とっぷり自転車とりっぷ

イナーメ信濃山形に所属する北野普識のブログです。

第22回西日本チャレンジサイクルロードレース大会 A-Eクラス インサイドレポート

3/12㈰ 広島のホテル「ホテル1-2-3」
部屋が乾燥している以外はいいホテル、3人部屋素泊まりで4000円以内。
しかし何故か寝付けなかった。

早朝5:30起床
今日のレーススタート時間は12:00
何故そんなに早いかというと、コース試走が7:00から8:00くらいまでしかないから。
すき屋で朝食を済ませる。レースは6時間後なのでオクラかけ朝食に納豆+豚汁変更。
満たされたあとは、、A-J(ジュニア)に出場するレオモ森崎が試走したいというので、会場in!
試走は寒くて眠いので私は断念。車に引きこもり就寝。

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後輩岡田に起こされ再度起床
コースアドバイスをして自分も準備に取り掛かる。
岩月パパのローラーを借りて20分ほどアップ
メニューは比較的楽に追い込めるプログレッシオーネ。

1分ごとにギアを重くしていき最終的にアウタートップに入れる。

いい汗をかいた。

合間にA-Uクラスに出場している駒澤の後輩、岡田・古川を応援。

ここでイノーさんと会えた。

「ユキ、全日本資格欲しいからアシストしてや!」と真顔で言われる。

「任せとけ、絶対連れて行くで(キリッ)」と返す。
その横を、A-Uクラスの古川が抜けていき全日本資格を手に入れた模様。でかした!

今日は大役を果たさないといけない。

そのためにファイナル軽量化をしに厠へ。

するとめっちゃ並んでいる…。

イノーさんも居たので「大が大混雑やな」と軽口、「しょーもな!」と突っ込まれる。

トイレの水が流れるように、緊張が溶けたのでは(うまくない)

そしてスタート地点へ。

BEFORE⇒AFTERがやりたいがために、龍太郎、スタート前にKINANの野中さん、インタープロのタカユキと千佳ちゃんに撮ってもらう。

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(Photo by CHIKA GAHAKU)

さあ、チームメイトをゴールに送り届けることが出来るのか。


第22回西日本チャレンジサイクルロードレース大会

クラス :A-E
コース :広島県立中央森林公園サイクリングロード(1周回12.3km×5周=61.5km)
選手:イナーメのイノーこと井上さん、岩月さん、龍太郎、北野
作戦:イノーさんの全日本選手権資格(15位以内迄)獲得!イノーさん優先だがあわよくば私も。
レースの中心はシマノ9人。
ハイペースでチームTTを行いレースをぶっ壊すような「宇都宮B」や「仁義なきM」がよくするレースコントロールはしないだろう。
するならアタック合戦からのブリッジ。それに警戒してイノーさんを全日本へ送り込む。

 

・1周目スタート
シクロクロスのホールショット(※)かという勢いで第一コーナーへスプリントする集団…。
※ホールショットとは:スタートダッシュで第一コーナーの先頭を取ること。
ロードでは珍しいが、広島では名物となりつつある。

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(Photo by おくり@堺浜エリートまで 様)
スタートのホームストレートは広いのだが、第一コーナー後は道が窄まる。

広がっていた選手が絞られ落車ポイントとなる。
そのため、この攻防で落車を生んでいることは否めないが…。

イナーメだけに。

下りには集団中程で突入。下りは得意なので5km地点くらいで先頭へ出られる。

既に細かいアタックは繰り返されているが、下りなので速度差がつけ難く、ジャブアタックばかりであまり集団と差が生まれない。

今日はイノーさんのため逃げないぞ…と静観していると6名ほどが離れ(逃げ)だす。

当然シマノレーシングは2人ほど入っているし、自分の前後もシマノしかいない。
集団に残ったシマノは蓋をしようとし始めたので、私が義務的に逃げにブリッジをかけた。

後にシマノがチェックしに来ているが、分かったうえで引き続け落石防止の柵がある橋後の登りで吸収。
吸収した逃げにはシマノ以外、インタープロのフランス人Florian Hudry選手、早稲田の岩田君とかがいた。

ただ2人とも抜き際に顔色を確認するとすごい辛そう。
当然吸収時に私をチェックしてきたシマノレーシングからカウンターされる。

竹ノ内選手など有力選手たちその動きに便乗。

私は集団をチョイ下がりながら8番手くらいで踏みとどまり着いていく。

少し前に逃げできる。
その逃げに3段坂で後ろからシマノがブリッジアタック!

