FUNRiDE presents 富士チャレンジ200 2017 ソロ200kmクラス インサイドレポート
走り込み以外、無調整で挑んだ「富士チャレンジ200ソロ」
内容は改善の余地は見つかりつつも概ね良し、しかし結果は伴わずふつふつと悔しい北野です。
レースレポートをお届けいたします。
◆目標
TEAM Oltreからの参加指定大会であったため、目標は優勝のみ。
強く速いビアンキオルトレを魅せるのが私の役目だ。
◆準備
6月~7月は暗黒期、月600kmほどしか乗れずに弱体化。JBCFも完走も出来ない日々が続く。
8月に入り、仕切り直しと乗り始める。
8/1から9/9までに1800km乗り込み成功!
乗りこみを続けるには良い睡眠・良い食事・良い練習が必要。
なので減量はせず、連日乗れるようバカスカ食べ続けていた。
食事以外で取ったのはこの2点のみ。
【オリヒロ アクティブプロテイン100】
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今話題のビタミン剤はとっていません!
プロテインは練習で壊した筋繊維を回復するため、出来る限る不純物の入っていないもの。
EPAは血流サラサラ効果で肉体回復と目覚めが良くなるを求め、質の高いもの。
これらを使い、ハードな練習で順調に力をつけて行けた。
そして挑んだ一週間前のAACA、渡良瀬タイムトライアル。
両日ともレーススタート前に走り込んでからレースに出場、結果連日160km乗ってのレース参戦。
疲れていながらも、AACAでは周回賞を取ったりしたが結果は伴わず(当たりまっちゃ当たり前だが)
少し自信がつくような、そうでもないような不安感も織り交ぜた状態。
その後、大会4日前の火曜日夜連で馴れたコースで調整。
8周回の周回コースで4周くらい単独抜け出しが出来たので調子のよさを確信。
大会2日前の木曜から炭水化物中心へ移行しカーボローディングしてグリコーゲンを体に溜め込む。
また同日に【IGAスポーツ整骨院】で最終調整のオイルマッサージをしてもらう。
K野君も来たよ🎵 pic.twitter.com/J7zftiaVi4
— タグ・サイクリングサービス (@TAGcycling) 2017年9月7日
先生ありがとうございました!
頻繁に更新される伊賀先生のブログはアスリート必読、忙しいとテーピングの話題になるぞ。
前日は2Lペットボトル水を会社に持ち込み、就業中に飲みきる。
前日夜は豚しゃぶしゃぶと炊き込み栗ごはん2杯を食べる。
当日朝は4時に起きて、米粉パスタ200g、シリアル50g、コーヒー、ヨーグルトを朝食とする。
移動中にカステラ3切れ、バナナ2本食べ、水も500mlは飲みきり準備万端。
スタート当日朝の体重は過去最高の64.5kgをマーク、ベストは60㎏前後。
いくら減量を気にせずとはいえ重すぎ。
こりゃ登りで遅れるのではないかとまた不安。まあ杞憂だったのだが。
狙ってる前のレースは一喜一憂が多すぎていかんね。
不安と期待を抱きつつ、会場である「富士スピードウェイ」に8時頃到着。
◆コース:1周4.5kmx44周=200km
ホームストレートは向かい風
第1コーナー~コカ・コーラコーナーまでは70km/h近く出る下り。
ヘアピンコーナーは緩く登る。
ダウンロップコーナーからパナソニックコーナーまで1分ほど平均6%の登り、勝負所。
◆200kmのライバル達
①グランフォンド世界戦2位から2週間しかたっておらず絶好調RX高岡さん。リスペクトしつつ倒したい目標!
②ニセコでも同じ集団から登りで飛び出し5位、昨年沖縄210二位の井上選手。登り怖い!
③エンデューロ表彰台常連、昨年3位。50歳を超える生けるレジェンド、奈良さん。まじリスペクト。
④元チームメイト、シマノ鈴鹿エリート2組でボコボコニされたSBC Vertex紺野ゲンゲン、娘が可愛い。
⑤言わずと知れたレジェンド、長距離強そうオーベスト西谷店長
⑥実業団3連勝、ニセコでも登りでおいていかれたパインヒルズ90高橋利尚さん。必ずアタックする勝負師!
⑦沖縄140km覇者、内房レーシングクラブ根本選手。あまり詳しくなく申し訳ない。
⑧昨年四位、ニセコだと同じ集団でゴールの中尾選手。ニセコではいくらアタックしてもちぎれなかった粘りの鬼。
⑨我らがイナーメのキャプテン、老練なる56さん。苦しい時は助けてもらおう。
⑩きっと初めからアタックするであろう三河の狂犬、イナーメチームメイトのまるいち大東さん
⑪先週の新潟ヒルクライム優勝で絶好調のイナーメチームメイトの生田目さん
⑫JBCF山口からイナーメJPT入りする、アメリカ帰りのおとこPROJECT-Y高杉さん
⑬木島平残念レースで私のアタックに全てついてきて差しに来たSBC Vertex鳥倉必勝君
⑭先週AACAで調子よさそうだった、はぐれエルドラード萩原さん
大過ぎ~!!全員マークはしきれない。
100km以降にライバルを自ら動いて封じ込め、着いて来れた人がライバルだと自分に言い聞かせる。
◆補給
650mlボトル(霧島の水)
500mlボトル(カーボショッツ3本入り)
500mlボトル(CCD+電解パウダー)
自作シリアルバー4本
スポーツ羊羹x1
カーボショッツx3
アスリチューンx2(一本はは通常、もう一本はAACAで頂いた新作)
もてぎ7時間EDで「ショートニング」が大量に入った補給食で腹痛になった反省がある。
そこで、前半はマシュマロ・蜂蜜・シリアルだけで焼き上げた自作シリアルバーを主体に取る。
そして腹痛の中でも唯一吸収できたアスリチューンは最後の砦として終盤にとっておく。
◆レースレポート
スタート前に嬉しいサプライズ!我々、Team Oltreが駆るOLTRE XR4用ジャージ・ソックス・グローブが到着!
これがビアンキの最新作、スケスケで涼しくも伸縮性が高く着心地もベスト!
かっこいいぞ~。またショップ等で扱われだすときはアナウンスします。
ファッションショーをしているとスタート1時間前から召集が始まる。
初めての事態に逆にあせるがチームメイトの玉仙さんが大丈夫ですよと落ち着けてくれる。
な~んだ大丈夫なんだ。とゆっくり準備する。
ぎりぎりまでトイレいったり、ストレッチして、スタートぎりぎりに最後尾に並ぶ。
1000人以上並ぶと壮観だ。
ギリギリスタートに付き合ってくれたTeamOltreのチームメイト玉仙さんと最後尾スタート。
1周目はパレード、その間にゆるゆる先頭へあがっていく。
人垣だが密集度は高くないのでスルスル安全なスペースがあるところを抜いていく。決して無理はしない。ふらつく人には近づかない。
2周目の下りで先頭へ出られた。
するとまるいち衣装の大東さんがアタックしたのでついていく。
その後、招待選手に混ざり複数回先頭交代。
VENTOSや愛三工業、三船さんなどの招待ライダーがコントロールしてくれる。
そこから飛び出し、序盤から動くのは三河の狂犬集団まるいち、大東さんきょうしろうさんコンビ
前の方にいても初めは様々なレベルの人がおり怖い、WGU石塚さんやこけしさんとコワイコワイと言い合う。
5周ほどで招待ライダーも下がってもそこそこペースが続いた。
だんだん小慣れて集団前方で娘がかわいいゲンゲンや、練習パートナーのWGUのこけしさんや飯島さんと話したりしながらのんびり過ごす。
10周前後に登り前コーナーで周回遅れ組の落車があった模様、まだ人が倒れていた。
集団に声をあげ、避けるよう促し無事通過した。
落車を見たのはこの1回のみ。平和な大会だったように思う。
12周、60km前後に集団が割れる時があり高杉さん、FORCE長妻さんが先行しているうえ100kmの人たちも入っている。
TeamOltreは100kmにもチームメイトの雨宮君参加している。その彼が入っていない逃げなのでチームのため坂の下からブリッジ、坂中腹で合流した。
それで少し逃げるが、高岡さんや娘がかわいいゲンゲンが集団を引き連れ猛追してきて無事70km地点前後で吸収される。。。
雨宮もそれで追い付いてきたので後は野となれ山となれ。
100km組のゴールが近づくにつれて、100km組を前に出す流れとなりWGUの飯島さんと一緒に集団に声をかける。
あとは100km過ぎるまで後ろで様子見。
21周(96km)100kmのラスト1周に少数100kmのみの逃げが出来ているようで、ここで200kmの自分が追うのは紳士協定違反。
100km前に行けと言った手前、追うわけにいかずTeamOltre的には申し訳ない。
結果、雨宮君は100km10位だった模様…。残念。
ここまでの最速タイム6分7秒、平均は6分30秒でAve.42km/h
22周100kmゴール修了後、200km組のレースが始まる。
23~24周(105km前後)のどちらかにどのタイミングかは見逃してしまったが(失敗)井上さんが一人逃げだしたらしい。
自分が坂を引いた以外記憶が曖昧だ。
25周目(115km)私が坂の下から上までペースアップしてみる。ゲンゲンがぴったりついてきた。
頂上平坦になるところで高岡さんがカウンターアタックしてくる。
ここが本日一番辛かったけどゲンゲン?あたりが追ってくれて4番手くらいで着いていく、すると後ろが離れだした。
100mほどで高岡さん吸収、牽いたばかりだが、後ろが離れたのでここからローテションに入り先頭を引き続ける。
皆苦しいみたいなのでペースを落とさず多めに引く。高岡さん、高橋さん、げんげんも辛そうだ。
このペースが続けば皆の足が削れるのでは出来る限り維持する。
26周目、ここも坂で下から上げていく。
56さんに「北野!早すぎ!!」と叱られ落とす。周回タイム5分57秒。
27周目、ここで落としてはならないとの登りも落とさず引く、平坦で落ちるので、先頭交代で前に出れば長めに引くよう心がける。
周回タイム5分51秒Ave.46km/h!
追走という名の攻撃で追走集団が離れ、後続からブリッジしてきたのは奈良さん!流石!
いつの間にか井上さんも吸収していた。
気づくと先頭は10人ほどになるっている。
30周(135km)を過ぎると逃げもない先頭集団は静かにペースが落ちだす、だのに先頭交代に入らない人たちも出てくる。
私はそれを嫌ってアタックを繰り返す、井上さんかま坂であげる展開が続く。
35周(145km)地点からちゃんと先頭交代しているのは6人くらい。
堀井さん、井上さん、高橋さん、根本選手、鳥倉くん。ゲンゲンも辛そうながら先頭交代はしっかり入る。
上記の方々でも時々ローテを飛ばしをするが、堀井さんだけは終始一度もローテ―ションを飛ばさず一番安定して先頭交代する。
フェアプレー賞があったら間違いなく堀井さんだ。
150kmを過ぎる、自分が登りで上げても、平坦に出るとペースが落ち後ろが合流してしまう。
そこで井上さんや堀井さんが下から坂を上げた時は平坦で自分が上げる!
しかし、登りで限界な集団で脚がある人が着いてくることもなく、離れてしまう。
ここら辺は奈良さんブログが詳しい。
http://naranikki2.hatenablog.com/entry/2017/09/09/000000
その後も下りでも何度となく一人先行、平坦でも一人先行を繰り返し泳がされる(涙)
加速は出来るが、独走力がなく集団に追いつかれてしまう…。
登りはいくら牽いても集団も頑張るし。
でも繰り返していると170kmでゲンゲン脱落。
この頃になると、登りを一本引きすのは堀井さんか井上さんか自分のみ。
何人か頂上で千切れるがホームストレート向かい風で追いつかれてしまうパターン。
するとペースの落ちた先頭集団から高橋さんがするする抜け出した。流石勝負師!
