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とっぷり自転車とりっぷ

イナーメ信濃山形に所属する北野普識のブログです。

Tour de Bintan 2017/ツアー・オブ・ビンタン 第3ステージ UCI Granfondo インサイドレポート

ロードレース 国際レース 大会 試合レポート 遠征

南国インドネシアで開かれたUCI Granfondoのステージレース
Tour de Bintan 2017/ツアーオブビンタン

その参戦手記をお届けいたします。
3/3(金)Stage1/Time Trial
3/4(土)Stage2/UCI Granfondo
3/5(日)Stage3/Granfondo Century⇐イマココ


今日はしっかり5時起床、7時10分からレーススタートだからね。
相も変わらず朝から美味しい食べきれないブッフェスタイル。
最後だからではないけどお腹いっぱい楽しむ

スタート地点はホテルニルアナ
ITT時の受付地点なので自走で向かう。ここ数日でビンタンの地理には大変詳しくなった。
会場につくと初日にパンクしたときに迎えに来てくれたBOSSと再開
2日目のブレイアウェイ良かったよ!すごいね!と褒められる。
主催者に褒められるとうれしいねー。
また空気入れを借りて今日は天気が良いので高めに7BARくらい。

Tour de Bintan Granfondo Century 110km
作戦:龍太郎スプリント賞確保。またイナーメでステージ優勝の2本柱。
つまり、私は逃げない日

スタートでは総合1位のDOME COFFEE進撃の巨人Paul選手が既に並んでいる。
DOME COFFEEと見るたびにうちのチームメイトの顔が頭をよぎる。

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自然とリスペクトが湧き横に並び挨拶。

リアルスタート共に義務的にアタックはする。
二つのアップダウンを長々と引くけどPaul選手にぴったりマークされている。
交代促しても前に出ない。ですよねー。
集団も完全お見合いでイナーメ以外、アタックしようとしない。
佐野さんが仕掛けても総合2位DomeCoffeeのイケメン禿Jarred Anderson選手が対応する。
軽くジャブを打つが全然逃げさせてくれない。赤ピナレロのSerene Lee選手のアタックは皆スルー。
DOME COFFEEからチームでマークされる。
Serene Lee選手単独逃げが出来る。
そのアタック後、佐野さんが前を引き出すので無駄足を使わせぬよう自分が前に出て引く。
ニルアナをスタートして、右折するとアップダウン区間に入る。
一つ目の登りを全引きしてみる。後ろは中切れし始めるが先頭交代を促しても誰も出てこないので緩む。
そうなれば簡単に合流を許す距離だ。
無理やり右に避けて先頭後退を促し後ろに下がる、Paul選手がしぶしぶ前に出て下りへ。
その次の登り返しで龍太郎がアタック!お、誰も追わない。
10km地点、龍太郎エスケープを開始。

こちらは集団を抑える。DOME COFFEEの二人以外ローテを乱す。
先頭に出たら踏みやめる。
DOME COFFEEが追う動きをするが、アップダウン区間が終わると我々の動きに完全にレースコントロールを放棄。
忘れている人も多いと思うが、龍太郎より先に逃げていたSerene Lee選手もここで集団に単独で落ちてきた。
龍太郎に千切られた模様。いやついていってあげてよ。
これで龍太郎は単独、一人逃げは続かないと分かってか、DOMEに焦りはなく引かずスーパーサイクリングモードへ移行する。
それでも前から3番目に常に居座りローテを見出し続ける嫌がらせ。胸が痛い。
その効果で集団は先頭交代が数分おきに途切れるグダグダサイクリング。
DOMEが時々引くがあまり長続きせずサイクリングになるを繰り返す展開がスプリントポイントまで続いた。
スプリントポイント(以下SP)が近づくと佐野さんが「SPを取りに行き、龍太郎のSP賞を確実にしよう。危ないのは昨日逃げた2人」
うなずき、SP争いに注力する。