1周目だから皆元気で皆反応。
3段坂頂上で逃げ吸収。

ブリッジ後、すぐカウンターされ三段坂も休めず結構疲弊した。

下りでイノーさんが先頭を引きただす。これはいけない!脚を溜めてもらわねば。

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(Photo by おくり@堺浜エリートまで 様)

イノーさんの前に出て「引くから脚をためてください」と伝える。
次の周は様子を見たい。

 

・2周目

集団は1つのままホームのぼりへ。
ホームの登りでUKYO REVEの選手と、シマノ小山選手が飛び出す。

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(Photo bySHIMANO LIVE BLOG!!!)
下りはシマノに蓋をされる。
雑賀さんが蓋をされた集団の前に出て後ろをちらちら見ている。
私もシマノの蓋を崩すべく先頭交代に出る。
すると龍太郎が見かねてかアップダウン区間で先頭に出てコントロールを始めてくれる。

ここで近くにいたイノーさんとコミュニケーション。
「イノーさん、シマノのブリッジには必ず反応してください」
「わかった!」
先頭交代に入るのは龍太郎以外だとFITS高橋さん、VCFUKUOKA平地マンくらい。

しかし、それよりも前で固めるシマノがいっぱい。

岩月さんが下りで先頭に出てきてくれてイナーメ4人、シマノ5人?くらいが先頭を固めるシーンがあった。

チーム争いみたいでいいね(防戦一方だが…)
三段坂の前まで龍太郎が引いてくれる。そして登りへ。
シマノのは波状攻撃が始まる。4名ほど飛び出していく。
1段坂は私がシッティングのまま牽引しブリッジを追う、2段坂で吸収。
3段坂で前の逃げが見てきたので更にブリッジの動き。
引いていたのに調子は悪くない、イノーさんがさっきの会話の通りシマノブリッジに反応していった。
いい動きだ!
龍太郎は坂手前まで引いていた疲労か反応がない。
イノーさんを孤立させぬため、自分が行かねば!と8人ほどの追走集団の最後に一人に入る。
今さっきまで引いていたのに対応できた、調子は悪くない。
8人ほどの追走集団にはシマノが4人?くらい、多すぎて蓋をしたいのか追いつきたいのか意思がバラバラなような。
ごちゃごちゃしてるうちに下りでメイン集団の後続に追いつかれ元鞘。
結局ここでもペースダウン。


・3周目
逃げ6名、シマノ4名入部、秋丸、水谷、横山選手。KINAN 野中選手、ヴィクトワール広島 谷選手
こちらの追走は吸収追走集団が潰えたので先頭を引いていたイノーさんに「吸収された!引かないでいいです!」と叫び休ませ代わりに前に出る。
そして集団はまたコントロールするチームなくぐだぐだ。
それを見て龍太郎が前に上がってくる。すぐ後ろに入りホームストレート登りへ。
FITS高橋さん、龍太郎、シマノの西村選手、自分の順で進む。
ホームに出ると龍太郎がこちらを確認すると全引き。

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(Photo bySHIMANO LIVE BLOG!!!)
ホームが終わりカーブ前で西村選手へ龍太郎が交代を促す。

すぐに西村選手は交代、ですよねー。逃げてますもんねーチームメイト。

替わって自分が先頭に出て引き出すと集団に紛れた龍太郎に

「ユキ!引かんでいい!!!!」とめっちゃ叫ばれる。

なんか怒られたみたいで恥ずかしいぞ

それは兎も角、脚を残せと追走の禁止命令

しぶしぶ下がる。

ただそうなるとノーコントロールで集団がスローペースに。

下りで龍太郎が前に出てくれるが誰も交代してくれない。

逃げてるシマノは当然としても…他の単騎、逃げてないチームはなんなんだ?

龍太郎が引いたあと先頭交代がなく、前が広がり緩む。

そうならぬよう、下りは龍太郎を休ませるべく先頭交代に加わり私も引く。

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(Photo by おくり@堺浜エリートまで 様)

下りカーブでちらちら見えていた逃げ、3段坂で完全に視界に入りロックオン。

当然またシマノがブリッジをかける。ここはブリッジの練習会か?

イナーメに引かせて、一度も先頭交代しないくせに3段坂だけブリッジをする選手らにヘイト(憎しみ)が溜まる。

前周のブリッジの疲れか、イノーさんが3段坂2段目で少し下がってくる。

少し辛そう、エースを休ませるべくお尻を押して休ませる。

決して触りたかったわけではない。

3段坂後、前も意思統一が上手くいかないのか集団は一つ。

 

・4周目
ホームストレートでシマノ小山選手が仕掛けた。

ホームストレートがお得意なようだ、目立つし。

私も目立ちたい。けれど今日の目的はイノーさんのアシストなのだと言い聞かせる。

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(Photo bySHIMANO LIVE BLOG!!!)