待ってましたとばかりに単独でブリッジを駆ける。
「ペースで逃げましょう!」
二人で半周ほど逃げた。
しかし、井上さんが引く集団は頑張って追いついてきて…広がって休む~。
休むのかよ!カウンターアタック位してくれ!
その数周後、同様に根本選手も抜け出したので、単独ブリッジして一緒に逃げた。
これも半周ほどで吸収。
逃げたい逃げたい逃げたいと動き続けているが決まらず、何発行ったかは分からないくらいアタックしている。
それでもペースで終われると結局集団に戻ってしまう。
吸収される時に、幾度なく集団を引いてくる力強いのは相変わらず堀井さん。
終盤に近付くとラップした56さんが高岡さんに文字通り塩を送っている。
私もボトルの残りが心もとなくなってきたので「水をください!」と甘える。
ありがたく頂き渇きを癒した。
ラスト近くになると井上さんが坂下からペースアップを始める。しかし、パワーは凄い。でも千切れるほどではない。一緒に逃げてくれればなとずっと思っていた。
流石の井上さんも頂上間際でパワーが緩むので、ペースを維持して引くと誰もついてこずまたも一人先行してしまう。
残り周回が減る。同時にお腹も少し空く。
補給が完璧に出来ているので苦しい局面は少ない。
今年の夏に一緒に過ごしたフランスネオプロのビビアンが補給に関しては固形物から!朝食に関してはスタート3時間前!
フランスではこれが常識なんだ!と言わんばかりのリアクションを遠征中にしていた。
それに倣ってみて、巧くいっている。
20km毎に100kmまでは固形物、自作バーや羊羹を食べてきた。
その後も20km毎は維持しつつ、ジェル類へ切替えて160kmまできた。
ここから摂取効率と内臓への負担の少ない秘蔵っ子、温存していたアスリチューンを補給に入れる。
残り2本、最終局面のため取っていたんだ。最新作の「ポケットエナジー白(オレンジ味)」!
オレンジの香りと甘さ身体を満たしてくれる。万全な状態でレース終盤へと入っていく。
ポケットエナジーにオレンジ味が登場! スポーツサプリのアスリチューンHAYATOネットショップ
40周(178km)残り四周
ここからは終盤動画がより雄弁
残り4周になると今までローテに入らなかった人たちが入りだす。
終盤は堀井さん、自分が主でペースを作り、井上さんは坂のみ上げる展開が続いた。
集団も7人から減らず。
56さんが聞いてくれて残り3周アナウンスが行われる。
残り3周、これはスプリントだなと、この先頭集団の中でスプリントにも自信はあったので、あとは脚を溜め…ない!
動画の5分、8分50秒、11分、19分と絶え間なくアタックやペースアップをし続けた。
それでも決まらないので、流石にスプリントに切り替えた。
流石に42周終え、特に120km以降無駄に動き続けてスプリントは脚も心もとない。
ラスト2周、井上さんが坂下から引き切る。
着いていけば井上さんは怖くないと皆坂だけに一点集中で一致。この周では誰もちぎれず平坦で集団牽制しながらも最終周にはいる。
最終周、案の定、井上さんが坂下からペースアップする。
渾身の走りだ。2名ほどが千切れる。
それに耐え、ホームに出るも引き続けてくれる。ありがたい!
残っているのは自分、堀井さん、高橋さん、高岡さん、奈良さん。
すると高橋さんが早駆け!来ると思った!
反応したところで高岡さんと接触!すみません!
しかし譲らず、高橋さんの番手を取り、捲くりスプリント開始!勝った!
富士チャレンジ200優勝!~完~
とゆう夢を追いかけてスプリントを開始してしまった!
先頭に出る。
踏む!
先頭に出てからゴールまで遠い!
やばい!
距離をミスった!
向かい風・横にラップ集団がいて、動けずゴールまで遠い!
結果ゴールラインまで持たず、横から人影!高岡さん!
「マジかぁぁぁ!」
申し訳ございません、声が出てしまいました。
捲られた瞬間、諦めて踏みやめてしまい奈良さん、堀井さんにも抜かれてしまった。
スプリントに自信を持ちすぎて、距離を測れず傲慢にも踏めば勝てるっしょ!となっていた自分が情けなく、消えてしまいたかった。
高岡選手、奈良選手、堀井選手、北野の順でゴール
自分の後ろという完璧な位置取り、この局面でのスプリント力といいクレバーな高岡さん、奈良さんの結果をもぎ取る姿に悔しくも惜敗。
同じくらいか自分以上に引いていた堀井さんには完敗。
悔しすぎて自分の慢心が許せなくて久々に泣いてしまった。
勝つことは簡単ではない、もっともっと圧倒的力をつけたい。
先輩方、ライバルたちのお蔭でまだまだ自分の足りないものが見えてきた。
血沸き、肉躍る戦いをありがとうございました。こんな気持ちになれたのも本気で頑張ってこれたから、傲慢な自分の鼻を折ってくれる人がいるからこそ。
◆結果:ソロ200kmクラス4位 (北野)
チーム200km 2位(玉仙・武井・平形)
ソロ100km 10位(雨宮)
あらゆるクラスで活躍した「Team Oltre」、優勝こそ逃したものの早いBIANCHIが多くの先頭集団で見られたのではないだろうか。
◆個人的反省
何より冷静さを保つことは必要不可欠だ。
それをもって費用対効果の高いアタックが必要。
そしてアタックして逃げ切る独走力。
力に任せたアタックでは百戦錬磨の先輩方には美味く処理されてしまう。
登れないけど登りで仕掛けた数だけは一番多い。
それは無駄仕掛けが多すぎたということ。決めるアタックは決めねばならい。
纏めると減量-4㎏と独走力20分走向上、そして無駄脚をなくす冷静さをつければ勝てるところに来ていると思う。
一つでも改善すればより脅威になると思うし、沖縄まで必ずこの点を改善したい。
この悔しさを晴らす為、自分の力を証明するため。
今年はジャパンカップ、市民210kツール・ド・おきなわを同年優勝を取りに行きます。
【使用機材】
フレーム:BIANCHI OLTRE XR4
(52サイズ/CK16×ブラックグロッシー)
ハンドル:Thomson Carbon Cyclocross Bar/420mm(D130/R75mm)
ステム :Thomson x4 Elite Stem 110mm/±10°
サドル :SanMarco ASPIDE CABON FX NARROW
ホイール:: GOKISO GD2 ロード
ワッシャ:ナカガワサイクルワークス エンドワッシャー
タイヤ :Panaracer RACE A EVO3 23C/ 使用気圧7.5bar
オイル :イナーメ・チェーンオイルスプレー
クランク:Dura-Ace FC9100(52t-36t)
マウント:REC-MOUNTS(レックマウント) Type19
何発ものアタックやペースアップできたのは相棒のカウンターヴェイルの効果なくしては成せなかっただろう。
スタートからアタックして最後までアタックし続けられた者がいただろうか?いや、いない(反語)
このインターバルを支え続けてくれるのはNASAが生んだ新素材、カウンターベェイルを積んだOLTREとSpecialissima(スペシャリッシマ)だけ!
アタックのために「行け!カウンターヴィエル!」「頼んだ!カウンターヴィエル!」と心の中で叫ぶと童心のころの熱き思いが蘇り何発を行けるのでお勧めである。
◆次回予告
次は9/18(祝・月)開催
『秋のしもふさクリテ in フレンドリーパーク下総』に出場します!
参加クラスは以下の2つ
08:00スタート:120分エンデューロ
15:04スタート:エリートクリテイリウム
応援、よろしくお願いいたします!
Team Oltre 北野普識
俺の夏休み2017+シマノ鈴鹿 インサイドレポート
(Photo by Mitui Itaru)
俺の夏休み in 2017 Summer
オルトレライドからイナーメ合宿、シマノ鈴鹿へ連結するスタイル
目的は基礎体力強化とヒルクライム力強化
目指せ月間走行距離1500kmオーバー!
まずは連休初日から。
8/12(曇) 鹿野山ヒルクライム3本 50km
朝雨だったのでソロで夕方よりヒルクライム3本
8/13(雨) Team Oltre練習会 100km
山口湖スタートでミルクランド~籠坂峠と周遊するコース
今年度メンバー:倉本さん、玉仙さん、雨宮、武井
山口湖まで断続渋滞で辛い、現地に近づくにつれ雨でなお辛い。
色々あったが無事全員集まり、今年初チーム練習(祝)
(Photo by GYOKUSEN-san)
倉本さん一本牽きで富士の樹海を進む。倉本さんの引きにいつ千切れようかと心が弱ってくる。
我々探検隊は大雨に見舞われながらも山奥へ進んだ…。
すると、ここからフリー走行!と倉本さんより号令、謎峠をローテションで進んでいく。 一巡したところでゴールらしく、最後に雨宮君ともがいて終了。
倉本さんのSTRAVAではKOMまでもう数秒だったらしい。
雨の中だったし仕方ないね ビショビショになりながらも、標高が下がると降り止む雨。途中カフェにより、のんびりケーキを頂くもやはり濡れると寒い。
少休止を終えると、ミルクランドへ向かい登っていく。
武井くんが良い引きで登りスタート、その後ローテションを進める。
下りで自分が先頭になったのでペースを落とさぬよう、パワーを落とさず下る。
すると雨宮君がアタックと思ったのか、登り返しでカウンター。え!?と思ったが、反応する。
二人で掛け合いの様になり、雨宮君先行、北野追走となり。
雨宮君に追いつくと燃え尽きたのか踏みやめていった。
1人先行していくも、後ろからペースで来た武井君に抜かれ、ついていくも仕掛けすぎたツケで死亡。
倉本さんにも抜かれ、玉仙さんに引いて貰いながら頂上を迎えた。
(Photo by GYOKUSEN-san)
その後、山口湖へ降りる為に籠坂峠へ向かうが、大雨で更に死体にムチ打つ所業。
あまりの視界の悪さ・低体温症になりかねないため足湯へ避難した。
少し休むが降り止む気配もなく、再度出発。
足湯は意外と効いて、低体温症は避けられた。
雨宮君が飛び出していき、玉仙さん・武井君と登りきり山口湖へ脱出成功! 登る度に雨に降られた練習会だった。
紅富士の湯へ直行して温まって帰路へ。 倉本さん企画ありがとうございました!