・スプリント攻防1
40km地点、一回目のSPがある。
SPの表記が見えると昨日大逃げして獲得しているシンナショYiwei Luo、赤ピナレロのSerene Lee選手がアタックを仕掛けてきた!
超逃げ屋な二人、二人の動きに佐野さんが「俺が行く!」と叫び対応してくれる。
それについていく。吸収すると佐野さんが先頭を引かされる。そこでまたカウンターこれには私が反応。
主に欲しがっているのはこの2人だけのようだ。
その後2発くらいのアタック全てに私が反応し、抑え込む。
完全に抜け出せないこと理解させ牽制に持ち込むとメイン集団が追いついてくる。
その段階で残り1km、こいつらSP前から動きすぎだろう・・・。
しかも残り1kmは軽い登り、昨日の大逃げ・今の三回の掛け合いのせいか疲れが見える二人。
残り1km登りでアタック、誰も反応なし。逃げ切って単独でSPポンイト2位通過!
SPで観戦していた子供が万歳大喜びしてくれるので手を叩く。すごく嬉しそうでこちらも嬉しい。
後ろを確認すると佐野さんが3位通過していた。イナーメSP1回目1~3位独占。
シンナショYiwei Luoもついてきていて、「Breke awey!」と叫んでいる。これしかしゃべれないん?君。
でもメイン集団も離れたので好機!「佐野さん!逃げましょう!」と叫び4人ほどでローテーションを開始。
しかし流石にDOME2人が許さず吸収される。即踏みやめてまたサイクリングモードへ移行する。
そして長い長い平坦路に出ると審判車が近づいてきた。
「Leading one person! 5min30sec!5min30sec!5min30sec!」
めっちゃ口頭で叫んでくれる。おお!盛り上がる私、あまり同様しない集団。
審判に大声で聞き返す。
「My teammate Escape?」
「Yes! your teammate great!」
嬉しいねぇ!
しかし、それでも特に集団はペースが上がらず謎の2列ローテが始まる。
ビンタン島には学校がいっぱいあるのか子供たちが総出で応援してくれる。嬉しいので手を叩いてあげたり道によってスプリントしてあげると大変喜ぶ。
楽しいねぇ!
龍太郎が単独で苦しむ中、遊びながらサイクリングを楽しんでいた。
70km地点から20kmほど一列棒状のローテーションが始まる。アタックが散発的にかかりペースアップだ。

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今迄前に出なかった人たちがDOMEノーコントロールに飽き飽きして動きだした。
我々的には嫌な展開。佐野さんに「前に行こう!」と言われ、二人で上がる。
本気を出した集団に一気に最大5分30秒あった差が1分に縮まる。

・スプリント攻防2
更に、88kmのスプリントポイント手前でアタックががかる。

昨日落車した初日TT王者のスペシャヒゲが動きまくる。こちらもブリッジを駆ける。

Domeも参加しアタックの応酬。

総合二位DomeCoffeeのイケメン禿Jarred Anderson選手、昨日落車した初日TT王者のスペシャヒゲが逃げそうなので私がブリッジをする。

佐野さんから「彼らはSPに関係ない!」
スプリント賞に関係ない二人の逃げ。
この二人が取ってくれれば龍太郎スプリント賞は確定なのでいかせる。
これがミスジャッジになろうとは。

その後またサイクリングになる集団。
最後のSPはヒルスプリント。

龍太郎には追い付かなかったのでこれでスプリント賞は確定だ。

そこからは登り坂の度にアタックを仕掛けて集団を揺さぶる。

しかし、DOMEのPaul選手にすっぽんマーク。

毎回あげるので後ろを振り向くと「You are hill sprinter!」みたいなことを言われる。

皮肉なのか称賛なのか計りかねて苦笑で返す日本人になってしまった。
そうこうしていると龍太郎吸収。
前述の二人逃げは龍太郎をパスしたらしく、先に90km地点で龍太郎が見えてきた。
単独大逃げ80km敢行!グレートエスケープ!
誰が胸を熱くしたかというと、俺が一番胸を熱くしていたかもしれない。
集団内で何度となく「My teammate great escape!(引かないよん)」と言いふらしたことか。
スピード差で龍太郎が千切れないように吸収時に背中を押しスピードを合わさせる。疲労の色が濃い。
ここからは、俺と佐野さんの役目。
そこから前2人を追う。

ラスト10km昨日のスタート地点を過ぎると最後のアップダウンが始まる。

龍太郎のスプリントは確定、しかし逃げは潰えた。

二人逃げが健在、ならばイナーメのステージ優勝目指すに逃げを潰しスプリントに勝たなくてはならない。

何も言わなかったが佐野さんが役目を果たすべく牽引を開始!

