第47回JBCF 全日本トラックチャンピオンシップ インサイドレポート
第47回JBCF 全日本トラックチャンピオンシップ
朝4時起きでケイトを迎えにいく。第47回JBCF 全日本トラックチャンピオンシップ
7:40くらいに東京オリンピック会場、Izu Velodrome入り。
みんなと挨拶、軽く試走したとは10時近くまで就寝。
【団抜き】4km(250mx16周)
説明:4人で4kmを走り、3人目がゴールしたタイムを競う。
メンバ:武田おやびん、北野、岩月、篠原(並び順もこれに倣う)
ギア比:52X14
作戦:Challenge The Izu Velodromeで合わせたものの、龍太郎発熱欠場につき急遽おやびん代打!
親びん鬼スタートダッシュを皆でスルーして私が追い付き1周半頑張る。他の皆は1周頑張るスタイル。
タイム目標は1周17秒(維持できれば4分30秒でゴール)を全員で死守
16秒(維持できれば4分15秒)は後半持たず崩壊するので死刑、
18秒(維持できれば4分48秒)はタイムが出ないので死刑。
・スタート
(Photo by YUKIMARU)
出だしは巧く行き、親びんが滑らかに1周使い加速。
私が先頭に代わる、「2走は速度に伸せるのが肝心」と親びんにアドバイスを頂いていたので本気で踏み出す。
17秒、16秒まで上げてしまい岩月さんへ交代。
その後は17秒台を維持できる。作戦通り。
残り7周~5周で18秒台になってしまい、やばいと焦り自分の番4周目17秒に戻し交代。
残り3周でまた18秒。「半周で交代!半周で交代!」と前に叫ぶ。
親びんが半周で上がってくれてラスト2周は自分固定で17秒に戻してゴール。
結果:4:51.008 av49.48km/h 3位
反省:
①根本的に合わせ不足、社会人で住む場所も異なり改善は難しい。
②18秒に一度下がった時点で交代を半周にする判断・作戦が必要だった。
③全員ついてこれていたのでもっと7周目以降出し切れると思う。
全員17秒前半で走り4分40秒切りを目指したい。まだまだ伸び代しかなく次回が楽しみ。
レース後、ケイトからお土産に梨羊羹を頂く。
It tastes good!
【スクラッチ】10km
説明:トラック版ロードレース、10km走り最後の周回に一番早くゴールしたものが勝ち。
ギア:52X14
作戦:おやびんにギアを訊ねると「51X14やね」と勧められた。
しかしラスト一発、重いギアを回せば勝てるじゃん。と団抜きで使うような重めのギアで挑む。
断じてめんどくさいからではない。
スタート前に前輪がパンク!親びんの練習用ホイールに急遽お借りして事なきを得る。
このパンクで前輪は全て練習用で走らねばならないハンディががががが・・・・
参加者全員に少し待ってもらいスタート。お騒がせしました…、ありがとうございます。
ただ最後尾からスタートして、出だしが速くおいていかれる。5周(250mX5周=1.25km)くらいして先頭にでる。
そこからアタックや仕掛けあいが続く、高いアベレージに数人先行追走が繰り返される。少しギアが重い…。
(Photo by YUKIMARU)
中盤に小清水LEOMO Bellmare(以下コシミー)・愛三平塚・小森選手、FIETS高橋選手、静岡ガス金井選手が先行。
半周くらい差がつきそうなのでブリッジを駆ける。ギアを重くしていた恩恵で一気に追いついた。
しかし、逃げようと集団は追いついた後もペースが速い。脚を使って追いついた分誰よりも苦しむ。
苦しんでいる間にコシミーを見失う。ペースに耐えられず落ちたのか…。
そしてそのハイペースローテで進む、回復できず苦しい。小森選手が平塚選手のためアシスト引き。
(Photo by YUKIMARU)
実質引いているのは小森選手、次いで高橋選手。平塚選手も小森選手のアシストを完遂すべく終盤は脚を溜めている。
その流れで最終周が近づくと小森選手鬼引きから平塚選手がアタック、そのまま逃げ切り2位。
3位争いは金井選手と自分。金井選手先行、自分が捲りかける!…が脚パンパンで重いギアが踏めず。
重いギアにしたリスク、回せず疲れてタレてしまう…。捲れず3位…。
ゴール後、表彰台は確保したと最低限は確保と思ったら真逆のコシミーが逃げ切り優勝していた。
えーーーーーー?!逃げていたの?誰よりも驚く自分、レースを俯瞰できていなかった。
愚かである。
結果:4位
・反省:
①スピード上げ下げの多いスクラッチの中でギアが重かった。
ブリッジの時は恩恵もあったが1発を使い切ってしまい逃げ集団で苦しんだ。あれを最後に残せず、こしみーを逃した時点で作戦負けしていた。
②ブリッジしなくてはならない場所に取り残された。
Challenge The Izu Velodromeのポイントレースで「無駄引きをしない」を教訓にしていたので、ローテはささっと抜けていたのだがこれがまだ隙間入る技術に劣る自分は集団最後尾に入りがち。