8/14(曇) ダム湖アタック合戦 120km
ダム湖10㎞周回3周×2セット+昼休み+開田高原監督妄想10㎞コース2周
朝、5時始発で開田高原に移動し、毎年恒例になりつつあるイナーメお盆合宿開始。
木曽福島まで電車で行き、岩月さんに拾ってもらう。 ペース走で2周、3周目レース走。
1セット目は電話があり第2集団へ落ち、そちらで引けるだけ引いて最後に発射台となり終了。
2セット目は第1集団で走り、アタックし続けるも最後タカユキ・平林さん・自分となり最後の坂で力尽きた。
練習後、木曽福島駅で昼食して買い出し後、宿のぷちびらMTおんたけへ そこで宿前の特設コースで練習、1周目からカーペースで辛く、2周目はおっぺいがしらっと逃げ出す。
それを追って中盤、森本さんがアタック!2人をタカユキ、櫻井さん、私で追うも力尽き3人とも後退して私は道を間違え終了~。
夜は監督のワインと共に、皆で語り明かした。
8/15(雨) 雨の久藏峠インターバル 70km
九蔵峠周回を×3+長峰峠のセットを二本
久藏峠2周目中盤にナチュラルに千切れ、レオモ森崎と前を追う。
途中インタープロタカユキを拾い登りでペースを作る。
長峰峠に入ると落ちてきた櫻井さん、おっぺいをパス。
おっぺいが最後の力で牽いてくれるもおさらば。
タカユキに先行され、あとは淡々とゴール。最後の第2グループの香川さんらにも抜かれた。
二本目は雨が降り続いているので自由参加。
減った中7人ほどで開始、久藏峠2本目にナチュラルに千切れる。
もう心折れてるわ。
皆も折れたようで、2周で練習はお開きとなった。
午後は雨のなかマウンテンマフィンなどでゆっくり時間を過ごした。
コース:木曽福島~木祖村(鳥居峠?)~野麦峠~長峰峠~開田高原
朝から大雨、合同練習は取り止め。
昼に皆で木曽福島駅のラーメン55で昼食。うまい、大盛りと評判良し。
その後、おっぺいと松工中村君と練習開始、木曽福島では雨は降らなかったが、登るとすぐに雨が降り降り出した。
峠を3つもこえられるドン! おっぺいL2~L3ペースに引きずり回される練習となった。 鳥居峠?は全部引き、野麦峠~長峰峠はおっぺいペースで引いて貰い宿へ帰宅。
まだ80㎞だったのであと2周ほど監督妄想コースを走り、100㎞にしようとするが雨脚が強まり、疲れで走れず1周でやめた。
8/17(晴) 御嶽周遊ライド 195km
久々に晴れたよ!
コース 三岳の道の駅を突っ切り、右岸道路を抜けて国道19号に出て下呂を目指し、開田に戻ってくるコース。
メニュー的には一人が一定ペースで牽けるだけ牽くスタイル、日本版タイ合宿練習 序盤は自分が多めに10分以上引く、下り基調なのですいすい。
70㎞地点で一度休憩。
140KM地点、下呂温泉を前に疲れが滲み中切れを埋められなくなってくる。
ここまでAV35KM/H 下呂温泉で飛騨ラーメンを頂き、残り50㎞ほど。
残り170㎞程地点でおっぺい引きに耐えられずドロップ。
L2~L4を一日中維持できるおっぺおは化け物です。 パリブレストとか耐久系レース・エンデューロ出たら日本敵なしじゃない!?
そこが弱い僕は単独で宿を目指した。
あと5KMで200㎞だがその5㎞を走る気力なく。
合宿最終日なので残っている5人でBBQ~締め!
8/18(雨) 休息日 当初、御岳ヒルクライム回復走予定だったが、大雨雷で中止。
朝にぷちびらMTおんたけを発つ。
毎晩フルコース料理で、最高の合宿にしてくれる宿でした。
ありがとうございます。
おっぺいともお別れ!ありがとう。 岩月さん自宅、名古屋へ移動日。
8/19(晴) 鈴鹿スカイライン~シマノ鈴鹿TTT~自走帰路 100km 電車で鈴鹿入りし、出店ブースを冷やかす。
朝は岩月さんに連れられ念願のBUTYO COFFEEへ!
またサンボルトブースを居城にしてリラックスさせてもらう。
橋本さん、みなさんありがとうございました。
またミズタニさんやボマさん、レックマウントさんやレイクさんをひさかし挨拶
挨拶回りも一段落したら鈴鹿峠へトレーニングしに出発。
道端の温度計は38℃を指している。
こんな中運動しては死ぬのでは?
身体に水をぶっかけながら、帰ってきてチームタイムトライアル。
(Photo by Mitui Itaru)
龍太郎の到着がスタート30分前?でTTバイクを受け取る。タイヤに空気を急ぎいれる。
なんとかTTTの列に並ぶ。
並び順は、龍太郎・56さん・北野・佐野さん。 出だしから龍太郎が坂をカチアゲする。緩い勾配なのにTTポジションでの登坂はとてもつらい。
ポジションがあっていないのだろうか? その後はどんどん回していく、気持ち龍太郎の次ぐらいに長めに牽く。
1周回目7分10秒 全チーム、3番手。
良いペースだが登りでペースがきつく、その後緩むので登りは抑えて下り平地をがんばった方がタイムでたかもしれれない。
2周回目7分30秒 段々、佐野さんが引く量が増えてくる。
3周回目に入る登りで佐野さんがコーンにはすり遅れる。
ここで佐野さんを置いてブリッジするのは得策ではないと「龍太郎!」と大きく叫んでペースを落とさせ合流。
ここの登り切りで頭がふらふらしてくる。水をかけるが既に黒いTTボトルに入った水は白湯☆
くらくらしながら佐野さんの後輪に3度ほどハスりそうになり、これ以上は落車の危険がある!やばい!と頭がブレーキ。
3周目中盤の登りで引き切った後、千切れた。
その後、ピットに戻るもくらくらして立っていられず、日陰と水で頭を冷やした。
私が抜け、3人になって走り切ったイナーメは昨年度より8秒遅い6位だった。
(Photo by Mitui Itaru)
・反省
暑さ対策の準備不足だった。
レース前に炎天下の元、アップがてらヒルクライムするのもよくなかった。
レース中もTTボトルなど外して、ボトルは保冷2本にして氷入れて、ガンガン冷やせば頭くらくらせず最後まで役に立手かもしれない。
レース終了後、龍太郎カーもいっぱいなので自走で桑名駅の宿へ向かった。
夜はビール片手にGONZO PARKで開催されるCRIFFORDを観戦して、豊かな夜を過ごした。
8/20(晴) 菰野ヒルクライム~シマノ鈴鹿エリートクラス2 110km
朝、6時半には起きてレースまでロングライドLSDするぞいと心に決める。
起床7時半、あれおかしいぞ?
朝食付き宿泊プランだし、朝食とろうか? 「北野君、寝坊だよ」
今日のスケジュールが破たんした!
結局、朝食後佐野さんと一緒に走ることになった。
空気入れがないとか昨日飲み会の龍太郎が食堂でまっていたとかいろいろあったがなんとか出発。
5bar程度しかタイヤに空気が入っていなので慎重に。
20kmほど信号だらけの道を進み、湯の山、菰野へ向かう。
菰野ヒルクライムチャレンジ 峠攻め、しかし開田合宿の6日間連続トレーニングのダメージは大きく 2kmほど先頭を引いて、佐野さんが前に出た後はマイペース走行へ移行した。
それでもこの峠辛いよ!?
一番軽いギア~3枚目ぐらいまでしか使えない。 よっこらえっこら登り切り、最後の国道青看板からトンネルまで44分 アップには長いわ!
「急がないと、レースに間に合わないよ」
佐野さんが私以上に焦って、引いてくれる。
もう速くて助かります。(つらい)
なんとかスタート30分前に鈴鹿スピードウェイに到着。
アップ70km!後はレースを走りきれば合宿完遂。 佐野さんが買ってきてくれた氷やボトルに詰め、凍ったアクエリアスを氷嚢代わりに背中に入れていく。
・距離:40km
・周回:8周(ポイント周回3・5・7周)
・気温:38℃
・ライバル 今回エリートは現イナーメチームメイトのWAKOSトヨカツ(以下トヨカツ) 元イナーメチームメイト紺野ゲンタ(以下:ゲンゲン)がいる。
この2人が知ってる危ない選手だ。
後は様子見で判断、強い人は強い走りをするので。
スタート前にシャワーで体を濡らしておく、少しでも気化熱で体を冷やしたい。
露木先輩と談笑しながらスタートを待つ。
(Photo by Mitui Itaru)
1周ほど様子をみる。
1人ゲンゲンらしき人が逃げているような…。まあ単独なのでガンガン追う必要はないけどローテションには入る。
下りに入ればGOKISOが回りだし、勝手に先頭に出てしまう。
トヨカツが引いていて、横に並ぶ。
2回ほど先頭交代してみるも誰も動かず消極的。 アタックして様子を見る。
トヨカツがぴったりマークしてくる。 「にいさんアップ?」ニヤニヤ アップなら70kmほどしてきたわ!
第3スプリント計測前にゲンゲンを吸収する。
特にカウンターもおこらず、ゆったり1周完了。
ホームストレート坂を登っていく。
登り切ったあと左折し緩い下りへ。
ゲンゲンに挨拶する。
「あれー!?エントリーいなかったのに!!」
「当日エントリーなのだ、わるいな」
流石チェックしている。
脚は疲労で息をしていないので、前述の2人にどう着いていけるかだ。
その後、2周目は先頭をモリモリ引いてみる。
(Photo by Mitui Itaru)
トヨカツがアタックして、ゲンゲンがブリッジするので自分もブリッジ。
しかし集団に捕まる。その後も引いていく。
3周目に入りスプリント賞周回、トヨカツが逃げていく。
結構離れる、集団は自分らの作るペースから飛び出せない模様。
1人ブリッジするべく第一スプリントポイントを前にアタック、単独で追う。
あ~、思いのほか脚が疲れていて心が弱り踏みを弱める。 そこにゲンゲンが追ってきて、「**さん!」なんとかいって抜いていく。
やべ、速度差が以外にあり踏み直すが微妙な距離が埋めきれない。また心が折れて我慢が出来ず踏みやめて集団にもどってしまう。
これが分水嶺。
トヨカツ、ゲンゲン2人が合流すると集団を引き離し見えなくなっていたった。
集団で休むことで回復はしたが、集団ペースは絶望的に遅くなにより下りで踏みやめるしローテンションをしない。
声をかけ纏め、走り方を教えようとするけど私が引くと中切れしてうまくいかない。
(Photo by Mitui Itaru)
一緒に協調して追ってくれた人もいた。
「すみません、力不足で…」
「いやいやよく着いてきてくれてありがとうございます」
着いてきてくれるだけでも、レースを捨ててなくありがたいです。
その間に1分、2分と2人と集団に差がつく。
自分は単独で追う脚もなく万事休す。
一緒に追走した人から「スプリントしますか?」 「練習なのでやりますよ!」と答えた。
ラスト1周は諦め、先頭交代を減らしスプリントに備えた。
最後の登りを10番目程度で入る。
だんだん先頭が掃けていき、ゴールストレートでするする上がり5番手
そこから待ってスプリント開始、早掛けした前2人との距離を埋められず集団3番目、5位。
優勝はゲンゲン、スプリント賞はトヨカツがゲットした。
(Photo by Mitui Itaru)
追い付けず心折れた自分が恨めしい…。
しかし、7日間走りきり出し切った。
今のただただ回復させたい。
その後、スタートしたシマノ鈴鹿クラシック(元国際)で岩月さんのアシストをうけ?龍太郎が4位に入った。 エントリーミスしなかったらこっちも出たかったな。
表彰式までの間に、車の準備を行い急ぎ関東への帰路へ着いた。
日を跨ぎなんとか自宅に到着、龍太郎の一本日引きありがとう! お盆合宿参加された皆様、シマノ鈴鹿でお世話になった皆様ありがとうございました。 今回の乗り込みで調子があがったのを実感。
【使用機材】
フレーム:BIANCHI OLTRE XR4
(52サイズ/CK16×ブラックグロッシー)
ハンドル:Thomson Carbon Cyclocross Bar/420mm(D130/R75mm)
ステム :Thomson x4 Elite Stem 110mm/±10°
サドル :SanMarco ASPIDE CABON FX NARROW
ホイール:: GOKISO GD2 ロード
ワッシャ:ナカガワサイクルワークス エンドワッシャー
タイヤ :Panaracer RACE A EVO3 23C/ 使用気圧7.5bar
オイル :イナーメ・チェーンオイルスプレー
クランク:Dura-Ace FC9100(52t-36t)
マウント:REC-MOUNTS(レックマウント) Type19
次回レースは
9/2(土)AACA1-1からJBCF渡良瀬タイムトライアル予定!