しかし、ホーム終わる前に小山選手を追って複数人がアタックしていった。

三段坂でアタックされるよりこれは効果的だ。

何故なら3段坂は皆頑張る、頑張らなくても辛い。そうなるとタイム差はそんなにつかない。

このホームは人の後ろだと休めるうえ、3段坂で消耗した人たちは休みたい。

いいアタックロケーションなのだ。

逃げを吸収して安心していた。

一番集団前にいるイナーメは自分で先頭から7人目。

追うか追わぬか悩み、後ろを確認するとイノーさんは少し遠い。引き連れてブリッジでは間に合わない。

そして逃げて吸収されズブズブ沈むより、より確実な入賞方法はスプリントなのだ。

イノーさんのいる集団を纏める方を選択する。

また下り区間は龍太郎が出てくれる。

黄色・黒色のジャージの方、先頭に出てきてくれるが…下りをブレーキしながら下るので前と開く。

危ないし、この局面でやめて頂きたい。

嫌って、前にブリッジする。

3段坂1段目でシマノがお決まりパターンアタック

繰り返される展開に龍太郎が皮肉を叫ぶ。

追わない癖にブリッジだけする選手らにヘイト(憎しみ)が爆発した模様。

3段坂3段目で竹之内選手がいく。私が潰しに行くが頂上付近であと一車身埋められず失速。

その1車身を寺崎選手が埋めてくれる、助かった!

しかし、私は余裕がなく下り区間でフロント変速をミスりインナーに入れてしまう。

ギアが空転し前走者と離れ、後続ろが詰まる。

しっかり後ろについてくれていたイノーさんの前輪と自分の後輪がはする。

「うぉぉぉおおおお!!」とイノーさん悲鳴

落車の危機!イノーさんのバイクコントロール技術のお蔭で事なきを得る、すまぬ!と謝り開いた差を埋める。

苦しい時にハンドルにしがみつくような走りをする人が後続だったら危なかった…。


・5周目

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(Photo by おくり@堺浜エリートまで 様)

最終回の鐘が鳴る。逃げは10人ほどか?

逃げ切られると全日本資格を争えるのは、5人だけになってしまう。

流石に集団スプリントで先頭5人しか通れないのはイノーさんにはリスキーだ!

またホームストレートは龍太郎が引いてくれる。頼み強い奴だ。

あとの下りは本気で私が引く!

先頭交代したらペースが落ちるので引き続ける!

4kmほど引着続けて、交代もするがスピードが落ちるのですぐ先頭に出る。

インタープロのFlorian Hudry選手が止まっている?(終日、ホイールが壊れて走っていたらしい)のを抜く。

引き続けると東屋がある橋前に前の逃げ集団を吸収する。

吸収したのは…6人、先導バイクもない。

これが先頭手段ではない。前が更ににいるのか?

