑛呂選手?、そして自分の順でカーブを終え、最後のゆる登りゴールラインへ向かっていく。
篠田さんより発射された大東さんが200mくらいでスプリントを開始する、史瑛呂選手が左から捲ろうとするが捲れない。大東さんは右端に寄ったまま。
しかし、登りスプリントで200mは、長い。
大東さんが右端にいてラインが空がない!
残り100m!
開かない
残り50m!
あかない…あいた!

 

ギアを上げて一瞬で踏み抜く、緩い登り向かい風でも57km/hまで上げる!

前2人を交わして残り30mで先頭に出る!

そのままラインまで踏み抜いて後ろを見る。誰も並び立てる者はいない。
自分の眼前にはとゴールライン、そして声を上げる観客のみしかいない。

 

一瞬の無音の世界、フラッシュの様な瞬き

 

雄叫びとガッツポーズでゴールラインを切った。
一緒に走ったライバルたちから祝福を貰う。
消極的展開のない、この素晴らしいレースに祝福を。

 

役目を果たしてゴールしてくる、玉仙さん、武井君、雨宮君を待って抱き合う。
最高の働きに答えることが出来た。

 

これにてチームオルトレの2017年は終わり、最高の形で締めることが出来た。
ありがとうございます。
表彰式を皆で分かち合い、敷地を出て写真撮影禁止のところから離れてパシャり。
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この「ふじのくにカップ」、初めのTTTでレベル分けが行われるためクラスAには攻撃的な人が残り面白い展開になりやすいのかもしれない。
まあ何より、参加された皆さんの闘魂が素晴らしかったのだと思います。
運営もさくさく進められて、シクロしずおかの皆さんも素晴らしいレースありがとうございました。

【使用機材】
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フレーム:BIANCHI OLTRE XR4
(52サイズ/CK16×ブラックグロッシー)

Bianchi | ROAD | OLTRE XR4

コンポ :SHIMANO DURA-ACE 9100
ハンドル:Thomson Carbon Cyclocross Bar/420mm(D130/R75mm)
ステム :Thomson x4 Elite Stem 110mm/±10°
サドル :SanMarco ASPIDE CABON FX NARROW

ホイール:Victory Bicycle Original Cabon Wheel G3 

Free Shipping WT-T038 Carbon Track Bike Frame+Fork+Seat Post+clamp+headset

ワッシャ:ナカガワサイクルワークス エンドワッシャー 刻印入り 前後セット

タイヤ :Panaracer RACE A EVO3 23C/ 使用気圧7.5bar
オイル :イナーメ・チェーンオイルスプレー
クランク:Dura-Ace FC9100(52t-36t)

シューズ:LAKE CX402 イナーメ信濃山形モデル

(LAKE Road Shoes - キルシュベルク・オンラインストア)

マウント:REC-MOUNTS(レックマウント) Type19

サプリメントニッスイ Sports EPA | B's supply

補給食:アスリチューン POCKET ENERGY (ATHLETUNE)

オイル:イナーメスポーツアロマ Rein /Very Hot!!(イナーメスポーツアロマ)

サイクルコンピューター:Xplova X5-Evo

 

今回のTTTにオルトレがタイムトライアルバイクに迫る空力を備えているのは証明できた。

今回の登りスプリントでは、その空力と相まった剛性で私のレイクCX402シューズの剛性そのままに受けていれてくれる。

この新世代のバイクは最高の相棒だ!

 

次週は今年度、最終戦「ウィンターサイクルマラソン in そでがうら」
サイクルウルトラマラソン(150km) 62周

Guideline | チャレンジリーグ17