2017年 第6回 開田クリテリウムインサイドレポート
『2017年 第6回 開田クリテリウムインサイドレポート』
【レース概要】
日時:2017/8/5
レース名: 2017年 第6回 開田クリテリウム
http://kisochari.net/igname-kurite.html
クラス:登録男子(E1/Pクラス)
【インサイドレポート】
8/5(土)
5:30発で出発、中央道は割と混雑。
11:00くらいにイナーメ信濃山形のテリトリー、開田高原へ到着。
軽く12時までサイクリング、御岳に見下ろされる高原は青き空と緑の大地に白き雲がたなびきなんと美しいことか。
12時から参加者たちと走行会
3組くらいに分かれて私は7人組ぐらいをイナーメエリートの渡邉さんと一緒に講習指南。
2列ローテが出来るようにと監督から号令があり。
まずは1周目は並ぶところから始める。
つぎに2周目にぶつかっても一緒に倒れず、押し返すことを教える。
そして3周目はぶつかるくらいの距離感で前後・左右を詰めさせ終了。
これで密集した集団でのぶつかり合いにも対応できるかも?
それが終わると各クラスでレース開始
大自然の中何故かローラーを始める佐野さんを応援しながら、選手たちを応援する。
14時から登録クラスでレース開始。
P1+E1混成クラスが6人しかいなかったので、20人前後の登録クラスと混走
登録クラスは30分
P1+E1混成クラスは+10分
コース:2.1kmのコース、3%登りと下りで構成されている。
下りは苔生し、草だらけ。登りは段々勾配が上がっていきいやらしい。登り頂上手前がゴールライン。
イカれた仲間にしてライバルを紹介するぜ!
彼の名は"佐野千尋"。イナーメ信濃山形でプロツアーを走るトップアスリートだ。ウォームアップに余念が無い真面目な彼を支えるのはもちろん"MINOURA"。田舎故、平らな場所が限られるが彼は動じない。例えシュールな絵面になろうとも。龍太郎がボトルを手渡す。彼らの笑顔が眩しい昼下り。 pic.twitter.com/tPzOJ8EbSc
— 信濃山形自転車倶楽部 (@LegarsiIgname) 2017年8月9日
彼の名は"北野普識"。彼もまたイナーメ信濃山形でプロツアーを走るトップアスリートだ。キタノまではふつーに読めるがファーストネームはユキノリ。読めねぇ…難しいので「ユッキー!」と呼んで欲しい。レースの先々でバナナを食べるところを発見されるチェレストカラーが眩しいビアンキぃな荒武者だ pic.twitter.com/a9BwbE1F4f
— 信濃山形自転車倶楽部 (@LegarsiIgname) 2017年8月9日
彼の名は"中村龍太郎"。彼はイナーメ信濃山形でプロツアーを走る全日本チャンプだ。付いたあだ名が"千葉の昇り龍"。「監督~開田クリテのストレート、登りでキツイっス」といいつつ優勝をさらい、自前の"龍太郎参上"のぼりを一般男子優勝者に持ってもらうという果報者。あやかりたいあやかりたい pic.twitter.com/z3aY0UfI15
— 信濃山形自転車倶楽部 (@LegarsiIgname) 2017年8月9日
スタート前にイナーメエリートにJBCF広島E2優勝・宮田でE1入賞まで果たしたフランス帰りの19歳小山と相談
「序盤からレースをぶっこわなさないようにしようぜ」と話し合う。
佐野さんと龍太郎も同様に相談しているが不穏な空気を感じる。
1周目ローリングスタート。
(Photo by Mitui Itaru)
龍太郎が登りのペースを作る。
(Photo by Mitui Itaru)
なるほど、そうゆうことね
私も合わせる。
すると、佐野さんが登り区間速一人で飛び出していく。
(Photo by Mitui Itaru)
そうきたか~。
先頭交代して1周ほどで吸収。
カウンター気味に松工の子がアタック、私も反応するが小山が後ろから飛び出して逃げ出す。
小山と松工の子が逃げる。
(Photo by Mitui Itaru)
追って吸収間際、佐野さんと松工の子が逃げる。
などして周回賞は松工の子が取った。素晴らしい。
メイン集団は龍太郎が登りでペースメイクして逃げと離れすぎず追いつかずで引いてくれる。
登りで軽く踏むと飛び出してしまった。するともう一人、松工の子が着いてきたので二人で前を追う。
しかし、下り右カーブで松江の子がオーバーランしてトウモロコシ畑?に消えていった。
こけなかったのでよかったが、牧歌的である。
その後、何度か吸収とアタックを繰り返し、一旦は全ての逃げを吸収。
きついこときいついこと。
(Photo by Mitui Itaru)
小山が単独で逃げ出す。
それを見える距離で追っていると登録クラス最終周となる。
龍太郎が登りを引き終えた後、先頭に出て下りを軽く引いた。
「ユキ引くな!」と龍太郎が叫ぶ、すぐに下がって後は最終周の選手に任せる。
下りで中切れしている合間を生めてあとは選手に任せた。
最後は速い集団スプリントとなった。
登録クラスゴール後、小山が降ってくる。
登録クラスのゴールと混同してペースを落としてしまった模様。
こちらはここから残り4周の戦いにはいる。
自分が下りでアタックしてみるが、決まらず。
苔と草であまり思いっきり踏めない…。
ラスト3周、登りで下から龍太郎が鬼引き。後ろを千切る為の引きだ。
(Photo by Mitui Itaru)
ゴールラインを龍太郎の引きのまま抜ける。
ラスト2周、登りのピークまでここは我慢してついていく。
頂上で交代して下りを引くが疲れてあまり引けない。
小山・佐野さんは先頭交代に入らなくなる。
登りは私のペースで引く。ゴールが見えてきて周回賞の鐘が鳴る。
ラスト1周(周回賞)
私の後ろから周回賞のタイミングで佐野さんアタック!小山も続こうとするが追いつかず吸収。
(Photo by Mitui Itaru)
ここで龍太郎が反応せずペースで追う。
交代して自分が引き、逃げ切れないよう差を空けすぎに追う。
ゴール前でキャッチするのが理想的、速くキャッチしてもスプリントに参加されては意味がない。
下りは龍太郎も軽く引いて交代、俺が追わねばならない感じ。
最後のストレートで引いて佐野さんに近づく、自分が引いたまま追いつくとカウンターが怖い。
踏めば追いつける距離で交代を促す、ここで牽制するならアタックする。龍太郎は前に出る。
軽く先頭交代しながら佐野さんを吸収、龍太郎が再度先頭に出る。
もうゴールまで300m程度。緩い登り基調なので早掛けは不利
龍太郎が後ろを確認して腰をあげる!
超反応、完全に合わせてしまう。
あかん、やられた!
龍太郎は腰を上げ踏むそぶりを見せて踏まなかった!誘い踏みだ!
頭ではこれはブラフだ!踏むな!と分っているが、筋肉は既に踏み出していた。
合わせるつもりが龍太郎を抜き去り前に出てしまう。踏みやめればいいのに体は踏み出してしまったんだから「かまわん、いえてまえ」と動くことを求めた。
早掛けで踏み出してしまう。
佐野さん小山は離れたが一呼吸おいて龍太郎が追ってくる。
ええぃままよ!ゴールまでもってくれ!
思いのほかすぐに捲られなかったので踏ん張るが、ゴール前に50mで勾配が上がり失速、龍太郎は加速。
捲られ完敗。2位に甘んじた。
(Photo by Mitui Itaru)
悔しいけど、先月600kmしか練習出来ていない身では、今できるレベルで一番の結果を出せたので気分はいい。
この気持ちよさを糧に8月は練習し続けるぞ!
佐野さんと小山は敵チームである私を如何に蹴り落とすのか画策していたらしい…。
してやられたり
(Photo by Kate)
レース後はすぐに表彰式、待たされない取組が素晴らしい。
小さい大会なのだけど多くの商品に賞金まで!
是非来年はこれを読んだ読者の皆様もご参加ください。
レース後は、近くの「御嶽明神温泉やまゆり荘」へ
鉄分で赤く濁った鉱泉!天気が良ければ御岳を見ながら露天風呂が入れる。
復刻版ケロリン(現在生産終了)という響きに、いつもお世話になっているイナーメ温泉部としては見逃せない。
何故か皆で購入する。温泉にケロリンは欠かせないのだ。
楽しい遠征を追え、翌日の東日本トラックに備えるのであった。
イナーメ信濃山形倶楽部:
開田高原クリテリウムレース2017 - 長芋通信 / Member's report
【使用機材】
フレーム:BIANCHI OLTRE XR4
(52サイズ/CK16×ブラックグロッシー)
ハンドル:Thomson Carbon Cyclocross Bar/420mm(D130/R75mm)
ステム :Thomson x4 Elite Stem 110mm/±10°
サドル :SanMarco ASPIDE CABON FX NARROW
ホイール:: GOKISO GD2 ロード
ワッシャ:ナカガワサイクルワークス エンドワッシャー
タイヤ :Panaracer RACE A EVO3 23C/ 使用気圧7.5bar
オイル :イナーメ・チェーンオイルスプレー
クランク:Dura-Ace FC9100(52t-36t)
マウント:REC-MOUNTS(レックマウント) Type19
緩斜面の登り、下りでもスピードが死なないオルトレの万能性が遺憾無く発揮された。
COUNTERVAIL カウンターベイルのお蔭で荒れた路面の下りでもアタックが出来る!
これはすごいこと、荒れた路面ではガタツキによりコントロールが難しく消極的になりがちだが、カウンターベイルがあればなにも気にせず動くことが出来るのだ。
この万能性は唯一無二だ!
(Photo by 長芋通信)
TeamOltre 北野普識
前半戦後半総括
走れないとドラマは産み出せない。
季節が移り変わるように人も出会い別れて移ろいゆく
主役は入れ替り、新たなスターも生まれる。
同じ舞台に立つ私はどの役を演じているのだろう?
・練習総括(距離)
1~4月=1100km±10%
5月 =840km
6~7月=650km±3%
・試合総括
【全日本選手権ロードレース2017 青森県八戸】
1周目に起こった落車に巻き込まれ、最終便で集団復帰するも登りでドロップ3周DNF
【Photo by KOUJI OKAMOTO-san】
イナーメ的には森本さんが果敢に終盤逃げに入るという凄みをみせる。
【JBCF広島 西日本クラシックロードレース】
Day1 64位
暑さに敗北し最終集団完走
【Photo by Mitui Itaru 写真館(仮) - 写真 | Facebook】
Day2 DNF
自分に敗北し、3周目のペースアップで千切れる。
イナーメ的には2日間龍太郎が一桁リザルトを連発、はらしょー
【ニセコクラシック2017】
年代別11位/全体21位
40分ヒルクライムで18人の先頭に残れず。
後ろから来た集団を指揮して40人ほどで平坦を追う、残り40kmから始まる登りで3人に先行される。
【Photo by nesekoclassic /2017 Gallery – Niseko Classic 2017】
それには付けず、その集団いたDeefJapna早瀬選手、SHIDO中尾選手、链轮单Edward Cork選手にアタックして絞るも降り切れず出し切りゴール
最近の練習量にしては後半動けたのが自信になった、しかしレース自体は前半の登りで終わっていた。
練習量+登坂力は社会人になってからずっと課題。
勝ったのは去年、新潟選手権で戦った
凄い強さだ。新潟の選手達強くない?
【JBCF石川ロードレース】
イナーメにフランス1クラスで走るビビアン入荷!