ここで前を吸収したと勘違いした集団が緩む。

この間に、龍太郎が逃げていた選手に前はいるのか?と確認してくれる。

聞いたら「はは、無理だ!無理!追いつけない!」と叫んでいる。

やはりこの集団は先頭ではなく、更に前に4名抜け出したもよう。

逃げはシマノ4人入部・西村・小山選手、ビクトワール谷選手。

もう追う距離も選手もいない。

これは5位~15位争いの集団スプリントだ。

その後、緩んだ集団をアップダウン区間龍太郎が引いてくれる。龍太郎の交代サインと共に私が軽くジャブ程度に上げてみるが当然シマノが許してくれない。

チェックされる橋の頂上でまた緩む。

下りまた龍太郎が引いてくれる。

大橋に出ると牽制状態、3段坂前でイナーメラインが揃う。

1段目入ると飽きもせずまたアタック!シマノとFITSヤンボー、VCFUKUOKA平地マンなど。

ヤンボーは今日何度も三段坂ブリッジを仕掛けている。

龍太郎、自分、イノーさんはステイしてペースで前を追う。

集団スプリントに向け無駄足を使う必要はない。

2段目でペース追って離されないよう追っていく。

3段目でVCFUKUOKA平地マンなどアタックした何人かを吸収していく。

3段坂を終えた時点で、前には3人?4人が先行。

イノーさんが少し焦ってシマノ、ヤンボーを追うため下りを引き出す。

後から龍太郎が下りでギアを上げていく、その後ろに入り先行者たちを吸収していく。
これは捨身の引きだ、そうすぐ理解できた。

もし龍太郎が足りないなら私が2段目ロケットだ。

龍太郎が叫ぶ

「イノーさんをついて!」

下りでスピードがつき、ばらけて追っていたイノーさん。

その集団の吸収時に速度差がる。

「早すぎ!!!!」イノーさんの叫びで龍太郎が緩める。

ここで無駄なプライドなどいらない。

チームプレーに正直な一言は大事だ。

イノーさんがついたのを確認して龍太郎がペースを戻す。

カーブで先頭交代、変わって私が先頭を引く。

龍太郎の引きで前の4人に近づいた。

私は距離を測る、速く吸収しすぎて回復されるのもよくない。

吸収するなら最終カーブ前!

私も先頭交代するが後ろはシマノ

OH NO!

当然抑える前に出たがらない、とおもったらブリッジ的な動きで前を追ってくれる。

あれ?!すぐに後ろにつくと先頭交代要求、これで2回ほど先頭交代。

駐車場の横を抜けるところまで引っ張ると龍太郎が右から再度イノーさんを連れて前に出てくれる。

さっきのシマノの謎引き(ブリッジ?)と龍太郎引きもあって最終コーナーの更に一個前コーナーでヤンボーとシマノ2人吸収。

下り中、龍太郎に「ゴール前登りで絶対引くなよ!!」と禁止令

ちょっとあなた私のことわかりすぎじゃない?つまり…

龍太郎が最後のコーナーをイノーさん、自分の順で入るイナーメトレイン。

最後の力を振り絞り龍太郎がホームストレートの登りを一列棒状にする!

広島コースはホームが長い!早掛けした選手はたいてい垂れる。それでいて、後ろは捲るのに時間がかかる。

追走せず脚をぬくぬく溜めていた選手たち(おもにシマノだが…)がスプリントで捲りだす。

自脚がある上、ブリッジ以外の時は脚を使っていないのでスプリントが伸びるシマノ勢。
こちらはここまで集団コントロールに脚を使っている。

他のブリッジだけする勢に捲られだすが待つ。

待って待って…イノーさんのスプリント始めるのに合わせて、左側にイノーさと並び左側をブロックする!

右側に出しきたった龍太郎が下がる、真ん中に渾身の力でスプリントするイノーさん、左側は自分が並走。

抜くにはこの3列を迂回しなければならない!より確実にイノーさんを15位以内入れたい!

そのまま早掛けした数人を捲りゴール!

ゴール後、イノーさんは少し不安そう。逃げ集団も含め、前がちょうど10数人いるからだ。
同じく15位でゴールしWCU雑賀さんに「大丈夫、入ってる入ってる」となだめられる。
そして表彰前で速報を待つ。

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張り出されたリザルトをみる。
12位北野
13位井上
20位龍太郎
でした。

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(Photo by SASAKI-san)

イノーさん念願の資格ゲット!私も棚ボタで資格ゲット。

勝利は目指したわけではないが、目標は達成!いいチームプレーが出来た。

何より自分のリザルトを捨てて、身を粉にしてくれてアシストしてくれた龍太郎のお蔭に他ならない。

この場でもありがとう!

監督にも電話報告で喜びを伝える。

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(Photo by SASAKI-san)

監督も喜んでくれてチーム目標は達成。

これで全日本青森の楽しむが増えた。

レース後はA-Jクラスのレースがある。

同乗者のレオモ森崎の優勝を見届ける、今日は良い日だ!

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f:id:Assalitore:20170315091017j:imageはしゃいだ後は帰路を急ぐ、飛行機の時間が迫ってきた。

帰りは森林公園管理棟でシャワーを浴びる。

お湯が出るとはいえ、3分200円の料金設定は鬼畜だと思うの。

汗は流して、広島空港へ。

毎週末飛行機で移動している自分。

入口で学連卒業組のラバネロの加藤君、えーすけん君と合流してチェックイン。

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横の繋がりが人を助ける。
学連をやめて社会人チームに入る方が人間関係は広がるし、社会人の練習の仕方や走り方が学べる。
学ぶべきは社会人レーサーなので、社会人クラブチームに是非所属してほしい。
社会人になって学連卒業者だけでしかつるまない人は伸び悩む。
学生と同じ練習する時間はないのだし社会人の先輩から学んだ方が良い。
そんなことを考えていると、フライト15分

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前、広島焼きを掻き込んで羽田へフライしてリムジンバスで帰宅

 

次週は実業団、JBCF開幕戦!宇都宮クリテリウムとロードレース!

皆さん、是非見に来てください!

cyclist.sanspo.com