ラスト10km佐野さんに追ってもらう。

アップダウンでPaul選手も仕掛けてくる、しかし

ペースをコントロールしてチームメイトの逃げきりに荷担している。

はじめの我々の逆パターン。

それに被せて佐野さんが引き続ける!

もう佐野さん全引きの勢いで追う。

被せるPaul選手にさらに被せ返す佐野さん。

そこから登りも一本引きで集団は1列棒状!佐野さんの鬼引きに皆苦しんで中切れが起きる。

ここで埋めたのはシンナショYiwei Luo選手、そう後ろにつく。

後ろを確認すると登りで余力がありそうなのは3人ほど。

自分も龍太郎が逃げてくれたおかげで脚はフレッシュに近い。余裕がある。

この佐野さんの引きの中、登りの頂上前でオレンジPOCヘルメットがアタック!昨日の暫定1位から脱落した選手だ。

反応するか迷う、自分はまだ辛くはない。

ここで反応して二人で逃げるか?吸収されてスプリントできなければ佐野さんや龍太郎の努力を台無しにしてしまうのではないか?

佐野さんを信じて任す!追わない!

そう心に決める。すると佐野さんが更に加速して追い出した。凄い。

頂上をクリアし、下りでも先頭を変わらず佐野さんが引き続け次の登り返し中腹で吸収した。

そしてアップダウン終わり、左折。

ここで佐野さんが下がると集団は横に広がりお見合い…。

するとまた佐野さんが先頭に出て引き出す!胸が熱くなる。

最後の右折をしラス6㎞で前の2人逃げが見えた!

ここでもDOMEのPaul選手がペースを落とさせようとするが佐野さんが許さない。

ラスト3kmピンクジャージの大柄選手がアタック、これにはすぐに私が反応!

ランドアバウト2番目で越えラスト4㎞!先頭に出しまう。

まだ早い。ここで誰が出るか?!牽制になる。

左端から前に出て引き出す選手!佐野さんだ!!

スト2kmまで佐野さんは引き切ってくれる。
プロトンは20人近く、集団スプリントだ!

ここから龍太郎視点動画

身を削る献身を終えた佐野さんに2km前まで引いてもらい、そこから混戦。

自分の後ろを取り合ってる殺気を感じる。

前に出させられそうになる。するとシンナショYiwei Luo選手が800mから仕掛ける!が垂れるとふんで様子を見ると前のオレンジPOCが垂れた!

慌てて400mからスプリントを開始!

Yiwei選手に詰めよるが追い付けず4位。後ろ数車身離れていた。

先に逃げた二人には30秒差で逃げ切られてしまった。

龍太郎の大逃げ、佐野さんの引き、私のスプリント。
全て揃っていたのに勝てなかった…リゾートはスゥィートだったがレースはその悔しさでほろビター。

 

龍太郎総合3位とスプリントは死守した。

今日のGranfondo Centuryの平均時速は37.7km/h、昨日のUCI Granfondo 42km/hと5km/hも違う。

勝つためにはターニングポイントは2つ。

1つめは二人逃げを逃したこと。

2つめは佐野さんの追走に自分も参加するべきだったか。

タラればだがDOME COFFEEには常に上手を取られ続けてしまった。

 


レース後は急いで最後のプールを満喫し、龍太郎の表彰式へ。
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そしてまたホテルへ戻りチェックアウト、最高のホテルだったありがとうアンサナホテル

皆さんも是非ビンタン島に来られるときはアンサナホテルへ!必ず満足できるから。

どの国どのホテルより笑顔が絶えず、ホスピタリティに溢れた素晴らしいホテルでした。
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変えのフェリーは嘘のように静か・かつ快適。

スコールの後ががやはり悪い模様。

チャンギ空港で食事して、22時半シンガポールを発つ。

飛行機で羽田に5時半ついたので無理言って龍太郎に家に送ってもらいシャワー浴びてから出社!飛行機で寝て、寒い日本に戻り出社するとこの3日間が夢のように感じる。

楽しい3日間だった。

是非皆さんもアジアのバカンス地で行われるUCI Granfondoに参加されてみては?

夢のような3日間を楽しめますよ!

 

次回(明日)の遠征は。。。
3/10(土)AACA1-1  愛知県
3/11(日)西日本チャレンジ 広島県

以上に参加します!

中部・西日本の皆様よろしくお願いいたします。