スタートアタックに反応、5人で逃げに乗るも最初にドリップ/4周目DNF
【Photo by Satoru Kato-san /JBCF 石川サイクルロードレース2017 - | cyclowired】
【Photo by KOUJI OKAMOTO-san】
イナーメではビビアンが先頭集団で気を吐き、メイン集団から佐野さんが飛び出し20位以内という良いリザルトを出した。
【国体千葉代表予選】
200mフライング 12:27 7位
3kmITT 4:11 7位
純粋にトラックは走り方がわからず、身体と自転車が一体化出来ずこのタイム
平坦得意なのだからトラックも強くなりたい。
【宮田クリテリウム】
予選突破も決勝8周DNF、特に何もできず。
平坦が得意といったな、あれは嘘だ。
(Photo by Sakai-san/FABtroni+camera - 写真 | Facebook)
龍太郎、ビビアンは安定の6位7位
ゴローさん、北澤、小山とイナーメエリートも優勝、入賞大活躍だった。
【大田原クリテリウム】
集団後方で消極試合、一度龍太郎に叫ばれてアタックした程度。
最後は前に位置取り出来ず、最終周のアシスト中切れで先頭から離れてしまい26位
龍太郎・ビビアンはしっかりチームプレーで6位7位。ここに助太刀できず不甲斐無い。
【Photo by Mitui Itaru 写真館(仮) - 写真 | Facebook】
【矢板ロードレース】
集団後方で消極試合、中盤遠藤さんを集団に引き上げ終了
集団45人まで残るが登りでドロップ
【Photo by うりこさん】
これにて前半戦ロードレース終了
後半戦は周りからどうしたの?あのころ(春先)の北野はどこ?みたいに言われるが、この微妙な弱い時期の方が長いのだからこちらが本性なのだ。
弱体化の理由は練習不足、月間1000km走れていないとP1で通用しないくらい弱る。
DNFが続くようなら試合参加を止めて練習に立ち戻ることも大事。
2000km乗れればどれだけ走れるのか。試してみたい。
ということで8月は走れ3000km!
9月に最強の自分に戻ってくるつもりなのでご期待ください。
舞台の配役は移り変わる、筋書きを変え物語の主役になるのだ。
富士の国やまなし 第14回 Mt.富士ヒルクライム 一般クラス インサイドレポート
皆はじめはクライマーだった。
大学生になり自転車競技を始めた自分が初めて2位入賞したのが弥彦山ヒルクライム2009だった。
あの頃は我武者羅に乗り込んでいた。
平日は大学後夜はバイトして通学往復60km、授業が速く終わる日は高尾山へ登りにいっていた。
週末は200km~250km、千葉から雛鶴や道志道まで行って帰ってくるよう日々をすごしていた。
ただ楽しいだけで生理学的知識に乏しかった自分は、ロングライドの度にハンガーノックになっていた。
今思えばオーバートレーニングの補給不足のバカ練習だった。
だが登りに関してはよく登れた。
身長が171cmで止まって以来、人生最軽量になったのはこの時。
登りは軽く持久力には自信があった。
しかし、ロードレースで勝つためインターバルトレーニングが増えていくにつれ登りの能力は衰えていった。
今となっては登れないキャラは確立している。
登れない要因は何故だろう?
富士ヒルクライムで読み解いてみたい。
6/11(日)朝4時30分起床
久々の車中泊で失念していたが、窓を少し開けて寝る場合は虫対策が必須だった。
モスキートン達の襲撃を受け、眠れぬ夜を過ごした。
6時頃に会場につくと…1万人を超える参加者渋滞で会場入りできない!
こんな経験初めてで、間に合うのかも皆目見当がつかず焦る。
礼儀正しく並んでなんとか6:15くらいに会場入り。
荷物預け時間をオーバーしてしまい預けられなかったが、しょうがないので背中に入れていくことに。
しかし、未だに荷物を預けられていない人たちが列をなしているが…どうするのだろう。
荷物を諦めビアンキブースにひやひやしなが辿り着く。
ゼッケンを受取り、武井君につけてもらう。
折角会えたので倉本さん、武井君にはイナーメオイルでマッサージ!
チームメイト皆に頑張ってもらいたい。
他のTeamOltreメンバーである雨澤君や玉仙さんには会えず。
色んな人と談笑しているとスタート時間迫る。
スタート地点で並ぶ、自分は4000番台。
定刻より10分遅くスタート。
スタート地点から速いペースのパレード走行でウォーミングアップを兼ねて前へ。
4000番台先頭に上がるけど既に3000番台とか合流してスタートラインへ向かう感じ。
ネットタイムのためそのまま人垣の大渋滞の中を抜けてスタートラインを通過する。
さあスタートだ!
スタートから頑張る人たちを追って頑張る。
読者の皆様、ヒルクライムで自己ベストを出したいならこれは悪手である。
優勝争いが出来る選手のみ先頭集団に食らいつくべきなのだ。詳しくは後述。
体感パワーは体重5倍~5.5倍。右端から1列~2列で行儀よく抜いていく。
何故か2車線横まで広がってゆっくり走っている選手もおり、その波に詰まってはリズムが崩される。
これが富士ヒルクライム名物、ヒルクライム渋滞…。
選抜か1000番台じゃないと巻き込まれるのは必至ね。
序盤の斜度が厳しい5kmをガシガシ進む渋滞→ガシガシ進む→渋滞を繰り返す。
緩斜面で出てくると同じペースの人たちが固まりだすので先頭交代しながら進んでいく。
しかし、10km過ぎたあたりで段々とパワーダウンを感じる。
これは頑張る人たちとローテションしながら進んだことで平均パワーピーク(LT値)を越えたのだ。
そうなると同じギアで回せない。
一定の持久力は本当に弱い。
集団の後方に行く、そしていよいよ千切れるかける。
追いついてきた人たちに引いてもらい復帰を繰り返す。
本当に協力が役立つヒルクライムだ。
レースも中盤の15kmを過ぎると向かい風。ペースで進んでいく集団。
後ろから倉本さんが追い付いてきてあっさりパスされる。
もう脚は限界だ。
千切れては後ろの集団につくを繰り返し、順位を落としていく。
ゴールはまだか?と考えていると遠くからドコドコドコドコドコと音が聞こえる。
「大太鼓が聞こえてきたらゴールが近いよ」と龍太郎からアドバイスを貰っていたので踏み直す。
…しかしゴールが見えない…。長くね?と思いつつペースダウン。
すると「ここからもがけ!」と看板、冷静にゴールまでまだ数kmあるけど…。
長すぎだろう…、踏んでもないので更に垂れる。
しかし下りに入り少し回復、少しまわして最後の登りへ。
本当に最後の力で頂上でもがきゴール。
男子19~29歳:97位/全体384位
タイム:1:12:15.30
惨敗である。
頂上で、倉本さんや玉仙さんと合流し健闘をたたえあう。
写真を撮り、下山
終わらない人垣と終わらないブレーキ地獄に手を引き攣りつつ命からがらブースへ戻った。
・使用機材
フレーム:BIANCHI OLTRE XR4
(52サイズ/CK16×ブラックグロッシー)
コンポ :SHIMANO DURA-ACE 9100
ハンドル:Thomson Carbon Cyclocross Bar/420mm(D130/R75mm)
ステム :Thomson x4 Elite Stem 110mm/±10°
サドル :SanMarco ASPIDE CABON FX NARROW
ホイール:RUBER SHADOW CX1
タイヤ :CONTINENTAL Grand Prix 4000s2 23C/ 使用気圧7bar
オイル :イナーメ・チェーンオイルスプレー
クランク:Dura-Ace FC9100(52t-36t)
オルトレは悪くないんです…悪いのはこの脚(あっし)…
下山したチーメメイトたちと写真撮影
レースを終えるとブース巡りが楽しめるのが富士ヒルクイムの良いところ!
・サンボルト
終わったあと、イナーメウェアでお世話になっているサンボルトブースへ
今年の選抜優勝の兼松さんも、僅差二位の森本さんも富士ヒルクイムで着ているのはサンボルト軽量ワンピース
私のTeamOltreジャージに合うアームウォーマーはありませんか?と伺うとすぐ出てくるのが凄いところ。
FPBのアームウォーマー
ずり落ちない、涼しい、焼けない、安いと4つの要素が満点
お勧めです。
また我々、TeamOltreが着るジャージは各地のビアンキストアに置かれています。
当然、ネットストアにもあるので
ビアンキユーザーの皆様は是非ビアンキストアで1枚ジャージをコレクションしましょう。
チームジャージと自分の愛車メーカージャージは揃えておきたいところ。
ブランドの歴史を楽しむのも自転車の魅力ですゆえ。
・レックマウト
今回よりレックマウト様より供給を受け、サイクルメーターはレックマウトを使用させていただくことになりました!
オルトレXR4にレックマウントをインストール完了
ガーミンとライトが一直線に並び、コックピット回りがスッキリしました。
作りも堅牢で朝夜練が主となる社会人サイクリストには打ってつけでは!
エアロ効果も期待できるので、オルトレとバッチリ。
レックマウトはいいぞ~
・Sports EPA
また調子が良かったシーズン序盤、コンデショニングに活用しているEPAの佐々さんにもご挨拶
実業団のJBCF群馬辺りまで毎日飲んでいたので調子よく走れていたが、在庫が尽きてしまったらあっさり調子も落ちてしまった…
EPA切れが調子の切れ目
新たな在庫を手に入れたのでシーズン序盤の調子を早く取り戻したい。
効能としては、魚の目などに大量に含まれる素材で血液サラサラ、炎症防止で寝起きがよくなる。
朝活や仕事で眠くならないので生活全般の効率が上がります!
だから強くなれる循環が出来るのが何より効果的かも…。
是非お試しallez!
お試しならグリーン
コスパならブルーがお勧めです。
さて、大きな大会は冷やかせるブースが多くて面白い。
富士ヒルクイムは終わった後もブースで楽しめる工夫が多くあるのが素晴らしい。
ビアンキブースもあり、オルトレXR4も試乗出来ますよ!
今年これなかった来年は是非お立ち寄り下さい。
今回選抜クラスをコースレコードで優勝した兼松おじさ ん
兼松おじさんの優勝を見て心揺さぶられた。
私もまた登れるようになり、この舞台に戻ってこよう。
富士ヒルクライム優勝おじさんの勝ちかたインタビューをお送りいたたします。 pic.twitter.com/4hwmKYHBC7
— Yukinori Kitano (@YukinoriKitano) 2017年6月11日
おめでとうございます!
第1回 JBCF 那須塩原クリテリウム P1クラス インサイドレポート
調子が落ちて思うように走れない。
原因は様々有るが、最大なのは満足な練習が出来ていないこと。
それは練習距離である程度把握できる。
1月1500km/2レース
2月1200km/5レース
3月1010km/8レース1勝
4月1060km/7レース1勝
5月 840km/6レース3勝
森本さんは3月から5月末まで5000km乗り込んだらしい。しゅごい。
自分は体調は明らかに落ち目、体調不良・怪我等で練習の質が落ちている。
満足できる練習が出来ていない&この6~8月は皮膚が弱い虚弱体質の自分には日光と汗が影響し、体調を落としがち。
毎年のことなので6月病とでも名づけたい。
さてレースレポート
6/10(土)
朝は定刻通り龍太郎が迎えに来てくれる。
朝食は車内でおにぎり2つ、バナナ2本、コーヒーを食べる。
また千佳ちゃんにヨーグルト牛乳を恵んでもらう。
奢ってもらうヨーグルトの美味いことよ!