結果的に取り残され足を使って追いつかねばならなくなった。
③位置取り、集団への入り方に改善が必要
【ドーピングチェック】
試合後、すぐに任意同行され人生3回目のドーピングチェックへ。
馴れたものだがトラックレース後はなかなか必要量尿が取れずポカリスエット1㍑、水1㍑頂く。
なんとかポイントレース10分前くらいに終えることが出来た。
【ポイントレース】30km
説明:10周毎に3位までポイントが付与され、その寡占量を競う。
出走:14人
ギア:50X14
作戦:無駄引きしない、取る周は確実に全力をもって。
10分前に戻ったことで前輪は練習ホイールのまま走ることに。トホホ
スクラッチでギアが重かった、速度の上げ下げが激しいポイントレースということで篠原さんにお願いしてフロントギアを50Tにしてもらう。ありがとうございました。
ケイトにゼッケンもポイントレース用にしてもらう。Thank you! Kate。
・レーススタート。
ペースはそんなに早くない。
1~2回目ポイントは様子を見る。
(Photo by YUKIMARU)
3回目(残90周)に取りにいくと決め、1周半から仕掛けてそのまま捲らせず1位獲得。
お、本気で踏めば1位取れるなと4~5回目も誰かが仕掛ける前に早掛けする。4周目(残80周)は愛三小森選手、5回目(残70周)辻本選手に捲られ2位。
早掛けで400mくらいスプリントしている。しすぎでゴールまで持たず。
しかしここで暫定首位。
この後ラバネロの選手の落車があり、選手らが自主的にペースを落とし自然ニュートラルになる。
(Photo by YUKIMARU)
特に審判団からニュートラル指示もなく、落車選手らが復帰して再スタート。
7周目(残50周)、ここのポイントを一位通過したと思ったのだがリザルトをみると取れていない。
むしろ自分がポイントを取った後、アタックした高橋さんがとっている???やはりゴールラインを私は間違えていた?
その後、8~10回目ポイントは今回レースで一番のヘマをやらかしてしまう。
アタックした高橋さんと複数名が先頭集団となり、小森選手・ラバネロ・北野集団で追走集団に分かれてしまう。
20周にわたり追走して追いつく。2回スプリントに参加できず。
11回目ポイント(残10周)も一位通過したと思うのだが3位になっている???自分が逃げを認識していなかっただけ?
とったあと高橋さんがアタック、集団が追う。なんとか岩月さんの後ろに入り込む。自分はポイント取ったばかりで脚が限界。
涎を垂らしながら追う。残り5周、高橋さんが吸収されラバネロの選手と小森選手がカウンター!
(Photo by YUKIMARU)
これは間髪入れず合わせたい。「岩月さん詰めて!」が前の岩月さんが中切れしてバンク上へあがる。(今まで散々つめてもらったりしたのだが!)
25mくらい離れた距離を詰めなくてはならない。さっきのポイントから少し回復した脚を使い切り前に追いついた。
しかしそれで足が終了。
最後のポイントには絡めずゴール。
結果:5位
リザルトを見た後は頭に???しか浮かばず。
自分では最低でも3回先頭をとったと自負していたのだが、1回しか取れていなかった。
自分の認識しているゴールの位置が違うのか???それとも認知外で逃げられていたりしたのか?
このモヤモヤを晴らすためもしあるならば写真判定が見たい。
・反省
①ロングスプリントに頼りすぎて脚を使い過ぎた。慢心
②逃げ集団をペースで追うのはポイントレースにおいて愚策。回復し次第、ブリッジですぐに復帰しなくてはポイントを失う。
③ゴールの位置はよく理解しておく。
④周りを俯瞰できる余裕(FTP)が必要。
終わったあと椅子につっぷし終了。
表彰を終え、残った皆でパシャり
ありがとうございました。
一人になると悔しさや反省など反芻思考に陥りそうになるので吹き飛ばすためケイトを連れ、武井さんとシースーに。
あぶく銭(賞金)はこういうのに使わないとね!
百笑の湯に久しぶりに浸かりケイトを送り届けて帰宅。
全日本トラック選手権の出場資格は得たが、勝てない悔しさに苛まれた。
今はいい。
鬱屈した感情をマグマの中にため込み、いつか大一番で噴き出すためには必要なプロセスだ。
今、蜷局巻く感情エネルギーは陰陽入り混じるカオスだ。そこに指向性を持たせうまくコントロールしなくてはならない。
次に勝つためのこのもどかしさを心のマグマに溜め込み、大事なところで爆発させるまで育んでいこう。
次週は第9回 JBCF 輪島ロードレース (第50回 JBCF 経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ)!
今回のレース明け月曜日から節制生活始めました(遅い)