ありがとうございます。
チョイ渋滞の東北道を抜け那須塩原駅前に到着。
既に道路規制は始まっている、那須塩原駅前周辺の広々さというか、駅前なのにビルのなさに驚く。
空が広い…。
試走終了10分前だったので遠藤さんと一緒にコースへ飛び出す。
印象としてはブレーキ減速が多く、道幅が広いため被せられる怖いコースだ。
実際にレースとなると前者は当たり、後者は外れるのだが。
チームキャンプに戻ってくると那須ブラーゼンの選手を引退し、運営に回った岩井君が甲斐甲斐しく動き回っている。
最近那須ブラーゼンの発信力が強化されたのは彼の運営合流も大きく影響しているのだろう。
陰ながら応援したい。
アップを始めようとすると、ミノウラ FG220に自転車をセットする。
「スタート10分前だよ!」
監督からありがたい忠告
そうだ時間がないんだった。
・一組目
遠藤
豊田
井上
北野
・作戦
予選通過50人
予選出走60人くらいしだし、メイン集団に居れば予選突破できる。
つまり、作戦は各々サバイブ!
・コース
T字の2.2kmクリテリウムコース
5回のカーブがあり、数300m~400m前後で鬼ブレーキして立ち上がらないといけない地獄コース
・那須塩原クリテリウム P1予選1組
スタート最後尾に並ぶ
始まりと共に一列棒状になる。
ささっと上がっておこう!カーブ毎、ストレート毎にひょいひょい上がるが同じように考えている人に被せられる。
(Photo by Shizu FURUSAKA-san)
前を見るとトヨカツが先頭交代に入っている。流石ケルメスを経験している雨男、位置取りミスは冒さない。
私はスタート最後尾で既に失敗っぽい。
(Photo by Shizu FURUSAKA-san)
後ろは中切れの嵐
段々と前に上がれなくなってくる。すごくきつい。
前の方は自分のペースでブレーキして曲がれるが、後ろの方はカーブ前で渋滞して先頭は既に50m以上先に行っているのを後から追わないといけない。
地獄のようなインターバル、平坦踏み続けて追いつく、渋滞、カーブ空けで前が離れる追うをエンドレスで繰り返えされる。
宇都宮クリテリウムの頃のコンディションならすいすい上がれたろうに今は無理!耐えるしかない。
(Photo by Mitui Itaru)
そうするとイノーさんが下がってくる。
そうすると遠藤さんが上がってくる。
今さっきから同じ位置で走っていたフィッツの野口っちがいつの間にかいなくなっている。
今さっきから同じ位置で走っているエルドラの萩原さんがいつも前後に居る。
やばいよやばいよー
(Photo by Shizu FURUSAKA-san)
(Photo by Sakai-san)
同じメンバーしかいないということは集団内で泳げていないということ。
今日の調子を明確に表している。
ついに気づくとメイン集団最後尾、遠藤さんと殿を務める。
(Photo by Shizu FURUSAKA-san)
余裕がないから最後尾
余裕がないからカーブ中にペダルヒット!
転倒はしなかったが、数十センチ遅れる。
1mも開いていいない。たかが数十センチの差、されど数十センチ。
これは致命的、後ろには萩原さんしかいなかったのでよかった…よくない!すみません!!!
なんとかゴールラインまでに前に追いつくが、脚を使い切る。
ここで千切れて後ろの集団を待つ。
メカトラで遅れた吉田隼人さんと合流して第2集団だかでゴール…。
テラ辛かった…。
(Photo by Sakai-san)
(Photo by Sakai-san)
不敵な笑みのようだが余裕のなさに顔が引きつっているだけである。
・一組目リザルト
豊田20位
遠藤29位
北野32位
井上35位
・二組目リザルト
大東9位
龍太郎31位
岩月DNF
社会人達の休日は眠いのだ。
戦士達は暫し休息
・チームプレゼンテーション
我々は何故かトリ。スタート前に雨が降りだし、雨脚も最高潮。
今日はトヨカツのワコーズ営業が主と決め、Aggressive Designを塗りながら出ようと決める。
そりゃ雨男が主役なら雨がひどくなるわけだ。
なんだかんだいろいろマイクでしゃべったが何を言ったか覚えていない。
(Photo by Shizu FURUSAKA-san)
プロ観の皆さんが盛り上げてくれて、ガヤが多いですね!と司会の広瀬さんから頂く。
監督はすごく盛り上がっていたよ!と喜んでいたので良しとしよう。
雨はひどいので龍太郎カーで凌ぎ決勝へ。
・那須塩原クリテリウム P1決勝
スタート10分前から雨の中待たされる。
辛い寒い悲しい…。
(Photo by Shizu FURUSAKA-san)
今の自分のコンディション1枚で表現するような珠玉の一枚。
しばれるわ~。
我慢ならず、木陰に移動する。
その間に前の位置は奪われる。がっでむ
(Photo by Yu-min-san)
ここに写る者どもはスタート位置が既に死亡フラグ。
スタートが切られる。
雨と水しぶきで視界は最悪
ブレーキも慎重になる。
ブレーキはアルミリムにしていてよかったがカーボンホイール勢が水切れが悪く止まらず突っ込んでこないか不安
しかし、そんなこと言っている暇もなく一列棒状。
朝の反省を生かして前に前に…あがれない…。今のコンディションでは無理!
(Photo by Sakai-san)
段々と限界を迎え落ちていく…。
パスした龍太郎も苦しそう。
私はそれ以上に苦しく前に上がれず落ちていく。
再度抜かれて自分の死期を悟る。
(Photo by Sakai-san)
一列棒状で苦しい時ー
…中切れは…万死…中切れは万死に…中切れは万死に値する…!
頭に流れる文字はそれ。限界を迎える前に自ら脱落を選択
カーブ渋滞で自分の位置を譲り集団最後尾に下がる。
最後尾なので中切れが起こり、限界を迎えている自分は埋めることが出来ず第二集団となった。
大東さんも脱落してこの集団に入る。
イノーさん脱落してこの集団に入る。
(Photo by Mitui Itaru)
HONDAやエルドラが引いてくれる。
この引きのお蔭で真逆の回復を見せる自分の脚と心肺。
フィッツ野口君や、群馬グリフィンの宇田川さん、なるしま田中さん、ウォークライド小室さんら脚があるメンバーと先頭に出て引き出す!
「ホンダさん休んで!」
初めは意思統一が出来ず、遅く長く引く人などがいて巧く回らなかったが野口っち二人で指揮を取り出すと先頭とのタイム差が縮小に転じた。
(Photo by Sakai-san)
自分が一番引けている(錯覚)をもって鼓舞して、大東さん・イノーさんと引きまくった。
しかし、遠藤さんグループが合流と同時に足きり。
脚が動き出した(遅い)ので残念だったが現状だとこんなレベルだ。
今年のJBCFで体感的には一番きつかった。
我々が下ろされたあともパラパラと下され生き残りは33人
その中にトヨカツ・龍太郎が残り
龍太郎8位
トヨカツ15位
となった。
凄い。
調子を維持してこの中に残りアシスト出来ればもっと上が目指せたのではないかと思うと慚愧に耐えない。
・反省
調子を落とさない生活習慣への修成が必要
・使用機材
フレーム:BIANCHI OLTRE XR4
(52サイズ/CK16×ブラックグロッシー)
コンポ :SHIMANO DURA-ACE 9100
ハンドル:Thomson Carbon Cyclocross Bar/420mm(D130/R75mm)
ステム :Thomson x4 Elite Stem 110mm/±10°
サドル :SanMarco ASPIDE CABON FX NARROW
ホイール:RUBER SHADOW CX1
タイヤ :CONTINENTAL Grand Prix 4000s2 23C/ 使用気圧7bar
オイル :イナーメ・チェーンオイルスプレー
クランク:Dura-Ace FC9100(52t-36t)
こんな体調でもけなげに反応してくれるオルトレ
オルトレXR4はダイレクトマウントブレーキ
雨の高速レースでも何ら不安を感じさせない安定したブレーキング性能とストッピングパワー
突っ込みとブレーキになにも恐れるものはなかった。
(Photo by Sakai-san)
・大会感想
縁日の出店も多く、観客も多く、那須塩原駅前公道閉鎖でアクセスも最高。
コンパクトでていて良い大会だった。
人の動線はまだ改善の余地があるが、是非来年も継続してほしい。
・車中泊
皆と分かれ一人新幹線で帰路へ
那須塩原駅から東京駅まで1時間15分!しゅごい。
そこから今日のベットメイクをして山梨へ向かう。
24時頃に河口湖周辺着
今夜の戦士の休息は車中泊
翌日は人生初、富士ヒルクライム!
TeamOLTRE公式大会なので、調子が合わせられず申し訳ない。。。
UCI2.2 ツール・ド・熊野第二ステージ インサイドレポート
UCI2.2 ツール・ド・熊野第二ステージ
朝、七時半起床
おいしい朝食に納豆ご飯二杯食べる。
昨日の弁当とは大違い。
会場まで3kmくらいなので、自走で会場へ向かう。
ブラーゼンや他チームとも合流
会場テントで伊賀先生よりアップマッサージを受ける。
今日は100kmで2000m以上登るクイーンステージ
円山千枚田を登り、札立峠を登り円山千枚田をまた登る美しくも険しい109kmコースだ。
(Photo by Paul)
パレードは10km、ほの隙に前に上がるが。
今日は目立つためにも逃げに乗るべく前に並ぶ。
スタートから坂、アタック合戦が始まる。
逃げに乗るべく前に上が……っ…れない!
ペースが早すぎる!
ヒルスプリントのようなふるもがき。
登りの繰り返しで段々と後方に下がり、後ろを見ると自分がいつのまにか最後尾…
パラパラ後ろは千切れている。
まだ始まって10kmも過ぎてないんですけど!
2年前より明らかに早い。
なんとか耐えきって下りへ。
この時点で辛い時点で黄信号
棚田登りはまでは着いていけるが、千枚田登りに入りペースは落ちず耐えきれずあっさりドロップ…
(Photo by TOYOKSTU)
グルペット(完走を目指す集団)すら形成されない速さ
これで赤信号
中腹で追い付いてきたポールさんと前を追う。
(Photo by TOYOKSTU)
二人で札立峠に入るもポールさんに着いていけず、全然上れない。
下りきり前で井上さんと合流するがその後、タイムアウト、リタイア
あまりにスピードが早く足切り者続出で回収車に乗り切れず、審判カーでゴールへ向かうことに。
終わってみると昨年より7分も早いゴールタイムだったらしい。
そのレースのペースが凶悪すぎて耐えられなかった。
もてぎ7時間ED以降、体調を落とし太った状態ではとても完走出来るレベルではなかった。
群馬の調子を維持して上げられなかったのが悔やまれるが、自分の体とは巧く折り合いを見つけていきたい。
誰もが健全な体を持っているわけではないし、自分のような虚弱体質でも何か成し遂げられる解決策を見つけ出したい。
これにて今年の熊野挑戦は終了です。
応援ありがとうございました!
まだチームは龍太郎が残っているので明日はサポートだ!
と言うわけで、第三ステージの大地町へ
走ったことがないタメサンらリタイア組で三周ほど最終ステージを試走。
自分は少しでも調子わ上げるべく軽く練習とダイエットしておく。
タイナショナルチームもかんこう観光に来ていてバスと色々話す。
またタイ合宿で会いましょう!
龍太郎のマッサージを見つつ夜は更けていくのであった。
続かない!
UCI2.2 ツール・ド・熊野第一ステージ インサイドレポート
UCI2.2 ツール・ド・熊野第一ステージ
ステージレースは朝八時に起きれる幸せ
朝ごはんはお弁当という切なさ
井上さんと美味しくご飯だけ食べまくる。
降りると自転車はしっかり準備されている。
TOYOフレームの多田さんメカニックが一晩でやってくれました!
そこからドッタンバッタン大騒ぎでレース準備。
ポールさんはサングラスがないとお店を広げ、井上さんはシーラントが詰まってホイールに空気が入らない。
二人が時間を稼いでくれる間に自分も準備
こんなスタート前に色々あって大丈夫か?という読者の皆さん。
安心ください。
熊野ステージ1は炎天下のもと長々またされるのでギリギリでよいのだ。
井上さんを待って会場へ。
新宮駅へ着くと可愛い応援団が
熊野キッズ
スタート10分以上前からがんばれ!がんばれ!がんばれ!と大声援が始り持つのか?と不安になる。
イナーメのロマンスグレーは日陰ですぐにゆっくりする。
そしてパレード20kmが始まる。
昨年より早い。
お尻を摘ままれて横を見ると元タイチャンプのバス!タイ合宿以来の再開!
嬉しくてスタートまで色々話す。
今日の展開はプッシュプッシュと話して別れる。
スタート地点へ
全国高木佐野さんファンの皆様、御査収ください。
ここで水を総監督から頂き、定刻通りスタート!
スタートからアタック合戦に参戦、龍太郎も動いている、一周目の登りで三回ぐらい動いたが決まらない。
逃げが中々出来ないのでペースが落ちない。
回復のため様子見で下がると二周目のあっさり逃げがきまり、6-8名各チームのエース級が全員入った逃げが出来る。
龍太郎も追っていくのが見えたので自分はしっかり休む。
しかし、ちょっとするとおりかえしで何人か合流している。
少しすると龍太郎が集団に…
イナーメからは誰も逃げに入れず、リーダーチームのグストが纏めたがりメイン集団を引く。
こうなるともう展開に任せるしかなく集団後ろで羽を休める。
それでも今日のレースは暑すぎて熱中症、脚痙り続出で数人落ちていく。
井上さんと集団後方で合流
「落車の神様と中切れの神様も居なくなったね」「それな」
話していると西日本学生選抜の藤田くんが話しかけてきて「自分一人だけになってしまいました…」
切ない…
「サバイブ!」
と励ます。
そしてメイン集団は基本的には落ち着いて進む
途中、酷い中切れを繰り返すダブリーズのイラン選手に物申す井上さんの貴重なガチギレ
井上さんのキレシーンをみて逆に驚く私
しかし、中切れするくせに前に入ってくるので言ってやれ言ってやれと心の中で応援
こういった落車の神様、中切れの神様に愛されたものたちも同様居なくなっていった。
それを避けて一番死に近い第一ステージを生き残ったイナーメは四名
ポール、井上、北野、龍太郎
軽く相談して逃げきりは確実だし、集団頭取っても何も得るものはないので今日はトレインも組まず、安全ゴールを各自目指すということに。
結局メイン集団は追い付かず、私は流して集団ゴール。
ゴール前で落車があったが、イナーメ四人共巻き込まれずゴール
ゴール後は直ぐに糖質(グミ)とプロテインを取って回復に専念
何人が応援していただいた声聞こえてました!
ありがとうございました。
レース後は試走組と宿直行組に別れて行動
私は直行組
すぐに疲れた体をマッサージしたかった!
今日よりIGAスポーツ整骨院院長の伊賀先生が帯同してくれます。
全員一時間しっかりみてもらい回復!
いた気持ちよくレース後の最高の御褒美
こんなにしてもらえると明日のモチベーションアップ
マッサージ後は綺麗な熊野を堪能
ホテル七ヵ浜は昨日の宿ど打って変わって最高の夕飯で大満足
明日の活力となった。
明日はクイーンステージ、千枚田の超級山岳ステージ
スタートアタックにはのって目立ちたい。
続く…
UCI2.2 ツール・ド・熊野 プロローグ インサイドレポート
UCI2.2ツール・ド・熊野国際へイナーメ信濃山形の選手として来ています!
始発から二つ目くらいで名古屋へ行き、そこから熊野へ車でイン
目張り寿司を食べ会場へ。
国際レースはメカニック必須なので、TOYO多田さんに自転車を見てもらう。
当然相棒はビアンキ オルトレ XR4!
社会人として国際レースへ出られるのは有り難いこと、噛み締めてスタートへ向かう。
UCI2.2ツール・ド・熊野プロローグ
タイムトライアル600m
UCI最短プロローグ
砂の浮いた坂コーナーがあり、見渡せずこわい。
出だしからダンシングでカーブまで攻めて、カーブだけ減速し座る。
曲がり終えたら再加速でゴールまでスプリント
自分は55.9秒でした!
チームでは龍太郎が日本人一位で51秒台、四位かな?UCIポイントとれず残念!
しかし日本人一位、凄いや
54-55秒台はスタートとカーブを改善すれば一秒は改善されるだろうが、51秒台はどうやって出せばいいかわからんね
レース後はブラーゼンやシマノの皆さんもいる会場近くの銭湯で汗を流し開会式
龍太郎総合四位!
第一ステージからは龍太郎の総合順位を守るべくイナーメのチーム員達は一人一殺で壮絶な最後を迎えることになるのか…
第一ステージは学生や不馴れな海外選手が被せられてパニックブレーキをする死のステージ
君は生き残ることが出来るか。
そんなことをそんなことを思いつつ、メカニックの夜は遅くまで更けていくのであった。
続く!
2days race in 木島平村 2017 1day+コンソレーションレース (残念レース) インサイドレポート
前日金曜日は社員総会
楽しく飲んで騒いで夜遅くに帰宅
・5/20(土)
4:00/起床
レース前は仕事後に準備やなんやでたいてい眠れない。
朝食:グラノーラ・バナナ・コーヒー・おにぎり
急いで出発
6:30/合流
岡君と高坂SAで合流、ここのサービスエリアは上りと下りで隣接しており階段で行き出来る。
しかし関越渋滞、圏央道で東北道を経由して最終的には下道で高坂SAへ向かう。
ここでアクシデント!ゴーグル先生はSAを目的地にするとスマートインターがなくて入れなくても下道で隣接の道路を目的地にするのだ!
罠にはまり高坂SAには入れず、諦め迂回して手前のインターから関越へ入り直し時間がかかる。
9:30/木島平到着
その後は特にイベントなく「木島平クロスカントリースキー競技場」へ余裕をもって到着。
「ここより木島平村」の看板から村民には一人も発見できないほど自然の溢れる村だ。
大東さん、萩原さんと合流・挨拶し近くに住んでいる北澤とも合流
・イナーメメンバー
自分、大東さん(P1)、北澤(E1)、岡君(E1)、萩原さん(エルドラードP1よりレンタル)
小室さんに教わりながら試走をこなしたり準備しているといつの間にかスタート時間が迫る。
大東さんのスタートを見送り、そこから実走アップを開始して競技場近くのアップダウンをTTバイクで往復する。
自分のスタートぎりぎり前に会場へ戻ってきた。
・11:30/1a stage 個人タイムトライアルスタート
距離:8.6km(3.4km×2Laps)
・コース
木間平クロスカントリースキー競技場のコースは流れるコースでうまくやればブレーキ不要。
カーブ前が必ず下りなので、カーブ後は登り返し。
そのため下りで勢いをつけブーレキをせず登り返しは脚が終わらないよう回せて速度を殺さないのが攻略法だ。
私はカーブの度にTTバイクの限界値がわからずブレーキしまくってしまい、酷いタイム。
試走時にもっと突っ込んだ試走をするべきだった…と後の祭り。
自分個人TT弱過ぎである。
チームでは地元の北澤が気を吐き11位トップ差18秒
14位/大東さんトップ差22秒
29位/萩原さんトップ差41秒
45位/岡君 トップ差52秒
47位/北野 タイム10:27.17/トップ差+0:52.88
タイムを見て私がチーム内最下位。
「え?TTバイクなのに」
岡君の悪意のない驚きが、より胸を刺す。
俺にはロードレースがあるんだ!と午後のロードレースに意識を集中する。
・作戦
タイム的には北澤エース・大東さんセカンドエース
コース的には道幅狭く、先頭交代がし難いため集団は数の利が少ない。
つまり、逃げ有利のコースなのだ。
なので、逃げを作り、チームから2人は必ず入ることを標榜とする。
ブリッジするときも戦略的に、残った選手は抑えに徹することを技術・意識的にも共有する。
・14:30/1b stage ロードレース スタート
81.6km(3.4km×24Laps)
スタートはローリング、タイム差毎に3グループに並ばされる。
自分は2組目のランタンルージュ(最後尾)
「あれビアンキおじさんだ!」とヤンボー
「優勝候補がなんでこんなところにいるんですか?」とか周りから煽てられる。
候補ちゃうでwTT弱いおじさんはロードレースにかけるしかないんや。
ローリング解除と共に先頭へあがる。
那須ブラーゼンが引き出し、下島君の後ろにつく。
前2人ブラーゼン、自分で並ぶ。初めからペースを作り出すブラーゼン。
2人が引きカーブ空けに先頭交代を促される。
先頭交代して前に出ると突然地面に叩きつけられた。
原因も何も訳が分からない突然の落車。
ただ先頭なので後ろには全選手がいる。
急ぎ立ち上がり手を挙げると皆避けていってくれた。
そしてすぐに自転車にまたがり直すも自転車が走らない。ホイールロックしている?
止まってみるとチューブラーが車輪から脱落している。
チューブラータイヤとは真円のチューブをテープやセメントでホイールの上に接着しているだけのタイヤのこと。
構造上のしなやかさがあり、それに伴うグリップの良さ、軽さ、パンクしても少し走れるメリットでレースでよく使われる。
それがめくれあがっている。
ペダルヒットしても剥がれることはないよな?擦って落車したときにめくれた?
ニュートラルにホイール交換を要望すると時間がかかるのでピットエリアに自分で走ってとのこと。
移動しても復帰していいんですね?と確認
無線で確認してOKとのこと
急いで走ってホイールを交換しに戻る。
復帰したタイミングが悪く、先頭にゴール前で追いつかれて審判団に降りてと宣言される。
えー、これ自分でタイミング合わせて復帰しないと無理ゲーだ。
冷静に集団が着た後に復帰すればよかった。
失意でコースに戻り、怪我を洗ったり落車原因を確認する。
自分では緩いカーブあけで落車したのでペダルヒットした感覚もなく技術的問題点がわかならい。
なら機材はどうかというとタイヤが剥がれたいた。しかし失意の中戻るとタイヤはがれが元に戻ってリムの上にタイヤがある。
どういうこっちゃ!?
色々な意見を貰うが再現性がなく、機材のせいか、技術のせいか原因が特定できずもやもやする。
原因解明出来なければ可能性をピックアップして一つずつ潰していくしかない。
その可能性の一つだけを見て、一般論を語られても二階から目薬、蛇の足より人の足見よである。
本当に思いやって状況を考察し可能性を提案してくれた皆さん感謝です。
原因究明と怪我の処置をしていると、岡君も体調不良でレースを降りてきてDNF
イナーメは3人なってしまった。
しかし、レース展開を見ると逃げには北澤と大東さんが入っており逃げ切り確実
萩原さんも作戦通り集団に蓋をしてくれたようで作戦通りに事が動いた。
詳しくは大東さんブログをご覧ください。
2days race in 木島平村 1日目|ヤッシーのロードバイク生活
・結果
大東:7位(逃げきりTOP同タイム)
萩原:25位(2:43秒差)
北澤:33位(2:43秒差)
北野:DNF
岡 :DNF
大東さんは1bロードレース優勝したブラーゼン銀二とタイム差なしでゴール。
北澤は自ら逃げを作り、人生初大逃げで大興奮でアグレッシブに走り、逃げの中で頑張りすぎてドロップ。
逃げの中で頑張りすぎたのは経験不足が出たが、結果オーライで大役を果たした。
萩原さんはしっかり脚を溜め明日につないだ。これが翌日に繋がる。
終わった後、3人とも脱水で脚攣り気味、すぐにリカバリードリンクを与え、リカバリーマッサージをしっかりとやった。
揉みだすとオイルが伸びないくらい皆水分不足で脚が干からびていた。
聞くと3人ともボトル1本飲みきった程度しか飲んでいない。
そりゃあ全然足りない!1時間でワンボトルは意識的に飲むよう忠告。さらに明日のため、翌日レースまで2Lは水を飲むことを指示しておく。
エースの大東さんには大好きコーラも禁止令、レース前後に飲み過ぎてカフェイン脱水の気があるからだ。
そういったアドバイス・マッサージを終え、宿へ。
3kmほどゲレンデを降りたところにある「ホテルレイジャント」が本日の宿。
価格に見合わないほど豪勢な食事を終え、監督・北澤お奨めの「馬曲温泉」を視察しに行く。
露天風呂は山の高い位置にあり、雪解け水が近くを流れるシチュエーションは最高
夜なので山稜の陰しか見えないが満点の星空の下で露天風呂は最高だった。
ただ鉱質に特徴はない。
入湯料500円
評価4/5点
怪我をラップで処理し、2時間くらいしか寝てなかったのと怪我の疲れで布団に入った瞬間就寝
・5/21(日)
6時起床すぐに朝食を食べる。
御飯を一杯、自分は残念レースなので少なくて構わない。
ここでも大東さん・萩原さんに水を進め続ける。
既に戦いの準備は昨日のレースを終えた時から始まっているのだ。
食後会場入り。
怪我の状況は擦過傷だけだが結構、体液が出ていたい。
受付を済ませてのんびりしている間にスタート時間
怪我が痛いのでアップはなし。アドレナリンが出ることを祈る。
・8:30/残念+県大会ロードレース
距離:71.4km(3.4Km×21Laps)
昨日完走できなかった選手+県大会で長野県の社会人から高校生まで終結する。
そこにはイナーメ合宿で調子のよかったイナーメの秘蔵っ子、小出樹も来ていた。今日は松工ジャージである。
「展開はどうします?」と聞かれていたので「逃げ有利だから前においで、動いていたら勝手に逃げているコースだよ」と伝えておく。
スタート前に「え、こっちなの?」「荒らしじゃん!」とか酷い言われようである。
自分のミスでやったんだから仕方ない、勝っても負けてもいろいろ言われるやつなのでそれなら勝ちにいこう。
ローリングスタート
今回ペース速く一列棒状になる。
1周してバイクペーサー終了、アタックする。
昨日はコースのどこで動くのが効果的かすら把握できないまま終わってしまったため、序盤から仕掛けて確認する。
しかし、初めは集団も元気で全然人が減る気がしない。
3周目に高校生集団が追い付いてくる。
樹だ。ニヤニヤしながら追いついていくるやいなや先頭に出て動き回る。
若者らしいいい動きだ!
私も継続的にコースのあらゆる場所で仕掛けてみては効果的なアタックポイントを探していく。
30kmくらい過ぎても様子見アタックを繰り返しているとやっとこさ集団も減ってくる。
先頭でアタックイン反応するのも回しているのも同じメンバーになってくる。
先頭集団は落車も一度もなく安全。
他にも仕掛けているのは同じメンバー、坂でよく上げるのはFIETSの方々と樹とかぐらい。
しかし、その後の平坦でペースが落ちるので、落ちないよう手伝う。
自分が前で仕掛けると「いったぞ!」「潰せ!」「追え!」と集団から怒声が常に響く、こわい:(;゙゚'ω゚')ビクビク
自分が後で休んでいると、FIETSが複数人揃えているので組織的中切れ攻撃をしてくる。
前にチームメイト一人行ったら、もう一人が踏みやめ後ろで休もうとしている人らを残し集団を割る。
なかなかここまで露骨なのは珍しい。でもチームで数を揃えているこその戦法である。
様子見して追いつくのが骨になる距離が空いたら思いっきりブリッジして、寧ろ利用させてもらう。
そうこうしているうちに35kmを過ぎ、後半戦。
ここからは、リストラをすべく坂の度に毎周回アタックを駆ける。
坂の終えた後の平坦で速度落とさないのが一番効果的なようで、周りを振るい落とすためにここで仕掛け続ける。
坂を引き切って交代を促すとどの選手もペースを落とすのでカウンターアタックし休ませない。
そうすると残り20kmぐらいで6人に絞られた。
若者3人
チームウォークライド 鳥倉必勝選手(JBCF群馬Y2位/JBCF鴨川TT E優勝)
フィッツ 宇賀隆貴選手(全日本ジュニア5位/ナショナルジュニア強化指定選手)
松本工業高校 小出樹 (御存じ、我らがイナーメの秘蔵っ子)
若い芽は早めに摘み取っておかないと(読者のみなさん、未来の自転車界を背負う人材です。要チェックですよ!)
そして昨日、私同様完走出来なかった3人
イナーメ 岡君、今日は調子がよさそうだ。
FIETS GROEN日本ロボティクス 中村文武選手の老練な走り。
Pinazou Test team 梶田歩選手が他の選手とは違うタイミングで抜け出そうと動いている。
こういう動きが一番怖い。
何故なら他の選手は私の坂アタックに警戒して。他の区間では私同様脚を休めている。
これは私の得意なリズムに飲まれ、真っ向勝負に持ち込まれているということに他ならない。
それに気づいているのだろうか?
気づいていなければ、例え私より独走力やスプリントなど他の能力では勝っていてもその能力を封じられているに等しい。
その中で私の術中に嵌ろうとしない梶田選手の抜け出しは他の選手の警戒が弱く、坂攻防と比べ関心が薄いためスルスル逃げ切る可能性があるからだ。
私的にはこの梶田選手の動きに一番警戒していた。
残り4周下りでスルスル抜け出す梶田選手、樹だけが持ち前のアグレッシブさで追走する。
距離が空くにも関わらず、皆追わずこちらを見てくる。
横にきた岡君に「岡君、埋めて!」とチームオーダー、勝負を決っしてしまおう。
岡君はしっかり仕事をしてくれて埋めてくれる。
坂前で追い付き様にカウンターして、警戒する梶田選手を振るい落とす。
岡君も仕事を終えてここでドロップ、ありがとう。
1人梶田選手を追っていた樹がこのカウンターに着いてきたのが今日最大の驚き。
誰よりも動き、誰よりも粘り強い走りだ、強くなったな!
ここで自分、鳥倉・中村・宇賀選手と樹の計5人となる。
周回賞のブザーが鳴る。
この4人にスプリント勝負に持ち込んだらアカンと思わせ、他の動きを誘発するために自分のスプリント力を披露しておこう考える。
残り2周の周回賞は残り100m軽く仕掛け1位通過、短い距離で数車身離して見せた。
さあ私に対して純粋なスプリントはリスキーだと判断して、早い段階で勝負を仕掛けてこないかな?
しかし結果的には誰も動かず、もうこの段階で勝負はあったように思う。
最終周、残り800mくらいから樹が早掛けし、それに反応して残り100mくらいでスプリントを開始し優勝。
・ゴール動画
ガッツポーズが少し早かったようで鳥倉君に差されそうになった…危ない危ない…。
(Photo by Satoru.Kato-sam for cyclowired.jp)
終わった後に樹から「楽勝でしたか?」と聞かれる。
1dayレースらしい激しいアタック合戦だったが、前述の通り自分の展開に持ち込んでいたので、自分が仕掛けたあとはスピードが緩み休めてしまい苦しい局面はなかった。
午後のメインレースに出たいぐらいだった。
・結果優勝
完走者12名/出走67名
本レースより平均速度が速いという本当に残念なレース。
高校生完走率が6%以下なのはペースを引き上げておいて申し訳ないけどかわいそう…。次からは分けた方が良いのでは?
表彰式で五一ワインのナイアガラでシャンパンファイト!
このナイアガラは甘めで誰でも飲めるおいしさなので皆さんにお奨め。
五一ワインはどれも美味しいので是非皆さん長野に来たときは飲んでください。
五一わいんの特徴 - 貴腐ワイン、塩尻ワイン、 五一わいんの林農園
遠いいという方はHPで購入だ!
五一ワインとミンク毛皮、花束を頂く。
花束は頂くと応援してくれた女性にプレゼントできるので是非他のレースでも準備して頂きたい!
そして ミンク皮の使い道、募集しています。
・使用機材
フレーム:BIANCHI OLTRE XR4
(52サイズ/CK16×ブラックグロッシー)
コンポ :SHIMANO DURA-ACE 9100
ハンドル:Thomson Carbon Cyclocross Bar/420mm(D130/R75mm)
ステム :Thomson x4 Elite Stem 110mm/±10°
サドル :SanMarco ASPIDE CABON FX NARROW
ホイール:GOKISO GD2 ロード
タイヤ :CONTINENTAL Grand Prix 4000s2 23C/ 使用気圧7bar
オイル :イナーメ・チェーンオイルスプレー
クランク:Dura-Ace FC9100(52t-36t)
今期3勝目のBianchi Oltre XR4、やはりいくらアタックしても疲れないフレームの優しさが唯一無二
衝撃はいなして優しいのに、芯は硬くスプリントがかかるという本当に良いとこどりのフレームだ。
しかもカラーオーダーも始まりました。自分の一台を作るのは楽しいですので是非お試しあれ!
私の駆るBIANCHIの旗艦エアロロードバイクOltre XR4が自分の好みのカラーにオーダーできます。
こんな勝てるフレームを自分の好みで世界に一つだけのフレームにできちゃいます!
この機会にぜひ!
その後はメインレースのサポート
出走する3人、大東さん・萩原さん・北澤に監督からもらった経口補水液をしっかり飲ませる。
脚もしっかりアップオイル「Summer」を使い暑さ対策。皆、水分補給は成功しているようで脚に水分が戻っていた。よし!
鼻下から気管に沿って「Brath」を塗り込み、多くの息を吸えるようにする。
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作戦だけはしっかり話し、逃げは全員のるように。
タイム差を稼ぐために逃げたアシストはサクリファイス(自己犠牲)すること。
終盤更に飛び出せばよし。ポイント賞獲得と総合ジャンプアップが逃げの目的。
スタートして萩原さん・大東さんが逃げに乗り作戦通りことは進む。
萩原さんは昨日集団でためたフレッシュな脚で仕事を果たし、後半戦逃げより脱落するも北澤に替わり大役を果たす。
北澤は昨日のダメージがでかくて本日は不調だったが昨日の段階でしっかり役目を果たしている。
大東さんは好調を維持し、逃げの中でナルシマなべさんと争いつつ強調してポイント賞を確定。ボーナスも取り総合3位へジャンプアップ。
作戦通り過ぎて怖い。ワイ名将気取り。
大東さんの強さと2人の死を賭したアシストに支えられ3人ではこれ以上望めない良い結果を出した!
詳しくは大東さんブログをチェック!
2days race in 木島平村 2日目|ヤッシーのロードバイク生活
帰りはナルシマの皆さんと「馬曲温泉」をリピート
ソースかつ丼を食し帰路へ着くのであった…。
謎の集団ストレッチ光線を受信し御座ではじめだすナルシマさんs
急遽2週間前に参戦を決めた木島平2days、それぞれが持ち味を生かし、楽しい遠征となった。
自分はポンコツ役立たずだったが、来年は落車せず総合優勝を目指したいね。
次週、5/27(土)~5/28(金)はTeam Oltreとして美山ロードレースに参加します!
京都美山サイクルロードレース | かやぶきの里を駆け抜ける公道レース。2017年5月27・28日開催!
関西圏の皆様、どうぞよろしくお願い致します。